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中山元国交相、石原新党に合流意向…警戒の声も

2012-10-28 09:34:05 | Weblog
中山元国交相、石原新党に合流意向…警戒の声も 2012年10月26日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121026-OYT1T00520.htm
 東京都の石原慎太郎知事が新党結成を表明した25日、次期衆院選で宮崎1区から出馬を予定しているたちあがれ日本の中山成彬・元国交相は、読売新聞の取材に対して新党に合流する意向を示した。
 日本維新の会など第3極勢力の結集を目指すとする新党の動きについて、県内の政党幹部からは警戒する声が聞かれた。
 中山氏は、石原都知事の表明について「日本を救うしっかりとした政権をつくらなければならない。新党結成を待望していた」と歓迎した上で「(次期衆院選は)新党から立候補する。たちあがれ日本は発展的解消となるだろう」との見方を示した。
 民主党県連の田口雄二幹事長は「タカ派的な発言で一定の支持がある石原氏と、たちあがれ日本の中山さんが一緒になれば勢いが増す」と警戒。「民主党政権の実績を地道に訴えていくしかない」と話した。
 自民党県連の坂口博美幹事長は、石原氏が過去に国会議員を辞職した点などに触れ、「政治家としての責任を全うせず資質を疑う。石原新党が宮崎の無党派層を取り込むことはないのではないか」と語った。
 共産党県委員会の津島忠勝委員長は「都民の思いに反し、暮らしや弱い者を切り捨て、大型事業を進めてきた。国政でも同じことをやるつもりなのか」と反発。社民党県連の鳥飼謙二代表は「尖閣諸島の問題で中国との関係を悪化させた。横田基地の返還など都知事としての公約を実現せずに辞めるのは無責任」と批判した。
 第3極の結集について新党「国民の生活が第一」県連代表の外山斎参院議員は「政策的な立ち位置、構想が分からない段階ではコメントのしようがない。共通のテーマを築けるのか見えてこない」と述べた。
 県商工会議所連合会の米良充典会頭は「政治が停滞している中、これ以上騒がせないでほしい」と冷ややかだった。宮崎市中津瀬町の自営業の男性(31)は「新党でも強いリーダーシップを発揮すると信じている」と期待。同市広島1で農産物直売所を営む男性(40)は「農家の後継者不足を解消してもらいたいが、都会人の石原さんに田舎の気持ちは分からないだろう」と述べた。
 前回の都知事選で石原氏に敗れた東国原英夫氏を支援する都城市の男性(54)は「石原氏が出なければ都知事になっていた。東京に住んでいる以上、出馬したい気持ちは少なからずあるだろう」と語った。




 ん。立ち上がれ日本の現職議員+石原慎太郎+その他寄せ集め なら、単なる保守色の強い政党のイメージですが、中山成彬・元国交相まで加わると一気に極右色が強まってしまい、一番組みたいはずの相手の日本維新の会から敬遠されかねませんし、争点を「尖閣諸島」に絞り込み、中山氏はあえて合流させない方が、新党として幅広い支持を得る可能性が高いと思うんですけどね。
 落選候補や次の選挙で落選の可能性が高い候補などは、次の選挙で威勢を増しそうな勢力にすり寄りがちですが、だからこそ人選は重要。
 中山成彬氏は、自分の主義主張のためなら、自分を抜擢してくれた方(麻生太郎元総理)の顔も平気で潰すような輩だということは、決して忘れてはならないと思います。

 どうしても合流させたいなら、公認なしの無所属で出馬させて自力で当選できるようならば後日公認するという手もありますし、私も現時点での公認は新党のイメージ戦略のためにもあえて行わない方が正解だと思います。

