ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

ギブアップ

2006-06-25 01:44:29 | Weblog
2月5日から続けていた
「シャンペットプロ」。
マッシュルームのエキスから作った、
腎臓に良いと言われる健康食品。
ここ1ヶ月くらいは1日おきだったけど、
もう10日くらい前から食べさせていない。

2月4日の血液検査で、Bunが前回の2倍以上の80もあって、
あせって、何か下げるものはないかと投与し始めた。
その少し前にすでに購入してあったのだけど、
現物を見てびっくり。
1日2包と書いてあるけれど、1包でも量がかなり多い。
それに試しに差し出してみると、
案の定、ポンちゃんの嫌いな匂いらしく、逃げてしまった。

これを一日2包……。頭をかかえた。
でも、その時は必死だった。
ぬるま湯でゆるく溶いて、スポイトに入れて1日2回、
お口の中にチューと、入れていた。
でも心底嫌いな味らしくて、そのうち口に入れようとすると
ポンちゃんは震えるようになってしまった。
こんなにストレスがあるんじゃ、プラスマイナスゼロかも…。
実際、続けていて、Bunは上がりも下がりもしなかったし…。
でも、Creはどんどん上がっていたから、
本来ならBunも上がるところを抑えていてくれたのかも
知れないが、確認の取りようはない。
何と言っても、「健康食品」だから。

老猫会のmoomamaに、リトルの贈り物をいただいた時に
シャンペットプロも数包いただいて、
「mooちゃんの腎臓が維持できているのは
 これのおかげかも知れない。
 あまり宣伝猫さんになってもいけないので
 それほど公表していないけど、
 先生にも、体質に良く合っているのでしょう、
 と言われている」
というような事をお聞きした。
mooちゃんの腎臓の数値! その時はほとんど正常値だった。
憧れた。
でも、どうやって投与を続けよう…。
いろいろ考えて、錠剤なら何とか飲んでくれることから
シャンペットプロのお薬団子を作る事に…。
少量のリーナルケアと、その頃、知人に勧められた
ハーブチンキの一種「ホーソンプラス」の水分で団子に丸めた。
1包で、直径6~7ミリの団子が4つできる。

それからが、またストレスだった。
ポンちゃんにとっても、私にとっても…。
飲まされるストレス、投与しなければならないストレス。
そのうち、作っている匂いをかいだだけで
ポンちゃんが嘔吐し始めるようになったので、
本猫のいない所で団子を作って、乾燥させて固めて
匂いが弱くなってから飲ませる…などの工夫もしてみた。
それも1日置きに。
それでも、時々、飲んでから嘔吐する事がある。
飲まされる時の狼狽したような顔をみるのもつらい。

もう、思い切ってあきらめた。
次回の血液検査にどう結果が出てくるかわからないけど
とりあえず、シャンペットプロは投与中止。
途中から団子に一緒に入れていたコモンジュニパーは
単独で、お口に入れる事に…。
もともと洗面器で水を飲む事の多かったポンちゃんに
正規の量を溶かしたら、1日100滴くらい必要になってしまう。
それに、最近、循環式水飲み器にしたので
濾過の関係で、そこにコモンジュニパーを入れる事はできない。

ずっと前に、何かに使えるかも知れないと思って買っておいた
「ベック・ドゥー」。
出番が来たようだ。
製品と一緒に説明書がついてくるのかと思っていたら、
このシリンジ風の物だけ送られてきたのだけど、
本当にこういう使い方でいいのかしら?
1ccくらいの水と2滴くらいのコモンジュニパーを入れて、
お口にチューっと、入れてるんですが…。
本当は使い方のコツとか、あるんだと思う。

世の中には、シャンペットプロの味が好きで、
単体でも大量に舐めてくれる猫さんがいるとか、
ハーブチンキを手につけると、
そのまま舐め取ってくれる猫さんがいるとか、
ううっ、うらやましいよー。
いやいや、それ以前に、療法食をそれだけ食べ続けてくれる
猫さんがいるとか、……それが一番、うらやましい。

●6月22日のポンちゃん●

カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 95グラム
                 (3回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 65グラム(2回に分けて)
ロイヤルカナン10歳以上用ドライ 4グラム

●6月23日のポンちゃん●

カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 120グラム
                 (4回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 65グラム(2回に分けて)

●6月24日のポンちゃん●

カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 105グラム
                 (3回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 65グラム(2回に分けて)

●6月22~24日のポンちゃん●

自宅輸液 180cc(24日は温め忘れで足りず160cc)

バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
コモンジュニパー

おしっこ 22日8回(355cc)
     23日7回(365cc)
     24日9回(400cc)
うんち  22日2回、23日2回、24日2回

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6 コメント

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Unknown (Tomcat)
2006-06-26 03:06:35
こんばんは。

