想いをかたちに

日々起こること、仕事のこと、気になること、
小さなことから気ままにつれづれに書いていきます。

強さとは

2018-02-07 | 住まい・建築

みなさん、こんばんは

今日の結論

強さは、狙う強さを想定し計算によって確認する

コンピューターを使うとしても、原理原則は手計算で理解する

 

今日は、建築士会の信州木造塾アドバンス編として、

山辺豊彦先生に、1月30日の許容応力度計算に続き、

限界耐力計算について半日みっちりと講義をしていただきました

 

一言で言うと、建築の構造計算についての解説です

通常木造2階建ての住宅では、どちらの計算も義務付けられておりません

弊社では、全棟許容応力度計算をしておりますが、

改めて勉強させていただきました

 

許容応力度計算は、建物の重みなどにより部材一つ一つに生じる力と

地震によって起こる力により、建物が耐えられるかを計算します

限界耐力計算は、地震で建物がどれだけズレるかを検討し、

建物がどれだけ耐えられるかを検討します

 

通常パソコンで行う、構造計算ですが、

その構造計算書を確認する際、どう言う原理で計算されているのか

それが分からなければ、いけません

 

コンピューターはツールで、あくまで人が使うもの

 

構造計算の原理原則を理解すると共に

スマホ含め、人とパソコンの繋がりについて

改めて整理しなくてはいけないと感じました

 

 

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住むほどに良さがわかる

2017-12-05 | 住まい・建築

みなさん、おはようございます

 

『住むほどに良さがわかるです 何も不満がありません』

 

先日、6ヶ月点検でオーナー様宅にお邪魔しました

冒頭はその際、最後にオーナー様から言われたお言葉です

実は点検で何もなかったわけではなく、

なぜかウォシュレットが作動しなかったり

吹付内壁が天井と壁の間に少しヘアクラックが入っていたり、

ということもあったのですが、その有難いお言葉をいただきました

本当にありがとうございます

 

このお宅は松本市街地の狭小旗竿敷地に建てるため

i-works2.0を、2階リビングにし、

伊礼さんにもお許しをいただき建てさせていただきました

 

i-worksは、伊礼智さん設計プロデュースの規格住宅

プランタイプと数種類の仕様から選んで頂き建てさせて頂きます

このお客様は実際、浜松にある完成間近のi-works2.0をご覧になり、

プランや仕様はほぼ決まっているけど、

i-worksのプラン、フォルム、素材が気に入り、お決めいただきました。

設計工事中は、「外構で初めて二人で迷った。」と言われたほどでしたが、

本当にほぼお任せいただきました。

 

規格住宅も1つのいい住まいの形だと、改めて感じさせて頂きました。

注文住宅も規格住宅も、お客様と共に、いろんな形でお手伝いさせて頂き、

お客様に満足頂くことが本当に大事だと考えております。

そのために色々勉強し、 様々な経験と知識、知恵を結集し、

皆様のために、お手伝いをさせていただければと思います。 

というわけで、今日も勉強に行く移動時間中に書いています。

 

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くつろげる場所がある家

2017-10-31 | 住まい・建築

みなさま、こんばんは

先週末、お客様のご好意により

松本市里山辺で完成内覧会をさせていただきました

事前にブログアップができず申し訳ありませんでした

 

ここで聞かれたご来場お客様のお言葉

「なんか、ずっといたくなる。」

 

まさしく、私たちが目指している住宅です

 

今回のオーナー様は、土地から一緒に探させていただき、

市街地に歩いて行ける距離でありながら、

ゆっくりくつろげる内部空間をご提案させていただきました

 

街との距離を生む、回廊と中庭、

そこに面した小上がりの畳コーナー

お気に入りの料理屋のカウンターや、畳ベンチ、

 

いろんなお話をさせていただきながら、形にさせていただきました

現場では、大工さんが一生懸命技をつくし形にしてくれました

お客様、私ども、職人さんの共感があって、冒頭のお言葉がいただけるのだと思います

 

オーナー様、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました

 

