滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

色の持つパワーその5(最終話)

2007年12月13日 | 建築
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人間は、約80~90%の情報を視覚から得ていて、その視覚情報の80%以上が色の情報と言われています。つまり、人が色から受ける影響は大きいという事です・・・。

人は、色の違いによって異なる感覚を持っています。例えば、暖色系と寒色系の色では、心理的に感じる温度差は約3℃、寒色系より暖色系の色の部屋のほうが時間の経過が早く感じられるなどなど・・。また、黒は白よりも約1.87倍重く感じるそうで、この効果を利用してダンボールを白にしたら、宅配便や工場での作業効率が良くなっただけでなく、疲れが半減したという報告もあるそうです。

さらに、個性的な色彩で著名な画家には長生きした人が多く、例えば、ピカソは92歳、ミロは90歳、シャガールは98歳まで長生きしています・・。医学的効果はまだ研究段階ですが、色彩が健康に影響を与えているのではないかと言われています。医療にも、身体に赤や青の光を当てて病気を治す光線療法があり、効果を上げているそうです。

という事で、5回にわたり「色の持つパワー」シリーズをお話しましたが、ひとまず今回で最終話とします・・・。(気が向けば、また復活するかも知れませんけど・・)
みなさんも、色の持つパワーを生かして、生活にうまく取り入れてみてはいかがでしょうか、思わぬ効果があるかも知れませんよ・・・。

ちなみに、画像は「ワイズインターナショナル本社ビル」の事務室です。(ここで働くスタッフは、みんな健康で長生きしてくれる筈なのですが・・・?、と言っても実験のために設計した空間ではありませんよ・・。)





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