社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月24日(金)

2010年09月26日 22時35分09秒 | 2010年

  6時起床。今日は休みを取っている方が多く、オフィスは閑散としていた。11時にオフィスを出て、伊勢佐木モールにある文明堂の喫茶室「文明堂茶館ル・カフェ」で早めの昼食。ここの喫茶室は、内装や家具、店員さんの制服に至るまで、全てが歴史を感じさせる。まさに、古き良き喫茶店という感じだ。注文は、パステル3枚とミルクセーキ。パステルは、甘みの強いホットケーキのようなもの(正確には、三笠山の皮)で、1枚単位で注文ができ、ソースもバター・生クリーム・シロップから選ぶことが出来る。今回は3枚注文したので全てのソースを試すことが出来たのだが、バターとの相性が抜群なのは当然として、生クリームが強く印象に残った。市販されているような甘ったるいものではなく、さっぱりしつつも上品な甘みのある生クリーム。おそらく、自家製なのだろう。あまり食べ過ぎるとデブ街道まっしぐらだろうが、ちょっとハマってしまいそうだ。ミルクセーキも濃厚でおいしかったし、またひとつ良いお店を見つけてしまった。

  12時前に関内を出て、神谷町へ。午後から、事業承継に関する説明会に参加する。事業承継とは、要するに経営者の交代のことである。中小企業の場合は、肉親(大抵の場合は息子)への事業承継というケースが多いが、その際にも該当者の育成や効率的な財産(株式等)の移行など、様々な課題が出てくる。また、最近ではそもそも後継者となってくれるような人材がいないというケースも多い。今日の説明会では、中小企業支援において、そのような課題に対する具体的な対応策が数多く紹介され、なかなか興味深かった。一言で事業承継といっても、その方法はなかなか複雑である。とりあえずは、国からの支援策の概要をしっかりと把握することから始めようと思う。

  17時過ぎにオフィスへ戻り、18時から経営セミナーの第2回目。今回は、グループワークなどを交えて、新事業を構想する前にやるべき自社の現状分析の方法について講義がなされた。今日の講師の方は、商業系部門を得意とするコンサルタントさん。そのため、具体例も身近な話が多く、とてもわかりやすかった。話によると、彼女がコンサルタントになろう(中小企業診断士の資格を取ろう)と思った理由は、「実家の靴屋の品揃えがあまりにもダサかったから」というものだそうだ。そして、彼女のコンサルの効果もあって、その靴屋さんは事業の多角化にも成功し、現在も安定した経営を続けているらしい。

  セミナー終了後、デスクに戻って事務処理をしてから、22時前に退社。そのまま、上司と先輩と3人で中華料理屋へ。大皿料理をいくつか注文し、ビール(私はウーロン茶)を飲みながら色々なぶっちゃけ話を聞く。これまで、社内のあれこれについて疑問だったり不思議だなと感じていたことに対して、そうなった理由がきちんとあることがわかった。社内でも、色々なドラマがあるようだ。面白い。

  終電で帰宅。そういえば、同期から誕生日プレゼントを頂いた。ハロウィンが近いということで、キャンディーである。食べ終わった後には、容器(人形)を貯金箱として使えるらしい。本当に、ありがとうございます。これで貯金に精を出します。


後ろにいる足の短い人形は、元からデスクに置いてある。


9月23日(木)

2010年09月26日 22時34分48秒 | 2010年

  9時起床。午前中は、郵便物を出しに出掛けたり、週末の予定を調整したりして過ごす。今週末は泊まりで静岡へ行く予定(1日目はサッカー観戦、2日目は仕事の延長)だったのだが、急遽キャンセルすることになったので、切符の払い戻しや宿泊予約のキャンセルなどを行った。

  午後からは、友人たちと池袋へ。西武百貨店やPARCOを見て回ったものの、またもや何も買わなかった。自分で言うのも何だが、なんで私たちはこんなにウィンドウショッピングが好きなのだろうか。その後、地元に戻ってファミレスで夕食。友人から真剣な面持ちで諭されることがあり、いろいろと考えさせられた。


9月22日(水)

