想いをかたちに

日々起こること、仕事のこと、気になること、
小さなことから気ままにつれづれに書いていきます。

すべての建築士のための総合研修

2011-02-09 | 講演会・セミナー


皆さんこんにちは。

今日は、建築士会主催で表題の研修会。

最初は、長野県建築指導課の方が、

現在の建築関係法令の改正点、県の指針、緩和措置

について話しがありました。

小屋裏(ロフト)の床面積算定指針や、

構造適合判定指針、既存建物改修における緩和措置などなど、

実例を交え、わかりやすく解説され、

個別には確認審査機関に相談しなくてはいけませんが、

大体考え方がわかり、整理もできました。



後半は、戸建住宅の場合の建築士としての設計の進め方について。

クライアント対応から、プランニング、工事管理、

施工技術、耐震改修、寒冷地の留意点まで。

一連の講習でした。


もちろん、すでに知っている部分が多いですが、

別のやり方など新しい発見もありました。

また、私が考えていた部分、

坪単価表示の不確実さ、そこからくる金額の曖昧さ、

エネルギー負荷少なく快適にする一つの方法が外張り、

寒冷地で施工する時の注意点などなど、

改めて確認できた部分も多々ありました。



後半に関しては、一般の建築主になる方々にも

抜粋して聞いてもらってもいいんじゃないか。

と思う内容でした。



総じて建築士は、建築のプロとして、

研鑽を積み、しっかり聞いたり説明をしたりし、

信頼されて、将来も見据えたうえで、

いい建築を作るという仕事をきっちりやる。

ということだと思います。

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2011-01-26 | 講演会・セミナー
皆さんこんばんは。

今日も、少し足を延ばして、東京へ行ってきました。

今回は、ウキウキワクワクする為の、

そういう組織をつくる為のメンタル的なセミナーでした。



メンタルという、目に見えないものの話しなので、ちょっと、、、

という方もいるかもしれません。

でも、目に見えないもので、重力を信じない人はいますか?

また、私は、高校野球をやっていた時に、

ノーラン・ライアンという、アメリカ大リーグの大投手の、

「メンタルトレーニング」という本を読み、その内容を少し実践し、

最後の夏の甲子園予選では、セカンドでエラーひとつ、

打率.333とそれまでとは比較にならない結果が出ました。

その経験から、ビジネスにおいても、

メンタル(精神面)って、影響するかなぁ。とは考えていました。


ですので、 昨年の事前講演、

そして今日の一日集中トレーニングと参加してきました。

今日は、スタッフ一人と二人で。



朝10:00から夕方6:00まで、昼の時間まで入れて、

8時間の一般的には長いセミナーでしたが、

こんなにずっと集中したセミナーもなかったかもしれまん。

一時間に一回は、自分たちで意見交換をする、ゲームをする、

という時間があったというのもあるかもしれませんが、

やはり内容があったと思います。



その内容とは、簡単にいうと、

いかにずっと、とらわれず、揺らがず、

自分で自分の機嫌をとって、生きるパフォーマンスをあげるか。

いかに今を生きるか。



皆さんも、経験あると思いますが、

子供の頃、何もかも忘れて遊びに没頭する。

その状態でずっと仕事できたら、、、

その精神状態とは何か、どうすれば今でもそうなれるか。

そのトレーニングでした。



ちなみに、このメンタリティー、

また、その為のスキルを持っているのは、

イチロー、宮里藍(最近の)だそうです。(呼び捨てですみません)

この理論を知り、この二人の名前を聞いて、

正直に、なるほど!

と思いました。



それは、どうやるかは、書くと非常に長くなるので、

ここでは書きませんし、

たとえ書いたとしても、おそらくご理解いただけないと思いますので、

まず、私と今日一緒に行ったスタッフで、

実践し共有してみようと思います。



近くにいる方たちは、それを見て頂いて感じてもらえれば幸いですし、

私も、ここで報告できるぐらい、

今日のセミナーで学んだスキルを身につけ、

進化していきたいと思います。
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スローシティー

2011-01-13 | 講演会・セミナー

皆さん、こんばんは。

先日、松筑支部の建築三会、

建築士会、建築士事務所協会、建築物防災協会の、

講演会並びに新年会行われました。



講演会は、都市再生プランナーの久繁晢之介氏。

まず、結論は、

「物が売れるには、「人間関係、文化、物語」が根底(裏)にある。」

でした。

“ 物 ” を “ 街・建築 ” と考えてたら、

その場が賑わうには、そういうことです。

その根底をつくるには、時間がかかります。

時間がかかる=スロー で、

スローシティーの価値観が、認められてきます。



例として出てきたのが、イタリアです。

「食、スポーツ、人を愛するイタリア」

と言われていましたが、私も確かにイタリア行った時、

パスタはじめ、料理はおいしいし、

周りの人はサッカーの話で盛り上がっているし、

私がカフェで一人でいたら、その店の常連さん達に声を掛られ、

みんなと一緒に楽しくお酒飲ませてもらったり。

まさしく先程の言葉ですね。



その街は、ビチェンツァという地方都市でしたが、

みんなが、その街を代表する建築家パラディオについて、

何が自分はどこが好きか、何がいいかを、

熱く語られたのを思い出します。

イタリアは都市史、建築史において大国ですが、

一人一人、自分の街に、誇りを持っている、

その市民の価値観、意識がイタリアのすばらしい街を支えている。

とその時感じました。

 

