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大企業で働くということは、一族(株主)に資産を残すために生きる奴隷契約をすることです。②

2018年11月05日 | 子育て論

ユニクロを経営するファストリテーリングが狂ったことをしました。

<柳井正>

「やる前から考えても無駄」=「無能なお前らは、指揮官に素直に従え」

まるで、軍国主義のような思想をお持ちのようですね。


大企業で働くということは、一族(株主)に資産を残すために生きる奴隷契約をすることです。

という過去記事にもありますが、大企業とは、経営者一族のために、一般労働者が人生の大切な時間を労働力に変え、労働時間を拠出して成り立っている構造であると説明してきました。

ユニクロも安くて、高品質な商品が多い為、好きだったのですが、その労働環境は劣悪であることは有名です。

・・・・・・・・・・・・・・・(ベテラン社員が語る、ブラック企業・ユニクロが現場にサービス残業&うつ病を強いる実態 00:03 10/22 2012ココで働け取材班)


「学生には正社員としての入社は勧めません」

 2013年8月期決算での売上1兆円達成予想を発表し、2020年に世界で5兆円の売上を目指すユニクロ。現場社員が長時間のサービス残業で次々と鬱を患って休職し、使い捨てられるように退職に追い込まれていくなか、「泳げない者は沈めばいい」と“沈める宣言”をしてきた柳井社長は、店舗で違法状態が横行し社員が健康を害する現実を直視することなく、『現実を視よ』という書籍まで出す倒錯ぶり。巨額の広告宣伝費で抑え込まれたメディアも沈黙を決め込む。このまま世界中にユニクロ式のブラックな過重労働システムを輸出してしまってよいのか。現役社員に現場の実情を聞いた。(2012年8月期『FRコンベンション』社長メッセージはPDFダウンロード化)

◇アルバイトだったら勧めます
 私は、フリース全盛の頃から在籍している社歴10年超のベテラン社員で、大型店を含む5店舗以上で店長を務めていますので、柳井社長が知らないことも含め、店舗の現場については裏も表も熟知する立場にいます。今回は、ユニクロの労務管理の実態を知っていただくため、正直にお話ししましょう。
 まず、これから入社しようと考えている人に率直にアドバイスするなら、自分が新卒なら今のユニクロは、最初から入社試験も受けません。ただ、アルバイトのほうならば勧めます。学生に欠けている「社会常識」が身につきますから。

 現役社員として、仕事のやりがいは何かと聞かれても、正直、考え込んでしまいます。ガテン系の仕事が基本で体力的にぜんぜんラクではないので、それを上回る将来の目標なり達成感などを得られないなら、単にツラいだけの仕事。以下、詳細にお話ししましょう。


売り場チェック(店長マニュアルより)
 現場はマニュアル化が徹底されているので、個人のオリジナリティーを発揮したい人向けではありません。たとえば店内放送の「マイクのスイッチを入れる」から「マイクを置く」までの動作がマニュアルで決まっていて、テストに出るから覚えないといけない。

 店長になると、さらに厳しさは増します。「新人店長研修」が2日間あるのですが、研修中、机の上に消しゴムのカスを置いたまま休憩に行くだけで「だらしがない!」と怒られるほど。

 「店長マニュアル」では、売場チェックの順番やチェックポイントなども、細かくマニュアル化されています(左記参照)。

◇人件費が説明もなく減らされてる
 やらねばならない仕事と、そのマニュアルを詳細に決めることについては、会社としては理解できるのですが、問題は一言でいうと、サービス残業をやらないと終わらないだけの業務量が課されていることにあります。

 店長含め社員は、月240時間以内の労働(1日あたり11時間弱=これでも十分に多い)で業務をこなすよう求められますが、スタッフの人件費予算が無理やり減らされる傾向にあるなかで、それは私のようなベテランであっても難しい。入社してまだ半年の店長なら当然、不可能です。

 スタッフ人件費は徐々に減らされ、月商によっても異なりますが、売上の5~7%くらいです。

予算の決定に際しては、その根拠の説明を一切受けないためブラックボックスで、本部から振られた売上と人件費予算が、SV(スーパーバイザー=店長の上司で、1つ上のランク「S4」か「S5」の人)を経由して店舗に一方的に送信されてきて、この予算内でやるよう通告を受けます。

 SVは、自分の担当エリア内で予算を割り振る裁量権があり、人件費が少ない月に、多い月から移して増額したり、多い店から少ない店に人件費を移して調整をかけたりできます。

