今日でちょうど半年。
ポンちゃんが慢性腎不全と
診断されたのが、昨年12月12日。
光陰矢のごとしと言うけれど、
この半年を長かったと感じる。
もちろんポンちゃんには、できるだけ長生きしてほしいけど。
この半年は私の中で、生活がと言うより心のあり方が激変した。
猫の慢性腎不全に関する知識やフード、薬、治療に関する情報を
理解できているかどうかは別として、とにかく沢山集めた。
ネットにかぶりつきだった毎日。
でも、ネットの存在がなかったら、
今日のポンちゃんの存在も危うかったかも知れない。
ポンちゃんの兄猫を飼っていた人が、2~3年に一度くらい
仕事がらみで会うクライアントの社員の方だった。
6年くらい前に、偶然その方に会ったので何気なく
「猫ちゃんお元気ですか?」と聞いてみたら、
その年のお正月に亡くなったと言う。理由は腎不全。
猫の腎不全というものを、それまで私は知らなかった。
いきさつを聞いてみると、あまりにも水を飲むようになったので、
動物病院に連れて行ったところ、慢性腎不全という診断で、
先生は「猫の慢性腎不全はそんなに苦しいものではないし、
出来る処置もないので、このまま本猫の好きにさせるように」
と言ったと言う。
今、それを聞いたら驚愕するところだが、
その頃の私はそんなものなんだ…と鵜呑みにしていた。
そして、そのポンちゃんの兄猫は何の治療も受けずに
3ヶ月後に亡くなった。とても悔やまれる。
記憶の中にその時の「水をたくさん飲むようになったら腎不全」
という言葉が残った。
同じ血筋なので、ポンちゃんにも可能性があるかも知れない。
でもそれからもずっと、お水はたくさん飲まなかったのに、
昨年の夏の終わりか、秋くらいから回数が多いような気がしてきた。
でも、なかなか病院に連れて行けなかった。勇気がなかった。
たまたま、10月頃に16歳の猫を飼っている友人と会った時に
水を飲む回数が増えた気がする…という話しをしてみた。
すると、その友人も「うちも2年くらい前から、
そんな感じで飲むようになったけど平気だよ」と言う。
それでまた、そんなものかと思って病院に行くのが遅れた。
12月に受診したのは、それまでは信頼していた先生のところ。
お水を飲む回数が多くなった事を話して、体重を計ってみた。
前に来た時より1キロ以上減っていた。
それから、尿検査をすると言う。
看護婦さんの「先生、血液検査では?」という声が耳に入った。
先生の「今から、血液検査したら、何時になると思うんだ」と
答えている声も聞こえた。
病院に着いたのは午前11時くらいだったけど、他に患畜さん達が
いたので、私の順番は12時10分前くらいに回って来た。
これから、血液検査をして結果を出して、説明していたら
12時からの先生のお昼休みに入ってしまうという意味だろう。
尿検査の結果はすぐに出て、糖は出ていなかった。
「糖尿病ではないから、腎不全でしょう」
という、今考えるとめちゃくちゃなやり方で診断された。
そして「フードはこれに変えて、1日2回この薬を飲ませて」
と、ドライの療法食とコバルジンを渡された。
そのまま帰宅したものの、ネットでいろいろ検索してみると、
どうもおかしい。よそのコは、みんな血液検査をしていて、
BUNとかCreとかいう数値が出ていて、それによって
病状を把握しているようだ。
仮に、もしポンちゃんが腎不全だという事は合っていても、
これからの経過をどうやって把握するんだろう?
その先生に対して、ものすごく不信感を感じた。
今までは、確かに良く診てくれているように感じていた。
でも、腎不全猫に対しては治療に積極的でないのかも知れない。
電話をして、看護婦さんに血液検査をしてほしい旨を伝えると、
同意してくれて、また翌日受診した。
そして結果は、やはり腎不全。でも、輸液とかも一切ない。
昨日は一方的にドライフードを渡されたので、
「うちはドライは食べないので困る」と言うと、缶もあると言う。
それで缶の療法食を数個買っただけで帰宅したけど、
もう転院を決めていた。
近くの病院の情報が全然なかったので、ちょっと遠いけど
ネットで2人くらいの人が推薦していた今の病院に決めた。
続けて採血するのはかわいそうなので、1週間後に行ってみたら、
検査結果はほとんど同じで、その場で始めての輸液。
それからも、当面は毎日輸液に来てください…と。
これこそ、ネットで見た皆がやっている治療ではないか。
もしパソコンがなかったら、あのまま食べない療法食をかかえて、
コバルジンだけを続けていたかも知れない。恐ろしい。
ちょっとした回り道もあったけど、
半年後の今日もここにこうして、ポンちゃんがいてくれる。
それをとても幸せな事だと思う。
(写真は山梨の親戚から送られてきた季節の便り・さくらんぼ。
ばあやもりんごもたくさん食べ過ぎて、お腹をこわしました)
●6月11日のポンちゃん●
カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 160グラム
(5回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 35グラム
自宅輸液 180cc
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
おしっこ 7回(435cc)
うんち 1回
●6月12日のポンちゃん●
カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 100グラム
(3回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 55グラム(2回に分けて)
猫公爵ささみ・かつお・チーズ缶 30グラム
自宅輸液 180cc
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
