遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

ドキドキリッヂフライト

2011-05-07 21:29:33 | PARAGLIDER
今日はフィールドジョイの長島さんが獅子吼に来られてました(業者の方は伏せ字にしない方がよろしいかと)。獅子吼のフライトコンディションは微妙に渋かったり強風だったり南風だったり西風だったり雨降りそうだったり・・・複雑怪奇。まあ、上手い人はちゃんとトップアウトして楽しんでました。写真は今日一番のハイライト、アドバンス祭り。(笑) 今日の空も濃かったよ。
僕は長島さんという有名人をはじめて見ました。実は、ネットのうわさだけで『調子のいいおっさん』をイメージしてたんですが、ぜーんぜん違って『精悍なスポーツマン』でした・・・プロの。営業トークを調子良くしっかりしていましたが、仕事である以上当然でしょう。わたしゃ、関西人なので売る気満々の営業さんに好感を持ちます(だからカガヤンのファンなのですよ)。たまに獅子吼にちょろっと来て顧客を「気をつけ」で整列させ訓示をたれるエライお方を隣のスクールで見かけますが、買ってもらう側なのに威張ってるおっさんからは何も買う気が起きませんな(それでいて、去年SUP'AIRのハーネスを裏を通して買ったことは秘密だ)。買う側が商品のコスト以上にお金を払うから、売る側に利益が生まれるのですよ。それを間違っちゃいけませぬ。

こんな日は雲の形や風の質をずーっと観察してフライトプランを常に考えてます。1本目はサーマルをなんとか使って北へ走りましたが、天井が海抜680Mというしょぼさ! なんせ地上と上空の温度差が少ないし、風が強いので上昇風を流していく。ジタバタ抵抗したが高度を一旦落とすと復活できずに着陸~。しょうがないね。
2本目は昼食後。穏やかになったと思って入山したらば、西風(海風)が強い。正直、離陸しようかどうか迷ったけども、一緒に入山したO先生はさっさと飛んでった。飛ばずに下山するわけにもいかんなぁ・・・飛ぶ気があれば飛べるしね。ちょいと逡巡しながら様子見をして風が弱まったところで離陸。弱まったといっても強風であることには変わらないのでリッヂフライトと決め込んだ。出てすぐのテイクオフ前で一発旋回して軽くトップアウトしてから狭い斜面上昇風を使って高度維持。上昇する風を捕まえたらスピードをギリギリまで落としてそこに居続けるのが基本。こうやってテイクオフ上空から離れずどこにも行かなければ、いつまでもそこにおれそうな風。でも、まあ、今日のコンディションは変化のスピードが速いのでドキドキしながらの滞空でした。最高で海抜820Mまで上げたよ。リッヂフライトに高度獲得の意味はあんましないんだけどねー。
飛んでる間は風の来る方向の空の様子や身体で感じる風の質とグライダーの動きの変化、五感六感を総動員して観察してました。フライトの潮時を間違えると5年ものの古い2-3機に乗ってる僕は一発でピンチに陥ります。もちろん、滞空以外に写真でも撮ってるしか他にやることないんで、しっかり空撮もしてましたよ。楽しむこともちゃんとしないとね♪

空撮に使ったNIKON P50はホワイトバランスを『曇り』のままで使ったので色かぶりがひどい出来でした。帰宅してからPhotoShopで調整しましたが、ちょっとカメラとしての限界を感じます。不便なカメラでも写りが優れていればいいのですが、写りがたいしたことないのに露出やホワイトバランスを合わせる性能が劣っているのは問題です。さて、どうする?
あ、上の写真は飛ぶ時のバラスト代わりに持ってるNIKON D200 + AF-S NIKKOR 70-300 mm F4.5-5.6G VRで撮影しました。これで2キロ以上あります。w 他に3キロのダンベルを搭載して飛んでます。早くMXC2来てほしいな♪

本日のお酒:BALLANTINE'S FINEST + ESTRATEGO REAL
コメント
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