毎日の供養が勝る

人型をした紙を自分の背中や病気の箇所に当て、教えられ
た呪文を唱えて紙に息を吹き掛ける御まじない修法があり
ます。　神道系の新興宗教や一部の神社でも宮司の一存で
行っている所があります。
この紙を配布元の組織に送り返して御祓いをして頂く事にな
ります。この時に良心的な組織ならば、自分で任意の金額を
振り込むか納める様に指示されます。　
しかし悪質な組織は、郵便によるダイレクトメールで一方的
に人型祓いの用紙と、その効果の宣伝文を送って来ます。
説明文には金銭的な事には触れないでおき、万が一にも困る
人が人型用紙を送り返して来ると、後から数万円を請求して
来る輩もいます。　送り返す人型用紙には、個人情報の明記
が祓いの効果を得る為に必須とあるので、素直に記入して
引っ掛かった人は非常に悩みます。
また、その様な輩は知り得た個人情報をマルチ商法の組織に
売り流しもします。　困っている人、騙されやすい人の個人
データは高く売れる様です。　注意して下さい。

さて、人型祓いの効能は有るのか？
霊的な磁気の観念から考えると、その意味は有ります。
人型にも色々ありまして、一番安価な物は用紙に人の型が描
かれた物に個人情報の明記をしてマジナイを修する物や、
紙を人の形に切り抜いて作成した物を使用する場合、または
藁人形を使用する所もあります。
自分の穢れを人形に託して、代理による消化を期待して自分
自身が安心する暗示のマジナイです。
この人型人形による代理祓いの起源は大変に古く、雛人形
も身代わり祓いの部類に入ります。
縄文時代には、既に土偶などによる呪術用途の形跡がありま
す。肉体による生贄の代わりに、人型の模型を使用した形跡
もあります。

問題は年に数回ぐらい、人型による代理祓いをしたところで、
その霊的効果は薄くて気休め程度です。
日々の生活の中で、自分で迷いの磁気を祓う事が大事です。
先祖供養の短冊は、実は大変に優れた自分の身代わりの
作用をしてくれます。
日に一度でも諸霊を慰める型を現実界で実践していると、
目に見えない世界から自分が受けなければ成らない事が
有りますと、空間に刻んだ供養実績が代わりに災いを受けて
消化します。　短冊がその相殺の場と成ります。
行為の実績の磁気が身代わりに成るとは、現実界の物事の
流れから考えると、非常に理解できないかも知れませんが、
霊的世界とは形が変容した代替作用が普通に起こる世界
です。
自分の色で諸霊を供養する実績があれば、御金が絡む
マジナイなどは不要です。　要らぬ霊的色が憑く元です。

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