想いをかたちに

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第三のシフト

2012-01-20 | 講演会・セミナー


皆さんこんばんは。

今日は総合木材建材会社ナイスさんの新春講演会に行ってきました。



まずは元経済企画庁長官 堺屋太一さんの講演がありました。



ここのところの日本は、第三の敗戦だった。

第一は江戸末期。第二は第二次世界大戦の敗戦。

2011の国の補正予算も含めた支出の総額は102兆円、税収は42兆円、

支出の4割しか収入がない状況。

同じような状況は過去に上記の幕末、対戦の敗戦の2回しかない。

敗戦とは、大勢が崩れ倫理観が変わること。

沢山ものを買う持つことから、満足が大きいことへシフトした。

変動が激しい時代、10歩先ではなく1歩先行く経営が求められる。



私達は今、幕末、戦後と同じぐらい激動の時代の中にいるのか

と感じさせられました。また、家に関しては、



今の日本の住宅は急速に陳腐化している。

そもそも家は子孫のために建てるものだったが、

ここのところ子供はその家に戻りたがらない。相続しない。

ただの箱としての家が大事なのではなく、

そこでいかに幸せに豊かな生活ができるかが大事。

家が納戸化している。とも言える。

今の家は子供部屋を作り、子供が出ていくとそこは大抵物置に。

そうなると子供は帰ってこない。

子孫が、他人が住みたいと思える家はなんなのか、

人が寄り付く楽しい家面白い家をつくる、

そうなるように直すことが必要。

高齢者にとっての住宅、産業のあり方も考えなくてはいけない。



日頃から考えている部分ではありますが、

分析からの提言、視点や根拠が面白く勉強になりました。



その後、ナイス社長のお話があり、

最後はメーカー各社の社長(副社長)によるパネルディスカッション。

セイホク、大建工業、TOTO、ニチハ、パナソニック、

三井住商建材、吉野石膏、リクシルのトップの方々。

まず東北に工場があり大地震で被災した社長の表情と言葉からは、

何か感じさせられるものがありました。心からお見舞い申し上げます。

時代をどう読み戦略を立て、何をやっていくのかが聞けましたが、

各社同じように厳しい現状を把握しながら、

どうやっていくかについては各社の考え方、企業ポリシーが出ていて、

私も一経営者として参考になりました。

「不確実な時代だから、生の情報を掴み、

自分で考え自分で実行していく。」という話がありました。

とにかくリアルな感覚と自分 (自分達)。



賀詞交歓会では、日頃お会いできない地元工務店や販売店の社長とお話しし、

地場工務店のしての考えや仕事について、いいお話ができました。



非常に有意義な一日でした。

色々とお世話になりましたナイスさん、シンケンさん、

誠にありがとうございました。
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