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2024年の気になる科学トピックス6選 2024/01

2024-01-14 23:20:59 | 気になる モノ・コト

2024年の気になる科学トピックス6選
  Esquire より 240114 

2024年に少しでも希望を見出したいのであれば、目前に迫ったこれらの科学的トピックスをぜひチェックしてください。


⚫︎アルテミス2
 人類は半世紀以上も月を訪れていませんでしたが、2024年には大きな一歩が踏み出されるでしょう。NASAの「アルテミス2号」が11月に打ち上げられると、宇宙飛行士が月を周回するのは1972年のアポロ17号以来となります(ただし2024年1月現在、「数カ月の遅れが生じる可能性がある」と報じられています)。

 4人のクルーは3人のアメリカ人と1人のカナダ人で構成され、このミッション「アルテミス2」は月面に人類の月面着陸を目的としたアルテミス計画の第2弾になります。

「アルテミス2号」の10日間の飛行は、スペース・ローンチ・システム(SLS)と宇宙船「オリオン」、そしてその他のNASAの深宇宙探査能力をテストするもので、成功すれば、このミッションは人類の月面再着陸に向けて大きく前進することになるでしょう。そして、「月の裏側を経由」にも期待したいところです。


⚫︎CRISPRが主流に
 約13年前から広がったゲノム編集技術「CRISPR(クリスパー。Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeatsの頭文字をとったもの)」の開発により、ゲノム編集治療の実現まであと一歩のところまで来ています。

 この技術は、遺伝性疾患と闘うためにゲノムとDNAを編集するというもの。2023年12月には、アメリカ食品医薬品局(FDA)が鎌状赤血球症に対するCRISPR治療をアメリカで初めて承認しました。2024年はCRISPRによる治療の受け入れが、ぐっと拡大するでしょう。

FDAは2024年3月にも、βグロビン(非常に重要なヘモグロビンの構成要素)の産生に影響を及ぼす血液疾患である、βサラセミアを対象としたCRISPR療法を承認する見込みです。また、専門家によれば、FDAの承認はコロナ禍と比べると現在は過去の水準まで回復しており、他の治療法に関するFDAの承認も目前に迫っているようです。


⚫︎蚊と蚊で戦う
 アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が蚊を「世界で最も命を奪う動物」と呼ぶのには、理由があります。それは、毎年70万人近くの死者を出す疾患の一因になっていることがわかっているからです。

 蚊が媒介する感染症から守るために設立された非営利の活動団体「World Mosquito Program」は、2024年に病気の蔓延を防ぐのに役立つとされるボルバキアに感染させた蚊を数十億匹ブラジルに放って、それに対抗しようとしています。これには高熱、発疹、関節痛を引き起こし、ときには死に至ることもあるデング熱の蔓延を特に抑えることが期待されています。

 というのも、ブラジルは2022年に人口10万人あたり約1104.5人のデング熱患者を記録し、2023年にはアメリカ地域で最も多いデング熱患者数を記録しているからです。
 このように変化させた蚊は、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、黄熱など、蚊が媒介する他の病気の抑制にも役立つ可能性があります。


⚫︎北アメリカ大陸日食
 2024年4月8日(月)は、北アメリカにとって大きな宇宙の日となるでしょう。メキシコの太平洋岸で午前11時7分(太平洋標準時)に始まるとされる皆既日食は、大陸を横断し、7年前にアメリカを魅了した日食に匹敵するほどになるということ。
 その経路は、「テキサス州を通過し、オクラホマ州、アーカンソー州、ミズーリ州、イリノイ州、ケンタッキー州、インディアナ州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ニューヨーク州、バーモント州、ニューハンプシャー州を経て、メイン州を通ってグレート・ホワイト・ノースへと向かう」とされています。

 次に北アメリカで日食が見られるのは、2044年だそうです。今回の日食を見逃しくたくない人は、観測用メガネの用意をお忘れなく!


⚫︎アメリカで、太陽光と風力がついに石炭を上回る
 産業革命を支え、現在は環境問題の一因となっているエネルギー源は、2024年についにその終焉を迎えることになりそうです。アメリカでは、風力と太陽光が石炭を900億キロワット時上回る見込みになっています。これはアメリカ史上初めてのこと。

 この画期的な出来事はソーラーパネルの爆発的な建設ラッシュによるところが大きく、これによって2024年に37ギガワットが追加され、太陽光発電量は40%近く増加する見込みです。
 大規模な洋上風力発電所であるマサチューセッツ州沖のヴィンヤード・ウィンドは2024年1月2日(火)に稼働し、同じく最大級の発電所となるロードアイランド州近郊のサウス・フォーク・ウィンドも2024年内の稼働が見込まれています
 また2024年には、バージニア州のドミニオン・エナジー社がバージニア沿岸で洋上風力発電所の建設を開始する予定であり、176基のタービンを備え2026年に稼動すれば、「この種の発電所としてはアメリカ最大となる」と言われています。
 これは正しい方向への一歩ではありますが、「温暖化がもたらす最も悲惨なインパクトを回避するためには、2024年以降さらに多くのことに取り組む必要がある」としています。


⚫︎AIの進歩(そして待ちに待った規制)
 2023年の大きな話題と言えば、AIのかつてない台頭です。特に頭一つ抜け話題になったのはOpenAIの「ChatGPT」だったのではないでしょうか。

 2024年には、その勢いがさらに増す可能性があります。AIが携帯電話で気軽に使えるようになれば本当に爆発的な普及が見込めるでしょう。また2024年のパリ・オリンピックでは、AIを搭載した監視システムの技術力が発揮されるはず。さらにアメリカの選挙では、AIが生成したコンテンツが頭痛の種になりそうです。
 ですが、この容赦ないAIの推進は厳しい規制にも直面し始めることでしょう。2023年末、EUではAIに関する新たな規則を可決し、10月にはバイデン大統領がアメリカにおけるAIの安全な開発に関する大統領令を可決しています。
 2024年は、議会がこの問題を取り上げることになりそうです。


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Translation & Edit / Satomi Tanioka
※この翻訳は抄訳です

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