今回の記事いちごさんの懸命さがよく分かります。

何とかポンちゃんを長生きさせようと必死の気持ちがとても伝わってきます。

試されてるかもしれませんがカラのカプセル詰めだと味は無くなるのでいかがでしょう。容量でいうとコバルジン一袋400mgで4号だと4個、5号だと6~7個になります。3号だとネフガード粒だと丁度3個入ります。ただ3号だとその子によっては大きいと思います。自分のブログの闘病お役立編の中の作った投薬器の題名の記事に飲ませ方を詳しく紹介しています。ドラもやけに味や舌触りに敏感で味の無い様に感じる活性炭ですらご飯にかけるとソッポむかれてしまいます(笑)それでこのカプセルの早撃ちで唖然としてる間に飲ませてしまっています(慣れると一発10秒かかりません、マイムービーに映像入れています)。

でも、いちごさんあせらないで。この病気、獣医はBUN40になると今日からこの子は腎不全ですみたいな診断するかもしれませんが腎臓など誰でも少しずつ少しずつ悪くなっていくものなので飼い主があせるほど急激に悪化することはあまりないはずだと思います。ところがギッチョンチョン(笑)、医者は急に点滴だの投薬だの開始しますがよほど体調が悪くなければ、先にじっくり原因を取り除くほうが大切のように思います。人の治療はそうなんです。例えば低タンパクの食事だけでも今までより腎臓は楽できる分けですから自分はコレで一年、活性炭でもやはり腎臓は楽できるわけですからコレで一年、と言う感じでのんびり構えてる方がこの病気にはいいのかも知れないって感じてるんです。一編にあせって色々やると訳が分からなくなるし、第一猫ちゃんの体の対応がついて行かないかもしくは一気に楽になって透析開始した人の様に腎臓がお役目御免で機能するのをやめてしまう気がします。

自分の所にコメント下さるねこねこさんのクロちゃんも現在15歳で数年前から腎不全治療していますがたまに点滴などしながら少しづつ少しづつBUNが上昇して今115なんですがモリモリ食べてくれるそうです(笑)つまり猫ちゃんの体がゆっくりの変化なら対応するようなんです。

もちろん自分も含めて飼い主さんなら完治や全快を期待しますが。。。あせるほどろくなことにならない腎不全かな。。。なんて思ってしまいます(笑)

いちごさんが必死なのとてもポンちゃんを思っているのが分かります。そんなんで思わずいつも長いコメントしてしまうんです。よけいなお世話でもポンちゃんが長生きすることの何かお役に立てればいいんです。ほらそんなこと分かってるわよって思うことも新しい発見とかになるときありますから(笑)

自分もそれほどクールに闘病してません。ドラがそばにいないとこで泣いてます。

いちごさんあせらないで、敬具ちゃんは良くなるように祈っています(*^^)v

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Unknown (TAMI)
2006-06-26 12:56:51
いちごさん、薬を止める勇気ってとってもたくさんいりますよね。

もし、これを止めて悪化したらどうしようとかグルグルグルグル考えてしまいますもの。

でも、ポンちゃんといちごさんのストレスがひとつなくなったことは、投薬の効果と天秤にかけるとストレスがなくなったことのほうが大きいような気がします。

サプリでも薬でも輸液でも、止めたり量を減らしたりって一大決心のもとって感じになってしまいますよね。

でもでもきっとポンちゃんが、「そのお薬なくても大丈夫なの」っていちごさんに言っていたんだと思いますよ。

ポンちゃんたらなんておりこうさん♪

毎日いちごさん一家といちゃいちゃして、ずっとずっと元気でいてくださいね。

お約束ですからね。
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アウアウ(T_T) (moomama)
2006-06-26 14:08:17
なんと可愛そうなことをしてしまったのでしょう。

私がうっかり勧めたりしなければ・・・

サプリメントは所詮サプリであって、お薬ではないわけですからここまで介護人も本猫をも苦しめてしまったのでは本末転倒です。

シャンピニオンが好きな猫さんにも二通りあって、mooが大好きだったのはビール酵母が添加されているものの方でした。オリゴ糖添加の商品は甘いのが嫌らしくて、mooも混ぜ込んでも食べてくれなかったんですよ。

それぐらい嗜好には違いがあるのですよね。

ちなみにmooは1日1包しかあげてませんでした。2包ははなから諦めです(笑)

どうぞ力を抜いて 高値安定猫さんを目指してくださいね。



1ccぐらいの水分を取らせるときには 点眼瓶やたれびんも良いと思います。

ホメのレメディの飲ませ方を獣医さん(主治医ではなくて、もう一人往診していただいた先生です)から教えていただきました。レメディは手で触れてはいけないので点眼瓶は広口になるのでちょうどよかったのです。

コモンジュニパーを滴下するにも良いかもしれません。

ぽんちゃん、お薬たくさんで大変ですよね。ずぼらな私は何か増えるとその分勝手に削ってました。今にしてみるとそれで何で腎不全の数値が治まったのだろうか・・・とも思います。





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Unknown (やんちゃひめ)
2006-06-26 23:06:29
数値上昇を目の当りにして「何とかしなければ!」というお気持ちは、手に取る様にわかりますわ。

