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🦎井守(イモリ)の再生能力が人の再生医療に 18/03

2018-03-21 22:51:33 | 📚 豆知識・雑学
スカパー日経CNBC ガリレオXより
イモリ (井守:赤腹イモリ)イモリ型再生を目指す (筑波大 千葉氏) 再生医療応用とガン治療応用
井守(田んぼの害虫を食し田を守るから名付けられる)
*身体総てが完全再生可能(脳-心臓さえも)更に複数回再生可能 これはイモリしかいない。
たとえば足なら切られた所から1月で再生芽という膨らみができ半年後には完全再生する。
更に実験では目の水晶体切除しても18回再生の記録も。
イモリは無くなった部分から直に完全再生する(再生医療へ)
(人間の場合、胎児の初期状態では再生可能)
再生には幹細胞が必須。イモリ型なら途中から再生なので時間効率よく。
*もう一つの例外、アホロートルは幼生のまま生活し幹細胞が失われないので再生可能だがイモリはそうではない、リプログラミング(成熟細胞がリプログラミングされると赤児細胞に戻り幹細胞機能が復活)で再生、実験例はIps細胞。
*イモリは良性腫瘍は出来るが悪性腫瘍(ガン)が出来ない。
人への応用研究中
*赤腹イモリは絶滅危惧種!(日本固有種)2千年以上前の銅鐸にも井守の絵が。

追補)この再生能力のために必要なNewtic1と命名されたタンパク質が、赤血球に乗せられ体内を運ばれる
更に一部の赤血球のみに発現している事も突き止めた。
 実験的にイモリの肢を切断し、その再生する過程において、Newtic1タンパク質が発現し、毛細血管中において徐々に集積してくる。再生が進み、軟骨が分化するほどの段階になると、集積された再生物質は減少する。
 赤血球の機能には謎が多い。酸素を運ぶ、それ以外に赤血球が何らかの生体機能を担っていることがはっきりと裏付けられたのは珍しい、血液の機能について再考が…

追補2)筑波大学、宇都宮大学、山形大学などからなる「イモリネットワークNNNプロジェクトグループ」は、アカハライモリの包括的な遺伝子解析で、イモリの高い再生能力を説明し得る新奇遺伝子を発見、さらにこれまで知られていなかった赤血球の不思議な行動を明らかにした。
 イモリは、ヒトを含む四肢動物の中で唯一、陸生期にある成体でも高度な再生能力を持つ。この再生能力を理解しようと、今回、イモリに固有の再生遺伝子を探索した。
 まず、アカハライモリの包括的遺伝子データベースを構築。その中で、成体イモリの肢再生過程において発現が増加する遺伝子を調べたところ、一つの新奇遺伝子が発見された。
これをNewtic1と名付けた研究グループは、Newtic1が有尾両生類に特異的であること、Newtic1を発現するのが一部の成熟途中の赤血球であるという驚きの事実を発見。続けて、肢再生過程においては、外傷部の赤血球が新たにNewtic1を発現しながら、集合体を形成して再生芽の先端部に集積することを突き止めた。
 さらに、再生芽に集積するという赤血球の不思議な行動から、成体イモリの赤血球が、一般に知られる酸素運搬以外の何らかの役割を担っていると、その遺伝子を解析。結果、イモリの赤血球は様々な分泌因子を発現しており、肢再生過程においてはこうした因子を再生芽に運び込んでいることが明らかとなった。
 Newtic1が外傷部の赤血球に発現し、その赤血球が様々な因子を再生芽に運んでいるという事実は、Newtic1や運ばれる因子がイモリの肢再生に関わっている可能性を強く示唆するもの。今回の発見は、イモリの再生能力を理解し、ヒトの医療に応用、つながる重要な成果。

💋イモリは両生類、ヤモリ(家守)は爬虫類、どちらも人には益ある生き物。



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