安来市長選 近藤氏が再選 島根

2012-10-27 09:57:06 | Weblog
安来市長選 近藤氏が再選 島根 2012年10月22日 産経
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121022/smn12102202030002-n1.htm
 任期満了に伴う島根県安来市長選は21日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の近藤宏樹氏(67)=無所属=が新人で元市議の勝部幸治氏(53)=同=を破り、再選を果たした。投票率は71・29%(前回71・73%)。
 同日夜、選挙事務所に近藤氏が現れると、詰めかけた支持者から大きな拍手がわいた。笑顔を見せた近藤氏は「ありがとうございます。当選は皆さんのお陰です」と深々と頭を下げ、2度目の当選をかみしめた。
 市長選は、市庁舎の建て替えやそれに伴う県道バイパス問題、今後のまちづくりの在り方などを争点に激しい選挙戦を展開。市庁舎をめぐっては、前回の市長選では現在地での建て替えを主張した近藤氏が当選、議会が了承した計画を白紙に戻した。
 近藤氏は、選挙戦で財政再建や企業誘致、子育て支援など1期目の実績を強調。市庁舎の現在地での建て替えを改めて主張し、「中心市街地を活性化させ、にぎわいを取り戻したい」などと強調した。当日有権者数は、3万4358人(男1万6205人、女1万8153人)。

庁舎建て替え前進に意欲 2012年10月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20121022-OYT8T01471.htm
<安来市長再選の近藤氏 来年度に建設費方針>
 安来市長選から一夜明けた22日、再選を果たした近藤宏樹氏(67)が、同市安来町の事務所で記者会見を開き、今後の展望などを語った。争点となった庁舎問題については、「1歩でも2歩でも前進させたい」と語り、現在地での建て替えに改めて意欲を示した。
 近藤氏は選挙戦を振り返り、「市民の厳かなる審判を得た。身の引き締まる思い」と話した。
 庁舎問題では、市の来年度当初予算案に現在地での建て替えに向けた建設費を計上する考えを示した。
 また、総合庁舎の建設予定地(3・9ヘクタール)だった切川地区の地権者との交渉について、「目的もないのに土地を購入することはできない。相手にこちらの気持ちを分かってもらった上で、角度を変えて説得し、打開したい。どこかで接点を持てないかと考えている」とした。
 また、交渉を進めるため、担当職員や間に入るスタッフを検討したり、ある程度の条件を出したりすることを考える意向を示した。

★島根県安来市 市長選挙結果
当 12695 近藤宏樹(67) 無現
  11587 勝部幸治(53) 無新


 多少投稿のタイミングを逸した感もなくもないのですが、21日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 島根県安来(やすき)市は、鳥取県境に接する人口約4.1万人の市で、市長選は2008年10月から1期4年現職を務めた67歳の近藤宏樹氏に対して、元市議で53歳の勝部幸治氏が挑戦しましたが、
 この選挙は、まさに安来市の民主主義が問われる。4年前、私は庁舎の現在地での建て替え、分庁舎方式を最大の公約として訴え、相手候補に大勝した。主権者の意志が最も重いというのが民主主義の鉄則で、意見が食い違ったときには最終的に仕方なく、数によって決定するのが民主主義の多数決原理だ。
 (市議会は)最も大切な主権者の意志を無視して庁舎問題など、いろいろな問題(の解決)を遅らせてきた。
 私は庁舎問題ばかりに携わっていたわけではない。実質公債費比率を改善させ、企業誘致でも干拓地へのイオンアグリの進出、日立金属への土地提供なども行ってきた。
 子育てに関しても、幼保一体化では公立では県下で初めて安来市が実現させた。介護保険施設の整備率も県下で一番だ。干拓地でのメガソーラー、安来インターでのスマートインターチェンジの敷設など、これからも積極的に行っていきたい。 と訴えた現職の近藤宏樹氏が12695票を獲得し、

 人口減少に歯止めをかけなくてはいけない。そのために産業振興、雇用創出が大切だ。
 行政ができることは、流通コストを下げるため、道路環境を整備すること。切川バイパスを開通させ、安来インターを9号線の大谷坂に直結し、江島工業団地の利便性を高めて新たな企業誘致をしなければならない。
 超高齢化社会に突入した。福祉を一つの産業ととらえ、行政は投資という考え方に立てば福祉が産業となり、雇用を生み出すのではないか。
 もう一つの大きな課題は農業。農家は農地を集積し、コストダウンに努めているが、抜本的な解決になっていない。中山間地域の農業も集団営農といった形でコストダウンを求めなければいけない。余った労働力を、新たに雇用を創出した場で使うという産業間の連携が重要だ。
 東日本大震災以降、地震や大雨に対する心配が広がっている。高齢者の1、2人住まいの家はどれだけあるのか。空き店舗、家屋はどれだけあるのかを調査し、対策が必要だ。
 若い子育て世代にも支援をしなければならない。小学校6年生までの医療費無料化、将来は義務教育の無料化を進めていきたい。 と訴え11587票を獲得した勝部幸治氏