2010年09月23日 00時06分47秒 | 2010年

  6時起床。郵便不正事件を担当していた主任検事が逮捕された件については、本当に驚いた。不正を追求する立場の検察が証拠を捏造したなんて、裁判手続きの根幹が揺らぐ事態である。しかも、上層部もそれを見て見ぬ振りをしていたというのだから、もしかしたらこれまでもそういうことが組織的に行われていたのかもしれないと疑いたくなる。こんなことがまかり通っていては、誰でも犯罪者に仕立て上げられてしまう。彼らは、自らの行為が被疑者の人生にいかに大きな(悪)影響を与えるかということを、真剣に考えるべきだろう。

  午前中に、日頃業務で協力し合っている独立行政法人の職員さんの訃報が届く。直接先方の所長さんがいらして伝えられたらしく、応接室から先輩が泣きながら戻ってきたので驚いたが、確かに私にとってもショックな知らせであった。しかも、何の前触れもない突然死だったとのこと。明け方急に頭痛がすると言い出して、救急車を呼んだが間に合わなかったそうだ。彼はまだ40前で、お子さんもまだ小さい。先日の飲み会で、嬉しそうにお子さんの写メールを見せて下さった時のことが、鮮明に思い出される。心より、ご冥福をお祈り致します。

  今日も、ひたすらオフィスで事務作業に没頭した。おかげで、肩は凝るし腕は筋肉痛になる。また、今日は業務の合間を縫って、先輩に昨日購入したネットブックの初期設定をやって頂いた。ワードやエクセル、パワポなども入ったし、職場のメールとも同期させた。セキュリティも問題ない。バッテリーが4時間ちょっとしか持たないのが少しネックだが、間違いなく今後仕事の上で強い味方になるだろう。帰りの車内でさっそく色々といじってみたが、キーボードも打ちやすいし、処理スピードも文句ない。おかげで、通勤時間を有効に活用することが出来そうだ。


強力な相棒を手に入れた。

 


9月21日(火)

2010年09月21日 23時49分44秒 | 2010年

  6時起床。今日も、午後に2時間内部の新人研修を受けた以外は、基本的にひたすらパソコンに向かっていた。国からの受託事業に関する事務処理は、一段落したと思うたびにまた新しい案件がどっさり追加されてきて、いたちごっこ状態になっている。しかしまあ、焦っても仕方がないので、優先順位をきちんと見極めて、効率的に業務を進めていこうと思う。昼食は、「Pizzeria Osteria Farina」のピザランチ。

  勤務終了後、先輩に付いて来て頂き、横浜のビックカメラでミニノートパソコン「HP Mini210」を購入。今がちょうど製品のリニューアル時期ということで、値下げに値下げを重ねた本体価格は24000円だった。前々から、通勤の車内で使えるような持ち運び用のノートパソコンが欲しいと思っていたのだが、パソコンに詳しい先輩から「今これが買いだよ!」とアドバイスを頂き、思い切って買うことにしたのだ。ちなみに、先輩も先週末に同じものを購入されており、使い心地も良いそうだ。元SEの先輩と、彼女より更にパソコンに詳しいというその旦那さんが太鼓判を押しているのだから、間違いないだろう。各種ソフトのインストールや初期設定も彼女に丸投げさせて頂けるとのことなので、本当にありがたい。これで、明日の帰りには通勤の強い味方が誕生していることだろう。帰宅は21時前。


9月20日(月)

2010年09月20日 23時56分02秒 | 2010年

  7時起床。8時前に家を出て、東京駅08:50発のJR高速バス房州なのはな号に乗り、一路館山駅を目指す。途中、羽田空港あたりまでは起きていたのだが、次に気が付いたのは東京湾アクアラインを通り過ぎた直後だった。館山駅到着は、定刻とほぼ同じ10時50分。


東京駅八重洲口から出発。


館山駅、ちょっと南国の雰囲気が出ている。

  本当は、ちょうど一年ほど前(2009年9月13日)に食べた「金目鯛のぶっかけ丼」を食べようと思ったのだが、この時期は入荷していないとのことで、急遽駅前のお寿司屋「海の花」で「地魚旬鮨」を食べる。カンパチやメダイ、平目などは元々好きなので当然おいしく食べたのだが、一番印象に残ったのはヤリイカである。これほど甘くて美味しいイカは、学生時代のクリスマスイブに行った銚子で食べて以来である。このように、普段なかなか好んで食べはしないものが当たると、何だか得をした気分になる。