その過程で、スター店長(=S4)は自身のPCが貸与されており、本部からのメールをSVと同様に確認できるため、自分でも調整したり、SVと交渉できます。でも、S2、S3の店長は、ほぼ送られてきた予算に沿って、そのまま運営するだけです。

 人件費予算が一方的に減らされるということは、その分をサービス残業でまかなえと言っているようなもので、会社が利益を上げようと無理やり減らしているだけでは、と思います。

(※もし店長が柳井社長のいうように「経営者」ならば、人件費を増やしても、それを上回る売上高を達成するオプションも選べなければおかしい。経営と一体的と言えないばかりか、店長は労基法の「管理監督者」ですらない可能性が高い。)


◇役割分担できない中小型店が苦しい
 数年前に店長を務めた店では、月商6千~8千万円クラスの標準店で、人件費(=正社員を除く契約社員、アルバイトの分)が30人弱で月400~500万円だけということもありました。毎週月曜に、SVからメールで人件費実績が報告され、1円でも予定をオーバーしていたら追及され、対策を打たねばなりません。

 対策といっても、仕事量を減らせば店が回らなくなるので、スタッフを減らした分は、(いくら働いても残業代が出ない管理職扱いである)店長がサービス残業をしてカバーするしかない。作業が追い付かないとSVからの追及が怖いから、やるしかないんです。

 標準店だと、人件費が500万円強あれば、ましなほう。問題は、平均以下の規模の店です。月商4千万円以下の低月商の店だと人件費が300万円くらいしかない。店の規模が小さくても、やらなければならない仕事の数は、それほど減りません。頭数が減って役割分担ができなくなる分、効率が落ち、負担は重くなります。そうなると、やはり店長がサビ残で補うしかなくなるんです。

 予算の範囲でバイトなど非正規社員を採用し稼働計画を作るのは、店長の仕事。それ以外の店長の仕事は「チェック業務」だけで、作業自体は部下の仕事のはずですが、実際には、店長が作業者にならないと店が回らない。だから、品出しもするし、セールの札戻し(値下げ解除)、レジ締めと、なんでもやります。

※ユニクロの店長は労働基準法の「管理監督者」扱いのため、入社半年後から就任する人もいる新人店長であっても、どんなに長時間働こうが、残業代は支払われない。ほとんど経営者としての権限がない店長は、いわゆる「名ばかり管理職」の疑いが極めて強い。
◇権限あるのはS店長以上
 ヒラの店長は、経営者という感覚は全くないです。権限がほとんどありません。SVと同等の「S4」ランク以上の「S(スター)店長」から上になると、「問題解決会議」などいくつかのミーティングに出席して柳井社長にプレゼンする機会もありますので、まだわかります。SVはその会議に向けて、日曜になると我々店長に「何か意見ない?」などと聞いてきます。

 我々ヒラ店長(S2、S3)は、SVに情報発信することくらいしかできず、経営に対して意見は言えません。やるべきことはマニュアルで決められ裁量権もほぼないので、「名ばかり管理職」が問題となったマックの店長と、何が違うのかわかりません。バイトの人件費を減らすほうの権限はありますが、上限が低くて、そもそも足りていない。

※店長の管理監督者性について、マクドナルドの「名ばかり管理職」判決(=末尾より判決要旨PDFダウンロード可)では、以下のように、経営者と一体的立場ではないと判断され、未払い残業代など約750万円の支払いを命じているが、ユニクロの事例は、これに酷似している。

「店長は、クルーを採用して、その時給額を決定したり、スウィングマネージャーへの昇格を決定する権限や、クルーやスウィングマネージャーの人事考課を行い、その昇格を決定する権限を有しているが、将来、店長等に昇格していく社員を採用する権限はないし、アシスタントマネージャーに対する一次評価者として、その人事考課に関与するものの、その最終的な決定までには、OCによる二次評価のほか、三者面談や評価会議が予定されているのであるから、店長は、被告における労務管理の一端を担っていることは否定できないものの、労務管理に関し、経営者と一体的立場にあったとはいい難い。」
「店長は、店長会議や店長コンベンションなど被告で開催される各種会議に参加しているが、これらは、被告から企業全体の営業方針、営業戦略、人事等に関する情報提供が行われるほかは、店舗運営に関する意見交換が行われるというものであって、その場で被告の企業全体としての経営方針等の決定に店長が関与するというものではないし、他に店長が被告の企業全体の経営方針等の決定過程に関与していると評価できるような事実も認められない。」