 に1100票あまりの差をつけて(4年前の前回は当時の現職に5000票以上の大差をつけて初当選)かろうじて逃げ切る形で再選をきめました。
 どうもこの安来市。2004年10月に、旧安来市と旧広瀬町・旧伯太町が合併したものの、本庁舎としている安来庁舎は1956年に建設された旧市の建物を引き継いでいて建設から半世紀以上が経っており、建て替え問題で現市長と議会が対立。接戦を制する形で一応の信任を得る形になりましたが、この問題をどう調整していくかが問われることになるのではないかと思います。

志摩市長に大口氏再選 新人・前職3氏破る 三重

2012-10-27 09:40:24 | Weblog
志摩市長に大口氏再選 新人・前職3氏破る  2012年10月22日 伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20121022/news01.htm
 任期満了(三十日)に伴う志摩市長選は二十一日に投開票され、現職大口秀和候補(61)=志摩町和具=が、元市議野名澄代候補(63)=大王町波切=、前職竹内千尋候補(53)=阿児町神明=、元阿児町議長松尾昌男候補(71)=阿児町神明=の三人を下し、再選を果たした。当日有権者数は四万七千十六人(男二万一千七百四十五人、女二万五千二百七十一人)で、投票者数は三万八百五十一人(男一万三千九百七十五人、女一万六千八百七十六人)、投票率は65・62%で、前回より1・05ポイント下がった。
 大口氏は午後十時ごろ、当選確実の報を受けると、同市阿児町鵜方の選挙事務所で集まった支援者らと万歳した。「市民、議会、職員らみんなの力の結晶の結果」と支援者らに感謝し、「いろんな批判をいただき、厳しい選挙だった。市民全員で新しい志摩市をつくっていく。絶対に、この志摩市を浮上させる」と、今後の決意を語った。  旧五町の合併から三回目の市長選で、四年前から持ち越した財政健全化の課題や、東海・東南海・南海連動地震に備えた地震、津波対策が主な争点となった。大口氏は、昨年度、始動した里海創生事業の継続を強く訴え、四年間の実績にも理解を求めた。昨年十二月にいち早く出馬を表明し、連合三重や自治労県支部の推薦も得て、盤石の体制での勝利だった。
 野名氏は大口氏の財政手腕や資質に疑問を唱えて対立色を鮮明にし、街頭演説と口コミ中心の草の根運動を展開して追い上げたが、届かなかった。竹内氏は、公職を離れ地元を出ていた空白期間が長く、出馬表明の出遅れもあり、体制づくりが間に合わなかった。松尾氏は、町議引退から十年近いブランクが響いた。
★三重県志摩市 市長選挙結果
当 13406 大口秀和(61)無現
  8978 竹内千尋(53)無元
  6288 野名澄代(63)無新
  1869 松尾昌男(71)


 多少投稿のタイミングを逸した感もなくもないのですが、21日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 三重県志摩市は2004年10月に浜島町・大王町・志摩町・阿児町・磯部町が合併して誕生した人口約5.3万人の市で、市長選は4年前の前回選挙選で当時の現職だった竹内千尋氏に1400票近い差をつけて初当選をきめた2008年10月から1期4年現職を務めた現職で61歳の大口秀和氏に対して、元市長で53歳の竹内千尋氏、元阿児町議長で71歳の松尾昌男氏、元市議で63歳の野名澄代氏の3人が挑戦する4人による争いとなりましたが、

 市の財政の黒字化や、里海創生事業の成果など、四年間の実績をアピールした大口秀和氏が13406票を獲得して、
 千人規模の雇用創出や市の人件費二割削減といった具体的な公約を掲げて8978票を獲得した竹内千尋氏、
 「市の財政は危機的状況。合併で広げた風呂敷を縮めなくては」「市民の嫌われ役になっても、やらなくては」と訴え6288票を獲得した野名澄代氏、
 国民健康保険証の文字を大きくして、高齢者に読みやすくできないかなど、市に要望活動してきた。「そういう声は、今の市政には届かない。市民の声を吸い上げて反映させる政治にしないと」市民の声が反映される市政運営の実現を訴え1869票を獲得した松尾昌男氏 を制して再選を決めました。