「地魚旬鮨」

  館山駅前から路線バスに乗り、富浦駅近くの道の駅「枇杷倶楽部」へ。ここでは、文字通り名産の枇杷を大々的に扱っている。今回は、せっかくなので名物の「びわソフトクリーム」がのった「びわパフェ」と、「びわシャーベット」を注文。正直、ソフトクリームは枇杷の味なのかどうかわからなかったが、シャーベットは美味しかった。しかし、いろいろと食べてわかったことは、枇杷はそのまま食べるのが一番だということである。


一番おいしいのは、添えられている普通の枇杷。

  富浦駅まで15分ほど歩き、内房線に乗って浜金谷へ。駅から歩いて5分ほどで、東京湾フェリーの金谷港に着く。次の船の時間まで少し余裕があったので、しばらく海辺で休憩。やはり、海を見ると気持ちが落ち着く。目に入ってくる景色だけでなく、耳に入ってくる波の音が心地良い。


富浦駅にて。


金谷港から見た東京湾。

  14:20発のフェリーに乗り、久里浜港を目指す。所要時間は40分弱で、そのほとんどを後方の甲板で過ごす。気温は少し高かったが、風が気持ち良い。東京湾フェリーに乗るのは昨年の8月21日以来2度目だが、今日は前回に比べてはるかに乗客が多かった。アクアラインの値下げで経営が厳しくなっているとは聞いているが、休日はまだまだ多くの需要があるようだ。


これからも頑張ってほしい。

  久里浜港から久里浜駅までバスに乗ろうと思ったのだが、少し待ち時間があったことと、バス停に行列ができていたことから、思い切って駅まで歩くことにする。距離は約2キロと大したことはないが、蒸し暑さがかなり堪えた。しかし、道沿いの草花は綺麗だったし、結局バスよりも早く駅に着くことが出来た。


こういう道なら、歩いていても疲れない。

  京急久里浜駅から15分ほどで、汐入に到着。駅前から歩いて5分ほど行ったところに、アメリカンスタイルのレストラン「ハニービー」がある。近年、横須賀では米海軍伝統のハンバーガー「ネイビー・バーガー」なるものをご当地グルメとして売り出しており、それを最初に出したのがこの「ハニービー」である(ここのご主人は元米軍基地のコックさんだったそうだ)。私が入ったのは16時前だったと思うが、本物の海兵隊員さんらしき外国人や常連さんで賑わっていた。そして何より、鉄板で焼く肉の音と香りが食欲をそそる。出てきた「ネイビー・バーガー」は、おそらく挽肉オンリーであろう分厚いビーフパティがまさに「肉っ!!」という感じで、いかにもアメリカンなハンバーガーだった(ちなみに、トマトや玉ねぎもふんだんに入っている)。これを食べてしまったら、マクドナルドでハンバーガーを食べるのが馬鹿らしくなる。


やっぱり、ハンバーガーにはコーラでしょ。

  その後、ヴェルニー公園を散策。ここでは、海軍の基地が見えるだけでなく、英語の指令放送も聞こえてくる。つい先ほどまで米軍の兵士と並んで海軍伝統のハンバーガーを食べていたくせにこういうことを言うのも変な話だが、ここで初めて「米軍が日本に駐留している」ということが、私の中で知識から現実に変わった。シンシア・エンローに言わせれば、横須賀に来てからの私の行動もまた、「社会の軍事化」の一翼を担うものなのだろう。海軍伝統のハンバーガーを喜んで食べたり、かっこいい軍艦を写真に撮ったりすることですら、間接的に軍隊の存在を肯定することになる(らしい)。しかし、確かにそうかもしれないが、美味しいものは美味しいし、かっこいいものはかっこいい。私も既に軍事化されているのだろう。


ここは横須賀~♪

  横須賀駅から横須賀線に乗り、逗子駅で湘南新宿ラインに乗り換えて地元へ戻ってくる。帰宅は18時半過ぎ。今更ながら、今日は私の誕生日である。とはいっても、私自身も友人からのお祝いメールが来るまで、そんなことは一切忘れていたのだが…。そうか、今日でもう25歳か。ついに、四捨五入すると30歳になる年齢になってしまった。ついこの間成人式だったように感じることから考えるに、20代後半の5年間もあっという間に過ぎていくのだろう。ってゆうか(という表現も久しぶりに使う)、誕生日に1人で食べ歩きなんて、残念過ぎる。こんなはずじゃなかったんだけどなー。


この年になってもケーキを用意してくれるとは、ありがたい。