ソビエトカメラ日和

私のソビエトカメラライフや日頃思ったことについて・・・

オプテックが来たよ。。

2007-12-20 23:42:40 | ソビエトカメラ
ウクライナから郵便が届きました
(一番上の写真は貼られていたウクライナの郵便切手)

先日国際的ネットオークションの eBay で落札した光学式露出計のオプテック(OPTEK) です

開けると発泡スチロールの塊の中に(壊れないように出品者が丁寧に梱包してくれていました)
マッチ箱をふたまわり大きくしたくらいの紙箱に露出計が入っていました

で、この使い方を説明したいと思います

円盤状の数字の表がある面を正面にすると
上の方にすりガラスの測光窓があります
ここを被写体の方向へ向けます

で、下の方の白い蓋を開けると
鏡に反射した白い数字が現れてきます
この数字は2, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16 とあります

上から3つ目の写真をみると5.6 までが白くなっています
この場合、5.6 と読み取ります

で、円盤の黒く塗られた数字の部分を 5.6 に合わせます(一番下の写真)
5.6 の下には外から50-10-2 と書かれています
これは外から (晴天ー薄曇り)、(日陰)、(室内)でのシャッター速度を表しています
なので、絞り5.6 のとき、晴天では1/50 秒ということになります
また隣へずれていって絞りf8 では1/25 秒、f11 では1/10 というように読み替えることもできます

ここでフィルム感度が出てきませんでしたが
以上の話はフィルム感度GOST 45 の場合です

この露出計はフィルム感度 GOST45 (ゴスト と読む:旧ソビエト特有の感度単位)の場合用にできています
 GOST≒0.9×ISO ですから、ISO 50 ですね (この露出計の時代はこれくらいが標準フィルムだったのでしょう)
たまたま、晴天のところの数字50 がISO と一致しています

ISO50 以外の感度のフィルムのときはどうするの?ってことですが
そのときはISO感度に近い数字を読み取った数字(上なら5.6) の下にもってくればいいのです

基本的には以前書いた 16/ISO (ISO感度分の16) の法則を踏襲しているようです
この法則は海外のサイトを見ると "Sunny 16 rule" と言われています

(晴天ー薄曇り)に限った場合、シャッター速度を1/ISO にしておけば
露出計の示した数値に絞りを合わせればいいことになります

ちなみに数値の載った円盤ですがただ回転するだけのシンプルなものです
(光の透過には関係しないから当然と言えばそうなんですが。。)
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写真(モノクロ犬)

2007-12-19 20:35:56 | 写真
これは田舎に写真撮りに行った帰り道に
カメラに残ってたフィルムを使うため撮ったもの

帰り道の運転中にみつけた光景ですが
犬に吠えられて人が出てきそうだったので
車の中からさっと撮って逃げました

白い犬は飛ぶし、黒い犬はつぶれてしまうので
プリントしにくかったです
犬小屋の右上後ろの暗部は真っ黒につぶれていますが
引伸しのときの拡大像ではディーテールがしっかり残っていました
フィルムの階調の広さというか深みを実感しました

EXAKTA VXIIb / Tessar 50mm/F2.8
Fuji PRSTO 400 フジブロWP KM3

プリントをスキャナ取り込み
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おはら祭の写真。。

2007-12-18 02:53:26 | 写真
ここのところブログの方に銀塩写真の方を載せていませんでした
日記だけでなく写真発表の場としてもブログをやっていますので
こちらのほうも充実させなければと自戒しています

で、ここ2ヶ月くらいで撮ってプリントした写真を
スキャナでデジタル化しました
プリントの焼きのトーンをなるべく出したかったのでカビネサイズのプリントからスキャンしました
プリントからのスキャンはフィルムスキャンに比べて処理がはやいし
取り込みを400 dpi くらいでやってもモニターで見る分には十分きれいに取り込めるので利点は多いです

50枚近くやったので
これからブログにとくに書くことがない日は、ほぼ毎日、1枚ずつ紹介して行きたいと思います
(近頃ブログの更新頻度が低く、毎日見てくださる方に申し訳ないので。。。)


で、今日の1枚は
おはら祭で撮った踊りの風景です

真っ白な木綿の浴衣が太陽の光に透けて
白さと質感が強調されていたのでおもわずシャッターを切りました
この柄の浴衣が、おはら祭ではオーソドックスなようです

路上に並ぶ影もおもしろいでした

道路のはるか先には小さいながら鹿児島中央駅の観覧車も写っていました

EXAKTA VXIIb / Flektogon 20mm/F4.0
Fuji PRSTO 400 フジブロWP KM3

プリントをスキャナ取り込み

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12月の例会、忘年会。。

2007-12-17 22:24:14 | 写真
16日は、かごしまフォトクラブの今年最後の例会がありました

先日行われた合同写真展やクラブ展の反省をしました
クラブ展の方は、写真パネルのレイアウトが好評だったようです
また、入場者数は6日間で 640 名程と例年より多くの方々に来ていただきました
特別企画展をやったこととマスコミで紹介されたことがよかったみたいです