 4人のうち大口氏と竹内氏は8年前から市長の座を争ってきたようですが、旧志摩町長時代の8年前は竹内氏が振り切り、4年前の初代市長選は大口氏が逆転し、今回はその差を拡大。
 「東日本大震災を受けた防災対策の充実と津波被害が想定される神明幼稚園保育所の高台移転」を訴えた元市長の竹内千尋氏ではなく、市民は現職で「財政健全化と防災対策の充実、市民の景気活性化のための稼げるまちづくり」を選んだ大口秀和氏を選びましたが、市内では南海トラフによる大地震で最大26メートルの高さの津波が予想されるなど防災対策が急務。経済活性化や財政健全化・人口減対策の問題も抱える中、再選を決めた大口氏がどう舵取りを取るのかが問われることになるかと思います。

デジタル家電、発売半年で半額に 買い控えを反映 デジカメやパソコン 下落ペース速く

2012-10-25 08:33:47 | Weblog
デジタル家電、発売半年で半額に 買い控えを反映 デジカメやパソコン 下落ペース速く 2012年10月25日 日経
 デジタルカメラや薄型テレビなどのデジタル家電の値下がりが加速している。今春に発売されたモデルの価格は半年間で多くが50%前後下落。5年前は同期間で10~30%で、下落ペースが速まっている。消費者にとって高機能の新製品を安く買えるようになったが、家電メーカーや量販店は利益を稼ぎにくい状況が強まっている。独創性のあるヒット商品が登場しない限り、こうした傾向が続きそうだ。
 日本経済新聞が全国2300店の家電量販店の売り上げ動向をまとめるBCN(東京・千代田)の協力を得て調査した。対象は代表的なデジタル家電で、世帯普及率が7割を超えるデジカメ、薄型テレビ、録画再生機(レコーダー)、パソコンの4品目。
 デジカメは今年3月発売の103機種の価格が平均47%下落した。例えばカシオ計算機の「EXILIM EX―ZS150」は1万8100円から9300円へ5割下がった。一方、昨年3月に発売されたデジカメ全体でみると半年後の値下がり率は平均35%、5年前の07年3月については同15%で、下落幅は年を追って拡大している。
 パソコンは今春発売の68機種が半年で51%、レコーダーは同4機種が44%値下がりした。5年前はそれぞれ30%、20%にとどまっていた。
 薄型テレビも今春に発売された29機種が半年で34%下落した。昨年の下落率は24%、5年前は14%だった。
 値下がりが加速するのは技術革新で、より高機能で割安な製品が短期間で登場するためだ。レコーダーではハードディスク駆動装置(HDD)の進化などで、新製品が出るたびに大容量化と価格下落が進む。シャープの記憶容量500ギガバイトの製品でみると、1ギガバイト当たりの価格は5年前の127円から今年は59円と半額以下になった。
 消費者はこうした「家電デフレ」に慣れており「価格が下がってから買おうと考える傾向が顕著」(ヤマダ電機)。またデジカメなどは、カメラ機能も備えるスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に需要を奪われている。米アップルのタブレットのように「全く新しいジャンルの製品や機能が登場しないと価格下落は止まらない」(大手量販幹部)との見方が強い。
 デジタル家電の需要減と価格下落は関連各社の収益に影を落とす。パナソニック幹部は「薄型テレビは(地上デジタル放送への移行により)今後2~3年程度の需要の先食いで販売の減少は見込んでいたが、落ち込みは想定以上」と警戒する。
 テレビメーカーは価格下落に対応し販売量を絞ることで、収益への影響を減らそうと躍起になっている。ソニーは8月にテレビの年間販売計画を前期比21%減の1550万台と期初から200万台引き下げた。



 ん…。価格下落が進んでいると言っても、現実問題としてコンパクトデジカメはともかく、ブルーレイレコーダーではごくごく一部の機種、それも激戦区の店頭でようやく3万円を割り込む機種が限定数台の特売で売り出されるかどうか…といった状況ですし、値崩れを起こしているといっても所詮は(とても毎月のお給料の中からポンと出せるようなレベルではなく)ボーナスのようなまとまったお金が入る時期でないと中々購入の踏ん切りがつかない10万円を超えるような高額商品の世界のお話ですからねぇ…。
 どうも日本企業は良いものさえ作れば、値頃感は無視しても必ず自社商品のファンがまずは購入して、徐々に購入者が他の層にも広がっていくとの勘違い(バブル崩壊以前のビジネスモデル)を未だに追っかけているようですが、ある程度お金がある人でも家電製品Aには性能に拘りたいから拘るものの、同家電製品Bはそこそこの性能があればブランドに拘りなくなるべく安い商品を調達するなど、製品購入にもメリハリをつける層がむしろ主流になっているといってもいいでしょう。

