遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

2人のホッパー博士

2007-08-07 22:31:16 | 大学生活

VS 師匠のエントリーで恩師O先生からのメールについて書きましたが、先々週、O先生にホッパー博士の論文について自分の思うことを書いて返信メールしました。そして先週、O先生から返信をいただきました。その論文がGeneticsに出た時にホッパー博士にお祝いを込めたメッセージをメールするとホッパー博士から返事をいただいたそうで、その文章に出てくる研究者や内容について「お前、知らんか?」というメールでした。
たしか80歳近いはずですが・・・・まだ関西の私立大学で非常勤講師しながら、最新の論文読んで勉強して海外の研究者とも交流があるのはすごいことです。

ホッパー博士というのはジェームズとアニタの2人いまして、このお二人は夫婦です。今回の論文の件はアニタ・ホッパー博士の論文。O先生が酵母のガラクトース醗酵について研究していたころの競争相手がジェームズ・ホッパー博士。若い頃から凌ぎを削ってきた仲です。その頃からホッパー夫妻とは交流があるそうな。アニタさんは研究テーマがちょっと違うのですが、今の僕とは近いテーマなのです。それで、彼女の論文について僕に訊いてきたわけ。ちなみに僕がO先生の研究室の院生時代、博士号を取る論文の審査は偶然にもアニタさんがやりました。巡り巡って再び研究のフィールドで出会えるなんて、世界は狭い! ちなみに僕がテキサス大で働いていた時のボス、ステファン・ジョンストン博士はジェームズさんの弟子でした。世界はすっごく狭い!

本日のお酒:KIRIN 一番搾り
コメント
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