現在、私のケアに関わってくださっている介助者のお一人に、ワーキングホリデーで1年間日本に滞在中の台湾の正看護師さんがいます。4月からこのお仕事を始め、12月初めには帰国予定です。ケアに関しても熟練していて、受ける側としてもとても安心感があります。
台湾語(中国語・繁体字)、英語を話し、日本語も勉強中です。これからの日本にとっても大切にすべき人材だと思います。
が、ワーキングホリデー期間終了後、このまま日本で働けるチャンスは極めて少ないのです。
台湾の場合、技能実習制度の2国間協定もなく、EPA(経済連携協定)もない。介護分野における特定技能ビザの要件には「1年以上の実務経験」または「実務経験1年未満の場合日本語能力試験N2」というのもありますが、「実務経験1年」を積むためのビザすらない、という状況です。
フィリピンで15年間ロングステイしていた時に感じていたもどかしさがふつふつとよみがえってきました。フィリピンと友好関係にる世界の国々の中で、フィリピン人ケアギヴァーを受け入れないのは日本だけ…でした。
それと同様に、今回の台湾の正看護師ヘルパーさんのケースも、大変もどかしさを感じます。
日本がかつて台湾に対して何をしてきたか、を考え合わせてみるにつけても残念で仕方ありません。
「・・・やはり、日本は日本…。」
外国人にとってはなかなか厳しいですね。いろいろな意味で…。
外国人にとってはなかなか厳しいですね。いろいろな意味で…。