 レコーダー一つとっても、韓国製品では何年も前から、録再ビデオレコーダーが1万円を割る価格で販売されていて、外付けのハードディスクも現在なら1万円そこそこ出せば購入できます。
 そのような状況の中で、単にブルーレイディスクに録画できるというだけの理由で、3倍の値段を出してまで一般消費者が購入したいと思うでしょうか…。
 複数の番組を同時録画できる機能だって、余程のテレビ好き(ドラマ好きか深夜アニメファン?)でもなければ、それ程必要性が高い機能とも思えませんし、どうも今の日本企業は最低限の機能に割り切ったエントリーモデルを作り出す意欲に著しく欠け、その隙間を韓国など外資に奪われることで、結果的に高額商品のシェアまで崩されている悪循環を辿っている気がしてなりません。

岡崎市長に内田氏 自民復調ムードに弾み 愛知

2012-10-22 17:29:31 | Weblog
岡崎市長に内田氏 自民復調ムードに弾み 2012年10月22日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012102290003513.html
 愛知県岡崎市長選は21日投開票され、無所属新人の元自民県議で県議長経験もある内田康宏氏(59)=自民推薦=が県議7期の知名度を生かし、無所属新人の元「日本一愛知の会」県議の園山康男氏(47)=公明支持=を破って初当選した。市議選(定数37)、県議岡崎市選挙区補選(被選挙数2)と同日のトリプル選だったが、投票率は57・81%で、市長選と市議選のダブル選だった前回を1・24ポイント下回った。
 両陣営とも「次期衆院選の前哨戦」と位置づけ、双方の支援組織の集票力が試された。内田さんを支えた自民は、安倍晋三総裁が応援演説に出向くなど異例の態勢が実り、政権奪還に向けた自民復調ムードに弾みがつく。園山氏を全面支援した日本一愛知の会代表の大村秀章県知事は、次期衆院選で目指す「第三極」の候補擁立に打撃となる。
 内田氏は選挙事務所で支持者を前に「相手の候補やその背後にある大きな勢力との戦いだった」と振り返った。観光産業の推進や箱もの事業への慎重姿勢など、選挙戦で訴えた公約を「一つ一つ確実に実現する」と強調した。支援した自民関係者らは「(相手陣営に)風が吹かなかったということ」と話し、早くも次期衆院選へ目を向けた。
 敗れた園山氏は「すべては私の責任。(有権者に)ちゃんと伝えられず、努力不足だった」と敗戦の弁を述べた。「オール市民連合」として、
勇退した前市長や連合愛知、民主党の地元衆院議員、公明党の応援も受けたが、県議1期目での挑戦で知名度不足は否めず、出馬表明が告示3カ月前と出遅れも響いた。新文化会館建設などの公約も浸透しなかった。
 岡崎市長選は、公選法の90日特例で過去3回連続して市議選とのダブル選だったが、今回は市長選へ転じた内田、園山両氏の県議辞職で県議補選が加わった。

