goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

🔋パナソニックが安定した発電性能と業界最高の発電効率を実現した純水素型燃料電池を発売 202111

2021-11-14 22:03:00 | 気になる モノ・コト

パナソニックが安定した発電性能と業界最高の発電効率を実現した純水素型燃料電池を発売
  @DIME  より 211114


 パナソニックは、高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池を開発し、業務用途をターゲットに発売を開始した。

 近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速しており、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラルの実現を目指すという宣言が、世界各国・地域で出されている。
 この実現には、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギーの導入が欠かせない。しかし、太陽光や風力による発電は気象条件によって出力が大きく変動し、需要に合わせた発電ができないうえ、余剰電力を蓄電池などに蓄えたり、不足電力を補う仕組みが必要だ。

 そこで、次世代エネルギーとして関心を集めているのが水素。水素は、地上だけではなく宇宙で最も多く存在する元素であり、燃焼や化学反応により熱エネルギーや電力として利用可能で、その際にCO2を排出しない。
 さらに、再生可能エネルギーの余剰電力を用いた水の電気分解により、エネルギーを水素に変換して長期間安定に蓄えることが可能であり、エネルギーの保存性や利活用の観点からも大変優れている。このような背景から、水素の急速な普及拡大が予測される。

 同社は、都市ガスから取り出した水素を用いて発電する家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を、2009年に世界で初めて発売。
 以降、10年以上にわたり、発電効率の向上や稼働時間の改善、システムの小型化などエネファームを進化させてきた。同時に、水素社会の到来を予見して直接供給される水素を燃料として発電する純水素型燃料電池の研究開発も並行し、2012年、ゆめソーラー館やまなし(甲府市)での実証を皮切りに、日本各地で実証を重ねてきた。

 今回、製品化した純水素型燃料電池は、エネファームで培った技術を応用。例えば、燃料電池のキーデバイスであるスタックをエネファームと共用化することにより、安定した発電性能と業界最高の発電効率56%を実現。また、本製品は業務用途をターゲットにしているため、家庭用エネファームの発電出力(700 W)の7倍以上となる5 kWに発電出力を強化。
 さらに、複数台を連結制御することで需要に応じて発電出力をスケールアウト可能にするほか、軽量・コンパクトな筐体サイズを生かして、建物の屋上や狭小地などさまざまな設置条件にも柔軟に対応するという。

 なお、今後、パナソニック製純水素型燃料電池に対して「H2 KIBOU」という愛称を使用するとのこと。この愛称は水素社会への希望という意味を込めて名付けられたとのことだ。


関連情報 https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/10/jn211001-3/jn211001-3.html
構成/立原尚子

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 🚶‍♀️…ルネサンスロード…大手筋…観月橋〜 211114 | トップ | 電気自動車(EV)は本当に環境... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