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老化をストップさせるには自分の気持ちに素直に行動し心を躍動させること 2024/01

2024-01-07 02:02:56 | なるほど  ふぅ〜ん

和田秀樹さんからのメッセージ「老化をストップさせるには、自分の気持ちに素直に行動して、心を躍動させること」
 マチュアリスト 240107  ゆうゆう編集部


 幸せな老後を送るためには「脳の『前頭葉』の老化を防いで、『気』を若く保つことが大事」と話す精神科医の和田秀樹さん。
 そこで、普段の生活で無理なくできる前頭葉の鍛錬方法を和田さんに伺いました。

 こちらもどうぞ。和田秀樹さんが語る「幸せな老後を送るためには、早いうちから前頭葉を鍛えることが大事」

▶︎お話を伺ったのは  
 和田秀樹さん;1960年大阪府生れ。東京大学医学部卒業。
 和田秀樹こころと体のクリニック院長。立命館大学生命科学部特任教授。30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。主な著書に『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『不老脳』(新潮新書)、『わたしの100歳地図』(主婦の友社)など多数。

⚫︎好奇心を大切に、我慢はしない!
「気が若い人は、見た目も体もいきいきしています。この『気』とは、感情であり、ひいては意欲や思考、創造性につながるもの。
 いかに気を若い状態に保つかで、前頭葉の萎縮や老化を抑えることができます。

 好奇心をそそられ興味をもったことには、積極的にチャレンジしましょう。展覧会に足を運ぶ、話題の店で食事する、『推し』の俳優の舞台を観に行くなど、気になることに一歩足を踏み出せば、知らなかった世界に触れられ、そこからさらに別の世界への好奇心や興味が膨らんで自然と気が若返り、脳が活性化します。

 とはいえ、家族や友人に誘われたからと、無理して出かける必要はありません。
 相手に合わせることばかり考えていたら、脳は欲求不満に陥ります。人への不満や愚痴などあれこれ思い巡らすうちに、思考がどんどん悪いほうへ転がって、うつ状態になるのもよくあるケース。
 適度に自己主張をしながら、楽しくつき合える関係を心がけましょう。

 ちなみに、悩みで気持ちが整理できないときは、考えを書き出してみると客観的に見られるようになり、違う考え方が出てきやすくなります」

⚫︎「感情や思考の老化」の防ぎ方
 周囲の目を気にしてやりたいことを我慢していると,感情や思考はどんどん老化します。

「自分の気持ちに素直に行動して生活に感動を呼び込み、心を躍動させましょう」

①若い人とつき合う
 気楽で楽しいからと同年代の人とばかりおつき合いしていると、刺激の乏しい会話になってしまいがち。いろいろな世代が集まるサークルやボランティアなどに参加して、若い人たちともつき合いましょう。今風の考え方や流行している言葉、ファッションなどの知識を得ると前頭葉が活発化し、新鮮な驚きや感動が心を満たしてくれます。

②なじみの店ばかり行かない
 なじみの店は出てくる料理も店の人の対応も予想できて安心ですが、その店しか行かないのは老化特有の、脳の「ひきこもり」状態。
 ときには、新しい店にも足を向け、脳を解放しましょう。高いわりにおいしくなくてガッカリ……そんな失敗もまた刺激になります。「失敗してもいい」という前向きな思考と行動が若々しさを保つ秘訣!

③我慢しない生活を心がける
「我慢強くてまじめで几帳面」といわれる日本人。でも、我慢や過度の節制ばかりしていては、決まり切ったルーティン思考に陥り自由な発想ができません。
 おしゃれでも語学でも、パソコンでも何でも、やりたいことは我慢しないで始めましょう。「周囲に笑われる」「お金がもったいない」などと言い訳していては、老け込む一方です。

④ほめられたら素直に喜ぶ
 人にほめられても、「心にもないお世辞を言って」と否定するのは、脳が老化している証拠。そういう人は、どんなことも悪いほうに受け止めがちで、感情の老化に拍車がかかります。ほめられたらウソでもいいから、素直に喜びましょう。何でもいいほうに受け止める習慣がつけば、しめたもの。前頭葉が鍛えられ、躍動し始めます。

⑤「濫読」のすすめ
 読書好きな人なら誰でも、好みの作家やジャンルがあるでしょう。でもそればかり読んでいる人は要注意! 自分が安心できるものだけを選ぼうとする、脳の老化現象かもしれません。
 読書を脳の老化防止に生かしたいなら、作家もジャンルもあえて決めず、手当たり次第に読む「濫読」がおすすめ。脳に刺激が与えられます。

⑥家族とは「つかず離れず」の関係を保つ
 家族に囲まれた穏やかな生活は大切なものですが、前頭葉への刺激が少ないため、ボケるリスクが高くなります。
 たまには家族から離れて、ひとりで行動を。ひとりで映画を観る、カフェで一休みする、旅行に出る……小さな冒険が脳を活性化します。ひとりだから得られる心地よい緊張感、出合える新鮮な驚きを、存分に味わいましょう。

※この記事は「ゆうゆう」2023年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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