◇愛知県岡崎市 市長選挙結果
当 87269 内田康宏 無新<1> =自
  72801 園山康男 無新 =公



 愛知県岡崎市は、県の旧三河国のほぼ中央に位置する人口約37.4万人の市で、市長選は2000年から3期12年現職を務めた柴田紘一氏が出馬しなかったことから、自民が推薦する59歳の内田康宏氏と前県議で公明が推薦する47歳の園山康男氏 の2新人 しかも自民と公明が別候補を擁立するとても珍しい一騎打ちとなりましたが、
 「岡崎市を観光産業都市として活性化する」「小中学生の給食費無償化や私学助成の復活や増額に取り組む」などと訴えた内田康宏氏が87269票を獲得して、
 「新文化会館構想を推進し、康生地区ににぎわいを取り戻す」「病床、医師数不足の解消のため、民間の力を活用しながら、市南部に第二市民病院を建設する」などの公約を掲げて72801票を獲得した園山康男氏 に14468票差をつけて新人同士の争いを制しました。
 この選挙戦。内田氏陣営には安倍晋三総裁が応援演説に駆けつけ、一方の園山氏陣営にも第三極の勢力を目指す大村秀章県知事が全面支援に回った他、勇退した柴田紘一前市長や連合愛知・民主党も支援に回りましたが、それでも自民党の組織力がかなり復活していることを間接的に証明する形に。
 次の衆議院選挙では一部の選挙区を除けば自民と公明が同一の候補を連名で推薦するケースも多いと思われますが、表題にある通り自民復調ムードに弾みが付いてきたと思います。

新人・倉嶋氏が初当選 笛吹市長選 新議員21人も決まる  山梨

2012-10-22 17:26:11 | Weblog
新人・倉嶋氏が初当選 笛吹市長選 新議員21人も決まる 2012年10月22日 山梨中央日報
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/10/21/17.html
 任期満了に伴う笛吹市長選は21日投開票され、無所属新人で無職の倉嶋清次氏(64)=一宮町千米寺1014の1=が現職で3選を目指した荻野正直氏(67)、無所属=石和町井戸339=を破り初当選を果たした。体育館と文化ホールを兼ね備えた複合施設「多機能アリーナ」建設の是非を最大の争点に論戦を展開してきた同市長選は、建設の計画凍結を公約に立候補した倉嶋氏が当選したことで、アリーナ建設は先行きが不透明となった。投票率は68.85%で前回を3.36ポイント下回った。
 一方、笛吹市議選も市長選と同時に投開票され、新しい市議21人が決まった。市議選は、今回から定数が3減り、定数21に対して25人が立候補。混戦のまま最終盤に入各陣営は地元票を固めるとともに、大票田の石和地区や候補者が少ない境川地区の浮動票の取り込みに激しい集票合戦を繰り広げた。投票率は68.85%で前回市議選を3.36ポイント下回った。
★山梨県笛吹市 市長選挙結果
当 23004 倉嶋清次(64)無新
  15640 荻野正直(67)無現



 山梨県笛吹市は、2004年10月に石和町・御坂町・一宮町・八代町・境川村・春日居町が合併して誕生した県中央部に位置する人口約7万人の市で、市長選は現職で67歳の荻野正直氏に対して、元農林水産省職員で64歳の倉嶋清次氏が挑戦しましたが、
 次の市長の任期の4年間に、市は(2014年に)合併10年を迎える。11年目(の15年4月)からは段階的に地方交付税が削られ、5年間で24億円減る。だから聖域なき歳出の見直しをやらなくてはならない。現在、市が進めている大型プロジェクトはいったん凍結する。多機能アリーナを造ると、維持管理や大規模修繕で1日当たり60~70万円が使われる。とてもそんなものは認められない と訴えた倉嶋清次氏が23004票を獲得して
 使い切り予算をやめて残った予算を一つ一つ積み上げていった結果、合併時に比べて基金が112億円増えた。合併特例期間があと2年で終わることや、これからの社会は先が見えないということから、こうした準備が必要となっている。多機能アリーナ問題だけでなく、市の基盤作りが正しかったのか否か と2期8年の実績を訴え15640票を獲得した荻野正直氏 に7364票の大差をつけて初当選を決めました。

 この選挙戦。当初は現職の荻野正直市長に批判的な市民グループなどが元県副知事の芦沢薫氏を擁立しようとするも、「豊富な行政経験を生かしてほしいと依頼されたが、私はトップに立つ器ではない」と固辞したことから、元農林水産省職員の倉嶋清次氏を擁立。
 知名度の差もあり現職有利かな…とも思っていたのですが、これだけの大差で現職が敗れるというのは、余程市が進めている大型プロジェクト(多機能アリーナ問題)への懸念が強いのでしょうし、これでアリーナ建設も先行きが不透明な状況に…。
 現職に大差をつけて初当選を決めた倉嶋清次氏はどう市制の舵取りを行っていくのでしょうか。

