社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月11日(土)

2010年09月12日 12時59分07秒 | 2010年

  6時起床。朝刊で、郵便不正事件で起訴されていた村木厚子元厚生労働省局長に無罪判決が出たことを知る。報道を見る限り、そもそも検察側が彼女を起訴したこと自体がおかしかったのではないかと思う。しかし、かく言う自分も、起訴当時は「せっかくのキャリアを台無しにして、何やってるんだよ」と有罪を確信していたので、あまり人のことは言えない。厚労省も、無罪が確定次第彼女の復帰を認めるとのことなので、検察側は控訴などしないでほしい。「これ以上私の時間を奪わないで欲しい」という彼女の言葉を、重く受け止めなければならないのだ。

  12時過ぎに家を出て、大宮公園にあるNACK5スタジアムへ清水エスパルスvs.大宮アルディージャの試合(J1第22節)を観に行く。予定より少し早く着いてしまったので、まずは公園内を散策。高校時代に通った弓道場や、デートで歩いた小道、動物園などを見て回る。しかし、中でも一番懐かしかったのは、大宮公園駅から公園に向かう途中にあるラブホテルである。高校1年生の頃、当時まだ童貞だった私は、弓道の大会などでそのホテルの前を通る度に、「早くセックスしてみたいなー」と若さ故の焦りと期待で悶々としていた。今となっては、青春時代の甘酸っぱい思い出である。今日久しぶりにその前を通ってみて、当時の気持ちを思い出し、とても懐かしかった。あの頃は、今述べたような溢れ出る性欲と同時に、愛とセックスをセットとしてとらえるピュアな気持ちも持っていた。まあ、今も理想としてはそうありたいと思っている部分もあるのだが。ちなみに、結局これまでそのホテルに入ったことはない。機会があれば、いつか一度入ってみたいものだ。


ちなみに、こんな感じのホテルです。


今日は、シニアの大会が開かれていたようだ。


お昼寝中


この距離でフラミンゴが見られるなんてなかなかない。

  キックオフは15時。今日のさいたま市の最高気温は34℃だったそうで、実際座っているだけでも汗が滝のように流れてきた。結果は、0-3で敗戦。スコアを見ても一目瞭然だろうが、内容は私がこれまで観た試合の中で最低だった。終始相手に押し込まれ、決定機も皆無。代表帰りの2人は精力的に走り回っていたと思うが、全体の運動量が圧倒的に少なく、素人目でも「こりゃ負けるわ」と思った。少し細かいことをいえば、やはりヨンセン選手がいない状態で4-3-3のシステムを維持するのは難しいように感じた。この攻撃的なシステムは、彼が前線で絶対的なポストプレイヤーとして君臨し、かつ積極的なチェイジングを行っているからこそ安定するものなのではないだろうか。代役の長沢選手も頑張ってはいたが、やはり比べ物にならない。また、小野選手がハーフタイムで退いてしまったのも痛かった(怪我でなければいいのだが)。総じて、彼らをはじめとしたキープレイヤーたちの存在の大きさを再認識すると同時に、それが欠けた時のもろさ、選手層の薄さを痛感させられた試合だった。しかし、今日の試合に関しては、選手たちを批判する気にはなれない。今日のように応援しているだけで頭がクラクラするような気候の中で、前の試合から中2日しか経っていない選手たちに軽快な動きを求めるのは、さすがに酷というものだ。気候条件は同じだとしても、普通に考えて中2日のチームと中5日のチームが戦ってどちらが勝つかは明白だろう。ただ、こういう厳しい状況下で勝ち続けられるチームが優勝を手にするというのも事実である。とりあえず、次の試合までは1週間あるので、しっかりと体を休めて、ここからの挽回に期待したい。ちなみに、今日の敗戦によって、私の今年の無敗神話が崩れてしまった。今年は、これまで観に行った試合で負けていなかったのに。悔しいなー。


クソ暑いんですけど…。


試合前の練習


審判も、きちんとウォーミングアップをします。


大宮のマスコット「アルディ」


アウェイにも関わらず、エスパルス側は満席。


NACK5はサッカー専用スタジアムなのでピッチが近く、選手たちの声も聞こえる。

  また、今日は隣の席に家族連れが座っていたのだが、彼らは小野選手のファンなだけでエスパルスのことはよく知らないらしく、「今日は小野は出ますかね?」に始まり、「なんで今日はヨンセンはベンチなんですか?」「左SB(児玉新)はなんで全然オーバーラップしないんですか?」「中盤のキーマンって誰ですか?」などと質問攻めにあった。仕舞いには、後半から小野選手に代わって入った山本真希選手について、「山本?どんな選手なんですか?」という始末。「清水の宝」と呼ばれている選手も知らないで、よく「エスパルスファンなんですよー」なんて言えたものだ(私は、未だに自分をサポーターと呼ぶのには抵抗がある)。サッカーというのは、誰かと観ても面白いが、1人で観るのもなかなか面白い。試合中の2時間、誰にも気を遣わずに試合に没頭できるというのは、なかなか良いものなのだ。だから、元々気心の知れている友人たちと一緒に観に行くのは大好きだが、1人で行った時に知らない人から話しかけられるのは大嫌いだ。今日は、試合内容だけでなく、観戦環境もよろしくなかったのである。

  帰りに大宮のビックカメラへ寄り、デジカメのケースを購入する。随分前からケースのフックの部分が壊れていて、かなり不便だったのだ。今回は、エスパルスの試合直後だったこともあって、オレンジ色のケースを購入した。最近は、何でもかんでも迷ったらオレンジ色の物を選んでいる気がする。


デジカメケースをデジカメで撮影するというのは、なんか面白い。

  帰宅後は、ここ数日間の日記を更新しながら、テレビで日本ハムvs.ソフトバンクの試合を観る。ダルビッシュ投手のボールがキレまくっていて、日本ハムファンとしては最高に気持ちの良い試合だった。彼は器用だから、持ち前の多彩な変化球を駆使して相手をかわすピッチングをすることも得意だが、やはりストレートで押すピッチングのほうが様になる。