そのあとは、いつものように持ち寄った写真で合評をしました
私は先月撮った紅葉の写真とおはら祭のモノクロ写真をもっていきました
カラーを出すのはひさしぶりでした
モノクロにしろカラーにしろ私の写真は光を意識して撮っているせいか逆光が多いようです

例会が終わると、クラブ展の打ち上げと忘年会を兼ねて
会員でさかな市場へ飲みに行き、おおいに盛り上がりました

ここでは焼酎はたいてい黒霧島がメインなのですが
今回は珍しく、赤霧島という紫芋で作った焼酎が入ったということで
それをだしてもらいました

写真は忘年会の会場ですが
奥に写っているデジタル一眼は、熊副先生のNIKON D300 (最近出たばかりの)です
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光学式露出計 OPTEK 。。。

2007-12-13 20:42:31 | ソビエトカメラ
いままで、写真を撮るときは
”(16/ISO) 感度分の16”をもとにした脳内露出計に頼っていたため、とりわけ単体露出計というものを使っていませんでした
ネガフィルムは非常にラティチュードが広いので
この方法でとくに大きな問題もありませんでした
(ポジでもたいていこれでいけますが。。。)

(※ 感度分の16とは・・・・
シャッタースピードを 1 / ISO感度 に設定したとき 快晴 で絞りがf16が適正露出というルールです)

例えばISO400 のフィルムで快晴ならシャッター速度1/400 秒で絞りがf16 で適正露出になるのですが、毎日が快晴とは限りませんよね
なのでこれを基本にして以下のようにして被写体の明るさにあわせて露出を変えていくわけです
被写体の明るさが曇りなら
快晴→晴れ→明るい曇り→曇り
と3段ずれるので
絞りを3段開いてf5.6 にするか、

16/400 → 11/400 → 8/400 → 5.6/400

シャッター速度を3段分遅くして 1/50 にすればいいのです

16/400 → 16/200 → 16/100 → 16/50

もちろん絞りとシャッター速度を組み合わせてトータルで3段分露出を大きくしてもかまいません

16/400 → 16/200 → 11/200 → 8/200 というふうにね。

ここで絞りを優先するか?シャッター速度を優先するか?は被写体と状況によりますね
あとは被写体の状況に合わせて露出を微調整することもあります

またこの分数では簡単な "約分みたいな" ことをすると同じ露出(EV 値)での絞りとシャッター速度の組み合わせもわかります

22/100 = 16/200 = 11/400 = 8/800 = 5.6/1600 という感じにね。。
(ちなみにすべてEV 値は16 です)

”感度分の16” についてさらに詳しく知りたい方は
ググッてみてください(Google などで検索してください)リンクを貼ってますのでここをクリック

被写体を見て瞬時に露出の計算をしなければならないので
けっこう頭の体操にはなります
ボケ認知症防止には役立つと思います


とくに必要性は感じていなかったものの
今回、はじめて単体露出計なるものをeBay で落札してしまいました

落札したのは、旧ソビエト製の露出計、OPTEK (オプテック)です
1950 年代のものになります

普通、露出計といえば、セレンやCdS などの受光素子で
被写体の明るさを電気信号に変換してそれを表示するしくみになっていますが

このOPTEK は、光学式露出計とだけあって電気回路が全く入っていません
光の透過度が違うガラスがならべてあり
どこまで光が届くかで露出を決めるといった原始的な構造になります

これが以外としっかり露出を言い当ててくれるという噂を聞いていましたし
珍しいもの好きもあり買ってしまいました
また送料込みで$20 くらいと格安だったのも理由です

古い露出計はたいてい、受光素子の劣化がおこっており
針が動かないか、精度が悪くなっているものです
しかし、光学式だと劣化のしようがないので古いものでも安心して使えます

このへんは、クラシックカメラでも共通のことが言えますね
電気回路が入ったカメラは古くなるとたいてい使えなくなりますが
構造がプリミティブなカメラは古くなっても使えるし、故障してもすぐ直せたりします


OPTEK の詳しい使い方に付いては、商品が届いてからブログに載せる予定です。
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第14回 県高校写真展。。

2007-12-11 19:55:54 | 写真
宝山ホールの地下で開催中の
高校生の写真展を見てきました

まず第一印象ですが、会場が暗いです
蛍光灯はつけてなく、作品に遠くからスポットライトが当ててあるだけ
ひじょうに見にくく、細部は見えません
これでいきなり見る気がしなくなりました