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和室の格

2017-10-14 | 住まい・建築



みなさん、こんばんは

よく「二間続きの和室」と言われますが
上座敷、下座敷とそれぞれを呼んだりします
和室には格をつけていることがあります

それを天井の仕掛けや仕上げで表されます

 
例えば天井と壁の間 廻縁の造作
写真では分かりにくいですが、実は天井の竿縁の加工も変えてありました

 
長押などの造作材も、少し節のある無垢材が2番座敷以降には使われたりしています
上座敷は無節を使います
いい無垢材が少なくなり、高騰している現在は、
集成材に無節の単板を貼り付けたものを使ったりします

茶室のわびさびもありますが、
それぞれの座敷、和室はしつらえなどしっかり考えられているものは、
どれもそれぞれに心地いい空間です
一番初めの写真も、一番座敷ではないですが、
心地よく好きな和室でした

みなさんも、今度日本建築をご覧になるときは、
その辺も意識してご覧になってはいかがでしょうか。
 

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“信州の木”建築賞 現地審査二日目

2017-10-13 | 住まい・建築

みなさん、こんばんは

先日に続き、“信州の木”建築賞の現地審査二日目でした
今回、木造の再生案件をいくつか拝見させていただき、
どれもその古いものを生かして使うと言うことへの想いと
その想いから、ハード的にもその運営というソフト的にも、
様々な工夫がされ、本当に建物が生かされておりました
それには費用もかかりますが、素材にこだわった現代の人々の想い、
そして、歴史を重ねて建物が醸し出すものと、
それぞれが重なり、心地いい空間がそこにありました
これはなかなか言葉では語れません
もしお近くに行く機会がありましたら、ご自分で体験して見てください



   

海野宿滞在型交流施設 うんのわ




     

かんてんぱぱショップ 小布施店 

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“信州の木”建築賞 現地審査

2017-10-12 | 住まい・建築



みなさん、こんばんは

本日明日と、“信州の木”建築賞の現地審査に同行しております。
審査委員長は、京都大学教授の五十田先生はじめ、
審査員は、建築士会、建築士事務所協会、建築家協会、構造協会、
のそれぞれから諸先輩の方々が参加され、
私は長野県木材団体連合会の住宅部会長で審査員として、
参加させていただいております。
南は泰阜村から北は小布施の建築まで、計5件を現地審査します。 

今回のテーマは再生、移築や曳家なども含め改修し、
色々な面で工夫し、どう現代社会の中で使われているか見ていきます。
建築基準法や消防法、それぞれの使われる用途によって、
クリアしなくてはいけない法律や規定は多く、
また、構造や断熱性能についても、今あるものをどう補強して、
安心安全、快適性を追求していくか。
再生には新築とは違う様々な工夫が必要となります。

五十田先生はじめ、諸先輩方からも、色々と教えてもらいながら、
一泊二日の大人の修学旅行のような時間を過ごさせていただいております。

一日目は、松本市、池田町、泰阜村の建築を見学させていただきました。
各建築とも、各建物とも心地いい空間がありました。
ぜひ皆さん、行ってみてはいかがでしょうか。 



   

松本市中町蔵シック館




      

大雪渓酒造「花紋大雪渓」






     

泰阜村
観光交流センター
「左京の宿」 

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木の家設計グランプリ2017

2017-09-24 | 住まい・建築

 

みなさん、こんばんは

今年も、谷口工務店主催「木の家設計グランプリ」
協賛企業として参加させていただきました 
テーマは「働く家を考える」

テーマに沿った木造住宅のアイディアコンペですが、
127組の学生が一堂に集まり、個別審査、10選作品によるファイナルプレゼン、
そして公開審査があり、表彰式、懇親会となります。



朝からみっちり、学生も徹夜明けで大変です。
でもみんな一生懸命!
私ども協賛企業もビルダー賞を出させていただくため、
個別審査では、学生に作品の説明をしてもらうのですが、
若々しい、フレッシュな住宅や建築、街に対する思いを聞くことができます。

またそれに対して、設計を勉強してきた先輩として少しコメントをさせてもらうのですが、
それをメモしてくれる学生がいたり、あとで「勉強になった」と言ってくれる学生がいたり、
こちらの方がその想いと姿勢に、とてもいい刺激をもらいました。