シャンペットプロ 2グラム
コモンジュニパー
おしっこ 7回(415cc)
うんち 3回
ポンちゃんが慢性腎不全と
診断されたのが、昨年12月12日。
光陰矢のごとしと言うけれど、
この半年を長かったと感じる。
もちろんポンちゃんには、できるだけ長生きしてほしいけど。
この半年は私の中で、生活がと言うより心のあり方が激変した。
猫の慢性腎不全に関する知識やフード、薬、治療に関する情報を
理解できているかどうかは別として、とにかく沢山集めた。
ネットにかぶりつきだった毎日。
でも、ネットの存在がなかったら、
今日のポンちゃんの存在も危うかったかも知れない。
ポンちゃんの兄猫を飼っていた人が、2~3年に一度くらい
仕事がらみで会うクライアントの社員の方だった。
6年くらい前に、偶然その方に会ったので何気なく
「猫ちゃんお元気ですか?」と聞いてみたら、
その年のお正月に亡くなったと言う。理由は腎不全。
猫の腎不全というものを、それまで私は知らなかった。
いきさつを聞いてみると、あまりにも水を飲むようになったので、
動物病院に連れて行ったところ、慢性腎不全という診断で、
先生は「猫の慢性腎不全はそんなに苦しいものではないし、
出来る処置もないので、このまま本猫の好きにさせるように」
と言ったと言う。
今、それを聞いたら驚愕するところだが、
その頃の私はそんなものなんだ…と鵜呑みにしていた。
そして、そのポンちゃんの兄猫は何の治療も受けずに
3ヶ月後に亡くなった。とても悔やまれる。
記憶の中にその時の「水をたくさん飲むようになったら腎不全」
という言葉が残った。
同じ血筋なので、ポンちゃんにも可能性があるかも知れない。
でもそれからもずっと、お水はたくさん飲まなかったのに、
昨年の夏の終わりか、秋くらいから回数が多いような気がしてきた。
でも、なかなか病院に連れて行けなかった。勇気がなかった。
たまたま、10月頃に16歳の猫を飼っている友人と会った時に
水を飲む回数が増えた気がする…という話しをしてみた。
すると、その友人も「うちも2年くらい前から、
そんな感じで飲むようになったけど平気だよ」と言う。
それでまた、そんなものかと思って病院に行くのが遅れた。
12月に受診したのは、それまでは信頼していた先生のところ。
お水を飲む回数が多くなった事を話して、体重を計ってみた。
前に来た時より1キロ以上減っていた。
それから、尿検査をすると言う。
看護婦さんの「先生、血液検査では?」という声が耳に入った。
先生の「今から、血液検査したら、何時になると思うんだ」と
答えている声も聞こえた。
病院に着いたのは午前11時くらいだったけど、他に患畜さん達が
いたので、私の順番は12時10分前くらいに回って来た。
これから、血液検査をして結果を出して、説明していたら
12時からの先生のお昼休みに入ってしまうという意味だろう。
尿検査の結果はすぐに出て、糖は出ていなかった。
「糖尿病ではないから、腎不全でしょう」
という、今考えるとめちゃくちゃなやり方で診断された。
そして「フードはこれに変えて、1日2回この薬を飲ませて」
と、ドライの療法食とコバルジンを渡された。
そのまま帰宅したものの、ネットでいろいろ検索してみると、
どうもおかしい。よそのコは、みんな血液検査をしていて、
BUNとかCreとかいう数値が出ていて、それによって
病状を把握しているようだ。
仮に、もしポンちゃんが腎不全だという事は合っていても、
これからの経過をどうやって把握するんだろう?
その先生に対して、ものすごく不信感を感じた。
今までは、確かに良く診てくれているように感じていた。
でも、腎不全猫に対しては治療に積極的でないのかも知れない。
電話をして、看護婦さんに血液検査をしてほしい旨を伝えると、
同意してくれて、また翌日受診した。
そして結果は、やはり腎不全。でも、輸液とかも一切ない。
昨日は一方的にドライフードを渡されたので、
「うちはドライは食べないので困る」と言うと、缶もあると言う。
それで缶の療法食を数個買っただけで帰宅したけど、
もう転院を決めていた。
近くの病院の情報が全然なかったので、ちょっと遠いけど
ネットで2人くらいの人が推薦していた今の病院に決めた。
続けて採血するのはかわいそうなので、1週間後に行ってみたら、
検査結果はほとんど同じで、その場で始めての輸液。
それからも、当面は毎日輸液に来てください…と。
これこそ、ネットで見た皆がやっている治療ではないか。
もしパソコンがなかったら、あのまま食べない療法食をかかえて、
コバルジンだけを続けていたかも知れない。恐ろしい。
ちょっとした回り道もあったけど、
半年後の今日もここにこうして、ポンちゃんがいてくれる。
それをとても幸せな事だと思う。
(写真は山梨の親戚から送られてきた季節の便り・さくらんぼ。
ばあやもりんごもたくさん食べ過ぎて、お腹をこわしました)
●6月11日のポンちゃん●
カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 160グラム
(5回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 35グラム
自宅輸液 180cc
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
おしっこ 7回(435cc)
うんち 1回
●6月12日のポンちゃん●
カリフォルニアナチュラル フィッシュ缶 100グラム
(3回に分けて)
ソリッドゴールド ツナ缶 55グラム(2回に分けて)
猫公爵ささみ・かつお・チーズ缶 30グラム
自宅輸液 180cc
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
シャンペットプロ 2グラム
コモンジュニパー
おしっこ 7回(415cc)
うんち 3回