 結局、店長にとどまらず、店長代理(J3)など下のランクの社員にもサービス残業を横行させ、少ない人件費で何とかやりくりさせているわけですが、そもそも終わらない業務量を課している時点で、ユニクロがサービス残業を現場に強要しているのと同じだと思います。


◇退勤を切ってからのサービス残業
 新入社員は、半年後には店長になる人もいるのですが、赴任すると、その店に以前からいるベテランの先輩たち(J3=店長代理、および準社員やアルバイト)がサビ残を普通にやっていることが多いため、ベテランスタッフにシフト表を作らせると、特に人手不足になりがちな小型店では、店長のシフトがデフォルトで最初から「朝7時~22時」に設定されていることが多いです。

 もちろん店長が労務申告する時間は別で、月240時間に収まるように、途中から出勤するか、途中で退勤したことにします

・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

やはり、ディスカウントをしているお店、EDSLP(エブリデイセイムロープライス)、ハードディスカウントを採用していると、売上に対しての人件費は10%以下で経費コントロールしないと、利益が出ません。

ユニクロに関しては、人件費を5~7%に抑えているため、徹底的な経費管理をしているということになります。

私たちが、安くて良質な服を買えるのは、こういった徹底した経費管理がされているからです。

しかし、こうした経費管理の裏には、社員、正社員のサービス残業によって成り立っていることが、この記事からわかります。

「店長含め社員は、月240時間以内の労働(1日あたり11時間弱=これでも十分に多い)で業務をこなすよう求められます」

とありますが、明らかに労働基準法を違反しています。

「一日8時間、ひと月40時間、一か月160時間」

この程度のルールも守れない企業がファーストリテイリングの実態です。

このような長時間残業をさせても、人件費にダメージがかからない要員、それこそが新卒社員などの正社員なのです。

さらにユニクロの労働実態について見ていきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・(ユニクロ 「離職率3年で5割、5年で8割超」の人材“排出”企業 01:29 05/06 2012ココで働け取材班)


「新卒で入社し、給料をもらって、多くを学ばせていただいた会社です。小売業界の特性上、また、企業として利益をあげて成長する為に、仕方がない面もあります」

 5年以内に同期入社の8割超が、主に体や心の異常から辞めていく、という人材「排出」企業・ユニクロ。レジのリードタイムから挨拶の言葉ごとのお辞儀角度まで事細かに決める徹底したマニュアル化で、人間が工場の機械のように精密に動くことを求められつつ、過酷な長時間拘束と「絶対なくならない」サービス残業で実労働が300時間を超える月も。「有休は毎年20日ずつ捨てる」という休みなき環境で、肉体的に疲弊していく。上からは「内部監査」、下からは「ホットライン」の監視ストレスで精神的にも疲弊。昨年まで4年超にわたって在籍し、複数店舗で店長も務めた元社員に、「そこまでやるから儲かるのか」という納得の仕組みについて、詳細に聞いた。

◇「絶対になくならない」サービス残業
 私は大学卒業後、新卒採用で入社しました。同期は約400人いましたが、3年目には既に半分以上が辞めていて、5年目には50人残っていないくらいになっていました。つまり、5年離職率は8割超にもなります。他の代は分かりませんが、大差あるとは思えません。

「サービス残業は、絶対になくならない。これは賭けてもいい。」 

 

 辞める人は多いですが、「人材輩出企業」とは到底言えません。

次の仕事で活躍している話はあまり聞かないし、ステップアップで前向きな理由から辞めて行くわけではなくて、「体や心を壊して」という辞め方が圧倒的に多いからです。体調不良や鬱で何カ月も休職する人が、知っている範囲でも、同期で10人はいました。「えっ?この人が?」っていう意外な人が倒れちゃう。

 まず、サービス残業を含め、拘束時間が長いんです。サビ残は絶対になくならない。

これは賭けてもいい。やらないと店が回らないんです。

現場の実態としては、午前11時オープンの店で早番だと、朝8時には出勤して、閉店が21時なので、だいたい21時半までは現場にいます。つまり、1日14時間拘束がざらにある。

 店長の評価者にあたるSV(スーパーバイザー)に何か言われたとき、店のことは全て店長が把握していなければいけないルールなので、部下から聞く二度手間の時間を作るよりも、自分で現場にいて把握したほうが効率がいいんです。