ぱぱっと見てまわったのですが
半分以上はモノクロの手焼きでした
写真の基礎から勉強するという点では格好の教材ですね

前回と比べ若い感性を感じる写真は少なかったです
そういう写真に限って入賞していなかったり。。。

審査員は知っている方だったのですが
入賞している作品は審査員好みがあからさまに出ている感じでした

14 日金曜日までです。
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いま欲しいカメラリスト。。

2007-12-11 19:36:00 | カメラ
クラブ展の最終日に、メンバーでモノクロ仲間のM さんが
1台のカメラを見せてくれました

ぱっと見たところまだクラシックカメラとは言うには新しいコンパクトカメラでしたが
軍艦部のメーターを見て釘付けになってしまいました

NIKON の35Ti というカメラです
メーターはアナログ式で、ピントの距離、絞り、露出などが表示されます
もちろんAF 、自動巻き上げです

自分でピントを合わすことのできないAF 機はどうも好きになれなかったのですが
このメーターのデザインが気に入って欲しくなったのは言うまでもありません

聞くと、28mm レンズのついた28Ti という機種もあるそうです
広角が好きな私にはそちらのほうがいいかもしれませんね

オークションサイトeBay で探すもののリスト入りです

以下に、最近気になっている(狙っている)カメラをリストアップしときます

※デジタル一眼
  該当なし (笑)

※コンパクトデジカメ
  EPSON RD-1 (世界初のデジタルRF機)
   デジタルなのに巻き上げノブがある
   ライカマウント(M,L)レンズが使える
   M8 とともに非常に高価なので半ば諦めています

※最近のフィルムカメラ
  フジフィルム KLASSE W
  CM で中谷美紀が使っているKLASSE シリーズ
  もちろんデザインが好み

  上記のNikon 28Ti

※クラシックカメラ
  Rollei 35 (先日ブログに書いた)

  Voigtlander Superb (スパーブ)
   戦前の二眼レフ
   アンチローライの姿勢を貫いた天の邪鬼な構造が好き
   実はこれが一番欲しい。。。(レッドゾーン入り 笑)

※レンズ・アクセサリー
   Jupitar-12 35mm/F2.8 ロシア製
    Zeiss ビオゴンのコピー
   典型的な対称型レンズでレンズは大半がボディに潜り込み、
   後玉とシャッターの幕面には数ミリの透き間しかなくなる

   外付けのターレットファインダー
   RF機で標準レンズ以外のときに必要

   露出計
   できれば光学式が。。(実はすでに、ポチッと。。。詳しくは次回)
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当番日でした。。

2007-12-09 00:34:40 | 写真
12月8日は午後から、かごしまフォトクラブ写真展の受付の当番でした

1時間ほど早めに行って
カメラをさげて美術館のそばの中央公園へ撮影にいきました
ここは前から撮りたい雰囲気の風景があったのです

撮影を終えて13:30 から18:00 まで受付です
午前はあまり見物客が多くなかったようですが
午後からは写真愛好家の方々を中心に賑わってきました

このブログにコメントをくださるYさんも来てくださいました
彼はRollei 35 を携帯していました
実物を見るのははじめてでしたが思ったよりコンパクトでかわいいカメラです
(いままでアーガスC3 くらいの大きさがあるのかと思っていました)
なんだか自分も欲しくなってしまい新たな中古カメラ病になりそうです

彼とはしばらく写真のことについて話をすることができ楽しかったです


またブログにコメントをくださる isles さんも来てくださいました
彼と会うのも久しぶりでした

いろいろな人と会えたので今日当番でよかったなと思います
(当番でなくてもいただろうけどね)

上の写真は私の出品作品(5点組)です
最近撮ったものから間に合わせに組んだので
ちょっと安易だったかなと思います

写真展は明日までですので
来ていただけるとうれしいです
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ワーキングプリント。。。

2007-12-08 08:10:12 | 写真
12月7日の深夜は暗室でプリントをしました

先月のおはら祭の写真をプリントしていなかったので
それをカビネサイズにプリントしました

前回は全紙への大伸ばしだったので
今回は非常に小さく感じてしまいます

3秒程の露光の後、現像という流れ作業になってしまいなんだか物足りない感じがします(全紙と違い準備や後片付けは楽でいいのですが。。。)
全紙を焼くときみたいなドキドキ感は微塵もありません

しかし、自分の好きなコマが
思いのほかきれいに焼けたりするとうれしいものです

一度カビネくらいでプリントしないと作品にするかどうかわからないので
こうやってコンスタントに小さいサイズでのプリント(ワーキングプリント)をこなしていくのは大切だと思っています
(ベタ焼きはコマが小さいし関係のないコマまでプリントするのでやらなくなりました。スキャナーで代用できるしね)

あとは友人を写したりした写真をあげないといけないので
そのプリントもしました

最近、暗室で焼いたプリントをブログの方にアップしていないので
スキャン(ネガでなくプリントから)しなきゃいけないですね
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クラブ展初日。。

2007-12-06 00:51:44 | 写真
12月4日は、かごしまフォトクラブ写真展の初日でした

昼間、時間があったので顔を出してみました

初日ながらけっこう観客が来てくれていました

また、例年になく新聞社やテレビ局などの方が取材に来てくださいました
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