入間市長に田中氏 市政改革訴え初当選  埼玉

2012-10-22 17:23:44 | Weblog
入間市長に田中氏 市政改革訴え初当選  2012年10月22日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news10/21/11.html
 任期満了に伴う入間市長選は21日投開票され、無所属新人で前県議の田中龍夫氏(60)=自民推薦=が、いずれも無所属新人で前副市長の吉田竹雄氏(62)=連合埼玉推薦=と前市議の野口哲次氏(61)の2人を破って、初当選を果たした。木下博市長による市政の継続か、刷新かをめぐる保守分裂の争いに、市民は刷新を期待し、転換を選択した。
 田中氏の選挙事務所は「当確」の知らせで支持者の大きな拍手と歓声に包まれた。田中氏は「中学3年生まで医療費を無料化し、市役所の日曜日窓口をオープンする」などと抱負を述べた。
 市議4期、県議5期を務めた田中氏は、31年間の実績を訴えて選挙戦を展開。「20年の長期政権でマンネリ化、木下・吉田市政では官僚政治に流れる」と批判の矢を向け、市職員の1割削減と市長給与の50%削減を打ち出して市民の共感を得た。党本部から片山さつき、佐藤ゆかり両参院議員も駆け付けた。自主投票の公明票の一部を取り込んだのも勝因につながった。
 吉田氏は、木下市長が総括責任者に、斉藤正明県議を選対本部長とし、保守系市議も7人が付いて、てこ入れを図ったが、知名度が低く、民主との政策協定も集票には十分に機能せず、届かなかった。
 野口氏は、加治丘陵事業見直し、市内循環バス拡充などを訴えたが、及ばなかった。
 当日有権者数は12万434人(男5万9737人、女6万697人)、投票者数は5万2962人(男2万5900人、女2万7062人)。投票率は43・98%(男43・36%、女44・59%)で、2008年の前回市長選を0・95ポイント上回った。


★埼玉県入間市 市長選挙結果
当 29348 田中龍夫(60)無新=自民推薦
  19019 吉田竹雄(62)無新
  3872 野口哲次(61)無新


 埼玉県入間市は、東京都青海市に隣接する県の南西部にある人口約14.9万人の市で、市長選は1992年11月から5期20年現職を務めた木下博氏が出馬を見送ったことから、前県議会議員で自民党が推薦する60歳の田中龍夫氏、前副市長で木下博前市長も支援に回った62歳の吉田竹雄氏、前市議会議員で61歳の野口哲次氏 の3新人による争いとなりましたが、
 「官僚市政が20年続いた結果、職員優遇による行政改革が遅れた。市職員を1割削減する。中央とのパイプを活用することにより新しい入間市が生まれる」入間市駅前の米軍基地跡地を活用した中心市街地活性化などをアピールした田中龍夫氏が29348票を獲得して、
 木下市政の継承を軸に、「長い行政経験を生かし、安定した行政運営で市政の進化を目指す」と宣言、安心安全な街づくりや子ども医療費無料化拡充などを掲げると共に、「入間の良さを市政で生かしたい。小中35人学級実現など私の掲げた5つの改革と12の公約は必ずやる。勝利を必ずつかむ」と訴え19019票を獲得した吉田竹雄氏
 「入間市の財政は厳しく、事業に優先順位を決めなければならない」と指摘。「市内循環バスの拡充、保育の充実、都市基盤の整備」などを訴え「職員数を減らすのではなく、公民館業務の委託や嘱託化を検討すべき」とし、「しがらみのない、パフォーマンスに走らない自分こそ市政の舵取りにふさわしい」と訴え3872票を獲得した野口哲次氏 を破り初当選を決めました。
 新市長に就任する田中龍夫氏がどう行政改革を進めるのか要注目ですね。

歌志内市長に村上氏 20年ぶり選挙戦制す 北海道

2012-10-22 17:21:34 | Weblog
歌志内市長に村上氏 20年ぶり選挙戦制す 2012年10月22日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/413449.html
 任期満了に伴う歌志内市長選は21日投票、即日開票され、前副市長で新人の村上隆興氏(65)=無所属、公明推薦=が、前市議で新人の谷秀紀氏(70)=無所属=を381票差で破り、20年ぶりとなった選挙戦を制して初当選を果たした。
 当日有権者数は3731人、投票者数は2801人で、投票率は75・07%。2候補の争いとなった前回1992年(96年以降は無投票)の89・98%を14・91ポイント下回った。無効票は74。
★北海道歌志内市 市長選挙結果
当 1554 村上隆興(65)無新=公明推薦
  1173 谷秀紀(70) 無新