 17時半が定時ですが、PC上で退勤ボタンを押してから、普通に仕事を続けます。

月の労働時間が上限240時間と決められていて、超えると始末書を書かされる。

まともに21時半までつけたら毎日4時間ずつ残業になってすぐオーバーしてしまうため、自分で打刻時間を調整します。調整できる仕組みになっていて、「239時間59分」で出す社員もいます。

 実際には11~12月の繁忙期など、普通に実労働が月300時間を超えますので、時給を計算したら、店長でも700円台でした。

店長になりたて(=「S2」ランク)だと額面で30万円台には乗らず、手取りだと25万円前後。

これを320時間で割ったら、781円になります。下手するとアルバイトより安い。

もっとも、ボーナスが別にあるわけですが。

 外のカフェに一回ふらっと行ってから戻ってきて、ボランティアとして働く店長もいます。

SVとしても「自分が通ってきた道」なので、見逃すしかない。発見したらSVの上司にあたる「リーダー」に報告しなきゃいけないルールなので、知っていても、見ないふりをする。会社としても、分かっていて黙認しています。打刻時間を調整できる仕組みになっていますし、そもそも有休を消化すると店が回らなくなる業務量が設定されていますから。

 有給休暇は権利ではなく「努力目標」とされ、従って、消化しないのが当たり前。

半年で10日ずつ貯まって、貯められる上限の40日間に張り付く3年目からは、ほとんどの社員が半期で10日ずつ有休を捨てているのが実態です。

有休を使っても店が回る業務量に設定するのが会社の義務ですが、実際には有休を全員が消化すると店が絶対に回らない。そのあたりのコンプライアンスは、全くできていません

・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

心が病むわけです。

人生の大半を経営者一族のために捧げているようなものですね。

残業しないと回らない業務量を意図的に設定し、人件費対策で、社員にサービス残業をさせる。

こんな労働が罷り通ってしまうのが、日本企業の実態であり、ユニクロであるのです。

そして、経営者一族の富のために作られた企業であるような役員人事が行われ批難を浴びています。

・・・・・・・・・・・・・・・(<ファストリ>柳井会長「長男と次男が経営者に、ではない」10/11(木) 20:48配信 毎日新聞)

<ファストリ>柳井会長「長男と次男が経営者に、ではない」

 ◇「2人を取締役」人事発表 創業家の経営への関与強まる

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは11日、柳井正会長兼社長の長男一海氏と次男康治氏をそれぞれ取締役に充てる人事を発表した。

11月29日開催予定の株主総会を経て就任する。創業家の経営への関与が強くなり、同族経営色が濃くなった格好だ。

 柳井会長は11日、東京都内で記者会見し、「(自身の)退任は考えていない。必要とされるうちは社長をしたい」と述べ、当面は退任しない考えを強調した。世襲に向けた準備とみる向きもあるが、「決して2人が経営者になることではない」と否定した。

 同社は同日、2018年8月期連結決算を発表した。中国や東南アジア地域など海外のユニクロ事業がけん引し、売上高は前期比14・4%増の2兆1300億円、最終(当期)利益は29・8%増の1548億円といずれも過去最高を更新した。

 海外のユニクロ事業は、通期の売上高が国内事業を初めて上回った。特に中国や香港などが好調で、海外販売の約5割を占めた。値引きに頼らない販売に転換したほか、Eコマース(電子商取引)の売り上げが伸びた。

 国内のユニクロ事業も増収増益を達成。今期は円安傾向で原価率が上昇したが、保温性の高い肌着「ヒートテック」など防寒着の販売が売り上げを押し上げた。19年8月期の業績予想は、中国などで大規模な出店を継続することや、赤字の米国の営業利益が黒字化することで、売上高2兆3000億円、最終利益1650億円を見込んでいる。【柳沢亮】

・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

どれだけ企業が大きくなっても、同族経営企業なのです。

企業は社会の物だと偉そうに経営者は語りますが、実態は自分たち一族が繁栄すればそれでいいと思っています。

 

若者たちよ、正社員になるな。

フリーターでいいじゃないか?

無尽蔵にサービス残業をさせられて、一生を下らない金儲けのためだけのために生きるのなら

多少貧しくても、ボーナスなくても、贅沢できなくても

バイトを掛け持ちして、自分の時間を切り売りしながら、時間を有効活用して、空いた時間で個性才能を伸ばせばいい。

そう思いませんか?

 あなたが、突然の事故にあい、死ぬ瞬間「たった一度の人生、自分の好きなように生きればよかった。」と思うはずです。

「正社員絶対神話」はもう古いのです。

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