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人生そのものがフィールドワーク。

9月20日(月)

2010年09月20日 23時56分02秒 | 2010年

  7時起床。8時前に家を出て、東京駅08:50発のJR高速バス房州なのはな号に乗り、一路館山駅を目指す。途中、羽田空港あたりまでは起きていたのだが、次に気が付いたのは東京湾アクアラインを通り過ぎた直後だった。館山駅到着は、定刻とほぼ同じ10時50分。


東京駅八重洲口から出発。


館山駅、ちょっと南国の雰囲気が出ている。

  本当は、ちょうど一年ほど前(2009年9月13日)に食べた「金目鯛のぶっかけ丼」を食べようと思ったのだが、この時期は入荷していないとのことで、急遽駅前のお寿司屋「海の花」で「地魚旬鮨」を食べる。カンパチやメダイ、平目などは元々好きなので当然おいしく食べたのだが、一番印象に残ったのはヤリイカである。これほど甘くて美味しいイカは、学生時代のクリスマスイブに行った銚子で食べて以来である。このように、普段なかなか好んで食べはしないものが当たると、何だか得をした気分になる。


「地魚旬鮨」

  館山駅前から路線バスに乗り、富浦駅近くの道の駅「枇杷倶楽部」へ。ここでは、文字通り名産の枇杷を大々的に扱っている。今回は、せっかくなので名物の「びわソフトクリーム」がのった「びわパフェ」と、「びわシャーベット」を注文。正直、ソフトクリームは枇杷の味なのかどうかわからなかったが、シャーベットは美味しかった。しかし、いろいろと食べてわかったことは、枇杷はそのまま食べるのが一番だということである。


一番おいしいのは、添えられている普通の枇杷。

  富浦駅まで15分ほど歩き、内房線に乗って浜金谷へ。駅から歩いて5分ほどで、東京湾フェリーの金谷港に着く。次の船の時間まで少し余裕があったので、しばらく海辺で休憩。やはり、海を見ると気持ちが落ち着く。目に入ってくる景色だけでなく、耳に入ってくる波の音が心地良い。


富浦駅にて。


金谷港から見た東京湾。

  14:20発のフェリーに乗り、久里浜港を目指す。所要時間は40分弱で、そのほとんどを後方の甲板で過ごす。気温は少し高かったが、風が気持ち良い。東京湾フェリーに乗るのは昨年の8月21日以来2度目だが、今日は前回に比べてはるかに乗客が多かった。アクアラインの値下げで経営が厳しくなっているとは聞いているが、休日はまだまだ多くの需要があるようだ。


これからも頑張ってほしい。

  久里浜港から久里浜駅までバスに乗ろうと思ったのだが、少し待ち時間があったことと、バス停に行列ができていたことから、思い切って駅まで歩くことにする。距離は約2キロと大したことはないが、蒸し暑さがかなり堪えた。しかし、道沿いの草花は綺麗だったし、結局バスよりも早く駅に着くことが出来た。


こういう道なら、歩いていても疲れない。

  京急久里浜駅から15分ほどで、汐入に到着。駅前から歩いて5分ほど行ったところに、アメリカンスタイルのレストラン「ハニービー」がある。近年、横須賀では米海軍伝統のハンバーガー「ネイビー・バーガー」なるものをご当地グルメとして売り出しており、それを最初に出したのがこの「ハニービー」である(ここのご主人は元米軍基地のコックさんだったそうだ)。私が入ったのは16時前だったと思うが、本物の海兵隊員さんらしき外国人や常連さんで賑わっていた。そして何より、鉄板で焼く肉の音と香りが食欲をそそる。出てきた「ネイビー・バーガー」は、おそらく挽肉オンリーであろう分厚いビーフパティがまさに「肉っ!!」という感じで、いかにもアメリカンなハンバーガーだった(ちなみに、トマトや玉ねぎもふんだんに入っている)。これを食べてしまったら、マクドナルドでハンバーガーを食べるのが馬鹿らしくなる。


やっぱり、ハンバーガーにはコーラでしょ。

  その後、ヴェルニー公園を散策。ここでは、海軍の基地が見えるだけでなく、英語の指令放送も聞こえてくる。つい先ほどまで米軍の兵士と並んで海軍伝統のハンバーガーを食べていたくせにこういうことを言うのも変な話だが、ここで初めて「米軍が日本に駐留している」ということが、私の中で知識から現実に変わった。シンシア・エンローに言わせれば、横須賀に来てからの私の行動もまた、「社会の軍事化」の一翼を担うものなのだろう。海軍伝統のハンバーガーを喜んで食べたり、かっこいい軍艦を写真に撮ったりすることですら、間接的に軍隊の存在を肯定することになる(らしい)。しかし、確かにそうかもしれないが、美味しいものは美味しいし、かっこいいものはかっこいい。私も既に軍事化されているのだろう。


ここは横須賀~♪

  横須賀駅から横須賀線に乗り、逗子駅で湘南新宿ラインに乗り換えて地元へ戻ってくる。帰宅は18時半過ぎ。今更ながら、今日は私の誕生日である。とはいっても、私自身も友人からのお祝いメールが来るまで、そんなことは一切忘れていたのだが…。そうか、今日でもう25歳か。ついに、四捨五入すると30歳になる年齢になってしまった。ついこの間成人式だったように感じることから考えるに、20代後半の5年間もあっという間に過ぎていくのだろう。ってゆうか(という表現も久しぶりに使う)、誕生日に1人で食べ歩きなんて、残念過ぎる。こんなはずじゃなかったんだけどなー。


この年になってもケーキを用意してくれるとは、ありがたい。


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