思えばmomoやんも「なた豆」を飲ませ始めたのは、昨年の6月。

Cre・BUNの上昇がみられ必死の思いで毎日2g投与しました。

団子にして12個という数になりました。

6個ずつ1日2回の投与。

一ヶ月後、Creが下がって手ごたえを感じたんやけど6ヶ月過ぎた頃からmomoの抵抗も激しくなってきて1年経った今では、随分と量も減らしました^^;

男のコは、神経が細い面もあるやろね。

momoの場合は、嫌がるものの嘔吐したり震えたりという事がないから無理矢理でも投与出来てるけど。。図太いのかも^^;

totoの場合やったら同じ様には、できひんと思います。

介護人も結構重圧かかるよね^^;

出かけたりして夜遅くになっても「今日の分飲まさんとアカン・・」って^^;



momoは、シャンペットをフードに混ぜたりふりかけたりするんやけど気にせず食べる日もあるし 気になるのか食べへん日もあったり。



まだまだ続く介護、あの手この手でがんばりなーっ!!

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Unknown (やんちゃひめ)
2006-06-26 23:11:18
がんばりなーっ!やなくて

がんばろなーっ!の間違い^^;

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Unknown (いちご)
2006-06-27 01:51:19
※Tomcatさんへ



いつも親身になっていただいて、本当にありがとうございます。全然よけいなお世話なんかじゃないですよ。すごく励ましていただいています。

Tomcatさんの自作投薬器も前に拝見していて、いざどうしても飲ませられない薬が出てきてしまった時は、これは便利そうって思っていたんですよ。

シャンペットはコバルジンより、ちょっとふわふわした感じの粉なので、1包(2g)のカサで言ったら2倍以上かも知れないです。でも当分は止めてみて、血液検査の結果で「やはり効いていた」という事でない限り、再開しないつもりです。

Tomcatさんのお話をお伺いしていると、Bun40からずっと、皮下点滴を続けてきたポンちゃんて、一気に透析を開始した人と同じかも知れませんね。でも、劇的に数値が下がりでもしない限り、私にはドラちゃんのように、輸液をきっぱり止めたり、減らしたりする勇気がないんです、って言うかそれが出来る判断材料もなくて…。

でも、のんびりかまえる余裕も大事…というのが、今日皆さんにいただいたコメントで再認識できました。普段はそう思っても、2~3日あまり食べてくれなかった…とか、そんな事で動揺して、またすぐにサプリ探しとかに走ってしまうんですよね。

ところでTomcatさんは、ドラちゃんのいない所で泣いてるってほんとですか~? あのお姿でしくしくしてたら、それこそショートギャクになってしまいますよ!



※TAMIさんへ  

 

TAMIさんのおっしゃるように、これがポンちゃんからのメッセージだったら嬉しいです。

ACE阻害薬とかは、始めるのも、始めてしまってから止めるのも一大決心ですが、サプリひとつでこんなにオロオロしてしまう自分って、介護人としての修行が足りないです。

いつも夜中のシャンペットプロ投与の時間になると、これから何が始まるのって言うくらいドンヨリした気持ちになってましたからねぇ。あれは何だったのって、思えるようになりたい!

コモンジュニパーは直接お口にチューにしましたよ。ほとんど水なんで、これは投与が本当に楽。

ハル様、毎日TAMIさんにいろんな物を食べさせてもらって、幸せいっぱいですね。自然の食物のエネルギーで、もっともっと元気になってくださいね。



※moomamaへ



ご心配をかけてごめんなさ~い。たまたまこの記事を書いた後で、moomamaのHPに行ったら、「ブログを始めた方はお知らせください」の呼びかけを見てしまって…。昨日、ブログのお知らせをしたのとmooちゃんのシャンペットの事をすでに書いてあったのは、ものすごい偶然なんです。

moomamaのせいじゃないです。きっとmooちゃんが食べていなくても、どこかで読んできっと試していたと思うし…。

私はmoomamaの明るい介護に憧れていたのに、なぜかやる事が必死になりすぎて、明るいどころじゃなくなってくるんですよね。「食え~、食え~」とか「飲め~、飲め~」とか…、生来の真面目な性格のせいでしょうか(笑)。

コモンジュニパー用にmooちゃん御用達だった、たれびん、ちょうど良さそうですね。ベック・ドゥーは容量が少ないわりに作りがしっかりしすぎていて、洗うのが面倒なんです。

あ、それからお正月頃のmoomamaの日誌に登場した甥っ子さん。うちのご近所なんですよね? めったにあんな事はないと思いますが、もしまた夜中に動物病院に行くような事態になりましたら、私に電話してとお伝えください。喜んで車を出しますよ。いつも遅くまで起きてますから…。



※やんちゃひめさんへ



ありがとうございます。

それにしても、いつも思うのは「なた豆を投与。凄すぎる~!」って事です。ある意味、なた豆って、シャンペットプロ以上の凄いものじゃないですか。それを6ヶ月、2グラム…、朝晩6個ずつですか、めまいがします。

momoちゃんも、ある意味、すごい猫さんなんですよね。きっと生命力もすごく強いと思います。

抵抗しながらも、本当はのまされてる理由はわかってるのかも知れないですね。

これからも、やんちゃひめさん&momoちゃん・なた豆バトル、がんばってくださいね~。
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