近道のヒント

この現実界には、自己の霊性を高めると称する多くの方法が
あります。　どの方法が万人に向いていて、最善な良い影響
を個人にもたらすのか？　どの方法を選択するかが、個人の
人生を左右させます。　
死後の魂の行き先にも影響して、一回の人生どころか個人
の魂の旅にも影響する可能性があります。
１０年、２０年と個人が実践した場合、その個人の人生がどの
様な人生を歩んでいるかを見れば、その方法の正邪は客観
的な判断が出来るでしょう。
しかし、今の世の中にある方法は、個人が１０年も続かない
方法が大半ですし、数年でメッキが剥がれるものが占めてい
ます。

釈尊は、断食と瞑想を死ぬ寸前のギリギリまでトコトン遣り抜
きました。しかし、最後まで心にある宇宙と一体と成る感覚を
得られませんでした。　釈尊でも瞑想修行では駄目だったの
です。
修行を諦めた釈尊は既に動く体力が無く、木陰で薄れいく
意識の中で静かに死が訪れるのを待っていました。
そこに通りがかったのが、最下層のカースト身分である働く
一人の女性でした。　女性は、ぼろぼろに痩せこけた釈尊を
見て、とても可哀そうに思いました。
女性の仕事は牛乳を運ぶ仕事でした。牛乳を少しでもこぼし
たりすると運搬先での計量で分かり、ムチで打たれるか、
または賃金が引かれました。　女性は釈尊を見捨てる事が
出来ずに、ムチ打ちを覚悟で釈尊に一杯の牛乳を飲ませて
立ち去りました。
働く女性の慈悲に触れた釈尊は、その後にポンと内在する
宇宙に溶け込みました。　その女性も、その後に絶対の安心
の境地に自然と至りました。　

これは伝承とは少し違う、私の感じる女性スジャータの物語
です。
普通は釈尊ばかりに注目がいきますが、私はこの女性に
大いなる悟りのヒントが有ると感じます。
極端ですが、働く人から慈悲を受けると、受けた者は成仏しや
すく成るのです。
グルジェフも、労働と覚醒を同じ線上に置いていました。
精神世界で楽に飯を食う人間は馬鹿にすることでしょう。
しかし、この無骨な関係は、現実界で現れている神様の意思
から判断すると正しいのです。それは、この社会は働く人達に
より支えられていると言う事実からです。
労働には色々とあります。専業主婦も向上心を持てば大変な
重労働です。家賃で生活する人も、それなりの苦労と心労が
あります。働けない人も、身近な人に自分が出来る事をする
事は、立派に働いています。
逆に言えば、専業の有料霊能者は死者を成仏させる事は絶対
に出来ません。死者を縛り付けて封じ込めているのです。
霊性が低いので、この事に気が付く事も出来ずに看板を上げ
ています。

先祖を可哀そうに思う気持ちから、働く子孫が行う感謝の
先祖供養は、先祖と縁ある霊を成仏させます。
そして、その反映を受けて働く子孫も自然に何かが目覚め
て行きます。　釈尊とスジャータとの間で起こった事の様に。
釈尊でさえ単独では悟ることが出来ず、他人との触れ合いに
より悟ったのです。
しかも、その相手は霊的な先生ではなく、求道とは無関係な
庶民であり、その悟りをもたらしたカギは慈悲心だったのです。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

人類の　５％　運動を広めたいです。
　  　
応援して下さる方は、この３箇所をクリックして下さい。
クリックして現れるランク一覧の中から伊勢白山道を押してね。
初めての方は、まずCATEGORYの「初めての方へ」、先祖供養については
BOOKMARKの「短冊と線香による先祖供養ダイジェスト」をお読み下さい。
読者のコメント欄には、大いなる学びが有りますので必読です。

クリックは毎日してね！