今年から赴任された中部森林管理局、鈴木信哉局長の講演会が、
長野県の木材三団体合同セミナーで行われました。
前任の局長からは、山の現状のデータ、
そして、50年生の木が多いが、伐採期ではなく、
もっといい木に育てるために今はまだ間伐期だ。
というお話をお聞きし共感したのを覚えてますので、
今回の局長はどんな方なのか、どんな話が聞けるのか、
非常に楽しみに行きました。
前職まで林野庁、国の中心にいて、
現政権の柱政策の一つ「森林林業再生プラン」をつくった方、
データの解説からでしたが、なるほど、面白い!と思いました。
大事なのは、必ず供給よりも多い需要を起こす事。
供給ばかり考えても、需要がなければ、
山から木を出しても使い道がなければ、
価格は崩れ、経済的に産業として成り立たない。
まずは需要を起こし確保することが大事。
そのために建築用材だけに捉われず、土木(杭、コンパネ)、
家具、建具、梱包など開拓しなくてはいけない。
至極当たり前のことでもあり、データから新しい可能性をしめし、
長野県の林業、変わる予感を感じ、
自分たちも先ずは知ることから、色々なことをしていかなくてはいけない。
と感じました。