猿まねまちづくりではなく、

本物のまちづくり(建築・家づくり)は、物語、文化、価値観を、

しっかりしていかないといけない。

即効性の方法はなく、それには時間がかかる。

だから、日本版スローシティーの価値観を作らないといけない。

 

先生のお話しは、自分の体験とあわせ、

勉強になる講演会でした。

「日本で先生がいいと思う街は?」

というずばりの質問があり、

一つあげるとすれば、今は、愛媛の松山だそうです。

なぜか、先生は少しお話ししていましたが、

自分で行って確かめたい気持ちになりました。

いつか行きたいと思います。

 

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青山表参道

2010-12-06 | 講演会・セミナー
こんばんは。

今日は、東京に講演会で出張でした。

師走となると、今年を見返し、来年をよむ。

というセミナーもあります。

今回は、建築関係とかではなく、経済経営的なセミナー。

世界情勢、市場、為替、相場、株価から、

社会の動き、短な価値観の変化、楽しい•••まで、

はじめて参加しましまたが、刺激が多く、

勉強になる講演会でした。




セミナー後には、用事もあったので表参道に。

もうこのイルミネーションの季節。

学生時代以来でしたが、変らず綺麗でした。

変わったと言えば、

「また、一緒にここに来たいな。」と、

子連れの一家をみて思える自分にも家族ができた、

ということと、

素直にそういう感情が湧くようになった、

ということでしょうか。

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信州木造塾 公開講座

2010-10-19 | 講演会・セミナー


皆さん、こんにちは。

先週末、今年度信州木造塾の最終日が、公開講座で行われました。

会場は、長野県松本合同庁舎。

塾生以外の一般の方が50名近く来て頂き、盛況でした。

長野県林務課の木(県産材)についてのお話しと、

建築家 泉幸甫 先生のお話でした。

泉先生は、土壁や和紙といった自然素材を使う建築家として、

チルチンびとに連載もされており、

私も作品はいくつか見たことがありました。



和は、「大和」から。

「大きく和する」という意味合いがある。

素材の調和、風土との調和、

そして、関わる人々(職人など)の強調、和によって生み出される。



というお話しと、



“ カタログに埋没する建築家 ”  という言葉が、印象的でした。



ともすれば、図面上に品番を列記する作業になってはいないか。

“こしらえる”という言葉は、“拵える”と書く。

“その手で、存在させる。”と書く。

建築とはそういう仕事ではないか。



現在、全くカタログを使わず、全てを一から作り出すと言うことは、

性能をこれだけ重視されている中では不可能です。

しかしながら、“拵える”ことを置き去りにし、

そのカタログに振り回されてもいけないと思います。

協力業者さんやメーカーさんには、

「国興のスタッフは皆さん、『なんで?』が多い。」

とか

「そこまで気にする工務店はないです。」

と言われます。

やはり、自分達が設計してつくるものでったら、

色々研究し、納得したものを使う。

またこれからは素材も作り出す、見つけ出す、

ということも必要になるかもしれません。



これからも、“拵える”気持ちを大切に、

また、職人さん、協力業者さん、メーカーさん

皆さんの想いも大切に、“和”をもって、

一つ一つの仕事をしていきたいと思います。
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信州木造塾

2010-09-26 | 講演会・セミナー

皆さん、おはようございます。

昨日は、信州木造塾でした。

講師は、伊礼智先生と土本俊和先生。

 

伊礼先生には、設計の標準化(スタンダードアプローチ)

ついてお話しいただきました。

 

設計の標準化は建築家が嫌がること。

しかし、それは、創造性を奪うものではなく、

創造のベースをつくり、それ以上の新しい挑戦を可能にする。

建築のクオリティーが安定し、

コストを抑えて、質の高い住宅を提供することができる。

オートクチュールもあるが、プレタポルテもある。

 

実例も交え、わかりやすく話していただきました。

標準化したからといって、実例は一緒ということはありません。

それは、一番大きな因子は、”敷地”だと思います。

敷地のどこが一番気持ちがいいのか。

それを中心に、設計のアイディアを出し、

お客様の要望を入れ、まとめていく。

 

私も以前からこの考え方に触れ、共感しています。

実践はなかなか難しいですが、実行していきたいと思います。

 

 