ファイナルプレゼンは100名を超える聴衆の前で話をし、
有名な建築家造園家との質疑応答ができる、これは本当にいい経験になると思います。



そして受賞できるできないの喜怒哀楽、
懇親会では憧れの先生と直接真剣に話をしたり、
本当にみんな一生懸命!これが本当に大事だと改めて感じました。

また、学生の皆さんには、私たちのように設計施工でやっている工務店の存在が
あまり知られていないという現実を改めて確認しました。
これをきっかけに少しでも工務店のことを知ってもらい、
将来この業界で一緒に働いてくれたらこれ以上の幸せはありません。 

最後に、谷口工務店谷口社長の挨拶の言葉
「人と人がつながり、いい住宅を建築を、ここに集まったみんなが将来作っていく、
そして、日本をよくする。」

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日本の家

2017-08-12 | 住まい・建築


みなさん、こんにちは
せっかく東京に来たので、現在開かれている

日本の家 1945年以降の建築と暮らし 展

に行って来ました。
その前の日に一緒だった同期から、招待券をありがたく頂戴し、
九段下、日本武道館の対岸にある東京国立近代美術館へ。

内容は、戦後日本の住宅を13のカテゴリーに分けて、展示をされていました。
実物大模型、清家先生設計「斎藤助教授の家」もあり、中に入り体感できました。
写真等では体感はできませんので、非常に貴重な体験です。
低く抑えられた佇まいの良さ、空間の開放感と落ち着きを感じられました。



戦後直後の日本なものを志向したところから、
戦後の爆発的住宅需要に伴い、
住宅で試みられたプロトタイプと大量生産の歴史を
映像で振り返ることができ、
その後のまた様々な挑戦や試みを、
オーナー様インタビューなどの映像を始め、
模型、写真、パネルなどで一気に見ることができました。

改めて、住宅建築の世の中の流れ、
自分が考えてきたこと、そして現時点での答え、

住宅というのは、社会情勢や大きな流れはありますが、
立つ土地の周辺環境があり、住まい手がおり、
その住まい手に価値を提供することができるかが大事だと、
改めて感じました。

東京から、茅野で打ち合わせを一件させて頂き、夜に帰宅。
大変充実の東京でした。
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空間のフォルム

2013-10-28 | 住まい・建築


みなさん、こんにちは。
今回は少し建築的なお話をします。

「空間のフォルムバランス」

開放的な気持ちのいい空間。
そして、居心地のいい空間。

それを作るには、ただ天井を高くしたりすればいい。
というわけではありません。
ただ高いだけでは、縦横のバランスか悪くなり、横が狭く感じたり、
妙に上に引っ張られるような感覚になったりします。

やはりバランスが重要になります。
一番高いところの高さを抑えると、
バランスのいい居心地のいい空間ができます。

外から見た印象と中に入った印象が違う。
広々感じる。というお声もありました。

そのような住宅の佇まい、空間のフォルムを大事にしたいと考えています。

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一級建築士定期講習から

2012-11-09 | 住まい・建築



平成18年12月20日に改正、平成20年11月28日施行された建築士法により、
義務付けとなった建築士定期講習を受けてきました。

朝から講義、そして修了考査まで、ぎっしりの予定です。
テキストをみながら、全国衛星配信される講義を聴きますが、
一級建築士を目指し勉強をしていた頃を思い出します。

その講義の中で、興味を引く部分がいくつかありましたが、
その一つが「健康を維持増進する住宅計画」について。

現在、住環境と人の健康の相関関係について、様々な検証が行われています。



上は「断熱性能の高い省エネ住宅転居後の有秒割合の改善効果(全国1万軒調査)」
出典:一級建築士定期講習テキスト(建築家教育推進機構、日建学院)

断熱性能のよい住宅に住み替えた居住者の
各種疾病にかかっている人の割合が改善されていることが分かります。



上は「住宅の断熱性能向上による健康維持効果の経済価値」
出典:同上

この図は私にとって初めて目にするものでしたが、
健康改善により、医療費と休業損失が軽減される経済価値が示されています。
光熱費の削減効果だけでなく、健康維持、健康保険による経済効果まで。
面白い視点からの考察だと思います。


この初期投資コストを、寒冷地においても
いかに抑えられるかが一つの課題ではありますが、
住宅性能の向上は、快適性だけでなく、省エネ性にくわえ、
健康面・経済性にも寄与できるということです。

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