土本先生には、重要文化財の馬場屋敷を中心に、

信州の民家について、解説いただきました。

 

残念ながら、私は会場準備のため、

お話はあまり聞けませんでした。

 

講義の後、馬場屋敷(会場)に移動し見学。

 

9月22日が十五夜だったからか、このようなしつらえがありました。

秋らしい、いい雰囲気でした。

 

以前から、何回か馬場屋敷に入っていますが、

行く度に何かを感じさせられるような気がします。

 

いい建築の勉強になる一日でした。

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雨の東京

2010-09-08 | 講演会・セミナー

皆さん、こんばんは。

今日は日帰りで東京に行ってきました。

久しぶりの雨でしたが、降りすぎです。

写真は、あずさの車窓からの景色。

窓に雨水が勢いよく流れてました。

帰りが心配でしたが、

幸い多少の遅れで帰って来れました。



今年の暑さとともに、異例ずくめの台風、

やはり、気候は変わってきているのかもしれません。

来年も同じような夏かもしれません。

このような酷な環境からどう生活を守るのか。

また酷な環境をどうにかできるのか。

またまた、どう受け入れていくのか。

大きな命題です。
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平成22年 信州木造塾

2010-09-06 | 講演会・セミナー

皆さん、こんにちは。

この週末は、長野県林業センターで、

長野県建築士会主催、「信州木造塾」に参加していました。

この塾は、先代の社長が立ち上げに関わったと言うこともあり、

運営委員としてお手伝いしております。

まず、午前中から強い日差しの中、

今回は、壁ではなく、床の水平面剛性の実験。

構造実験の実験体をつくりました。3体。

実験の講師は、山辺先生。

実験には、信大の五十田研究室の学生さんに、

セッティングから解析までお願いしましたが、

先生に「ここまでできる学生は居ない!」

と言わしめるほど、本当に助かりました。

皆さん、興味津々。

やはり実際に変形、損傷していくものをみると、

音や、その形により、写真ではない、

生の感じるものがあります。

山辺先生曰く、「プロとしてのこの感覚をおぼえろ!」

とのことでしたが、まさしく、その感覚を感じました。

 

そして夜は、検討会(懇親会)。

そこで、夢の対談が。

木質構造の大家、山辺先生と、

木質材料乾燥のスペシャリスト、吉田さんの対決、

ならぬ、対談が実現。

二人が熱くお話ししているところを、みんなが見守りました。

いろいろ話を聞け、楽しい夜は、

あっという間に更けていきました。

 

翌朝は、講義。

山辺先生の講義は、前日の実験の解析と、

木質構造における、床面の意味を教わりました。

皆さん、耐力壁とか構造壁といわれる壁はよく知ってますが、

床面の構造的意味、計算方法などは、あまり詳しくありません。

私も非常に勉強になりました。

漆職人の小林先生には、漆の建築利用について。

様々な利用方法が紹介されました。

床に塗ったり、カウンターに塗ったり、

極めつけは、漆塗りの浴槽もつくっているそうです。

「漆も、一般的な塗料と同じ使い方と考えればいい。」

この一言は、印象に残りました。

 

私は実験材料と図面を担当したので、

うまくいってホッとしたと同時に、少し疲れました。

でも、本当に色々と刺激が多い、いい2日間でした。

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セントレア

2010-07-07 | 講演会・セミナー
今、セントレアです。

これから工務店研修で

鹿児島に行ってきます。

色々勉強してきたいと思います。

ちょっと、空模様、天気が心配ではありますが。
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大阪 と 東京

2010-04-22 | 講演会・セミナー

皆さん、こんにちは。

私の一大イベントまであと数日です。

そんな中、大阪にカスタムハウジングの全国大会で、

行ってきました。

全国大会=勉強会 のコンセプトの元、セミナーが開かれ、

「住宅は金融商品だ」を執筆された鵜澤さんの話を始め、

モーゲージバンクの、最新住宅ローン事情など、

大変勉強になりました。

懇親会では、カスタムの社長はじめ、秋野先生、

そして、全国工務店の方々と話をし、有意義な時間でした。

 

帰りは、朝の飛行機で。

 拡大

この6月からは、まつもと~大阪便がなくなるので

「もうこうして乗ることもないのかなぁ。」

と一抹の寂しさがありました。

 

松本の事務所に帰って、ちょっと打合せをして、

昼過ぎ今度はあずさに乗り、東京へ。

伊礼先生のアトリエで住宅協会のことについて、

新建ハウジング編集長の三浦さん、新建新聞社の大澤さん

と一緒に、お打ち合わせをさせて頂き、

その後、おいしいお酒をそのアトリエで頂戴しました。

拡大

アトリエのいい雰囲気の中、いろいろな建築談義と共に、

いい時間を過ごせました。

先生はじめ、スタッフの皆様、そして、三浦さん、大澤さん、

本当にありがとうございました。

 

コメント (2)
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