 北海道歌志内市は、北海道空知地方にある人口約4000人程の、かっては炭鉱で栄えた市で、市長選は2004年10月から2期8年現職を務めた泉谷和美氏が出馬しなかったことから、前市議で70歳の谷秀紀氏と、前副市長で65歳の村上隆興氏による新人同士の対決となりましたが、
 高齢化社会に対応した地域福祉、医療の充実と子育て世代の環境整備。町内会や自治会、中小企業への支援。除雪対策 などを掲げた村上隆興氏が1554票を獲得して
 保育料や給食費補助、高校生や通勤者への通学費・交通費補助などの人口減、定住対策。高齢者のグループホーム建設。企業誘致 などを掲げて1173票を獲得した谷秀紀氏を制して初当選を決めました。
 選挙戦は実に20年振りだったようで、市長が代変わりしたことから久しぶりの選挙戦となったようですが、まあそれ程大きな争点の違いがあるとも思えず、公明党が推薦に回った村上氏が組織票を手堅くまとめて勝利したといったところでしょうか。

蝦名氏が再選 釧路市長選 投票率34・45%過去最低 北海道

2012-10-22 17:17:54 | Weblog
蝦名氏が再選 釧路市長選 投票率34・45%過去最低 2012年10月22日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/413443.html
 任期満了に伴う釧路市長選は21日投票、即日開票され、無所属の現職蝦名大也氏(53)が、いずれも無所属新人の市民団体「明日の釧路をつくる会」代表委員の中家治子氏(58)=共産推薦=と、僧侶の八村弘昭氏(36)を大差で破り、再選を果たした。
 当日有権者数は15万1064人、投票者数は5万2035人。投票率は2008年の前回選挙より15・36ポイント低い34・45%で、00年の39・32%を下回り過去最低となった。無効票は1257。
★北海道釧路市 市長選挙結果
当 40977 蝦名大也(53)無現
  8408 中家治子(58)無新=共産推薦
  1393 八村弘昭(36)



 北海道釧路市は、道東部の太平洋岸に立地する人口約18.2万人の地域の中心都市で、市長選は現職で再選を目指す53歳の蝦名大也氏に対して、共産党系の市民団体「明日の釧路をつくる会」代表委員で58歳の中家治子氏、僧侶で36歳の八村弘昭氏 の2新人が挑戦しましたが、
 1期4年の実績を上げ「今まで進めてきたことに取り組むだけでは小さくなっていく。いろんなことに挑戦できる仕組みを作りたい 地域経済が疲弊する中で第三セクターの多額な負債処理を進めながら財政健全化を取り組んできた」と実績をアピールした蝦名大也氏が40977票を獲得して
 「市民の声に耳を傾けず、強引な手法を取る今の市政から、市民参加型の市政を実現したい」と現職を批判すると共に、子育て世代や高齢者への支援、市独自の雇用支援策などを訴え8408票を獲得した中家治子氏
 「釧路の物を中国に売って、中国の成長を釧路に取り入れる。本当に必要な物以外カットし、市の借金を返す」と訴え1393票を獲得した八村弘昭氏 に圧倒的大差をつけて危なげなく再選を決めました。

新潟県知事選、現職・泉田氏が3選

2012-10-22 17:11:46 | Weblog
新潟県知事選、現職・泉田氏が3選 2012年10月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20121021-OYT1T00632.htm?from=ylist
 新潟県知事選は21日、投開票が行われ、現職の泉田裕彦氏(50)(無=民主、自民、国民の生活が第一、公明、社民推薦)が、共産党県委員長の樋渡ひわたし士自夫しじお氏(59)(共産)ら2新人を破り、3選を果たした。
 投票率は43・95%(前回46・49%)だった。
 泉田氏は与野党5党の推薦を受けて選挙戦を優位に進め、中越地震、中越沖地震からの復興など2期8年の実績を訴えた。
 同県には、運転停止中の東京電力柏崎刈羽原子力発電所(柏崎市、刈羽村)が立地しており、泉田氏は今後、再稼働の判断を迫られる。
 泉田氏は選挙戦で、「福島第一原発事故の検証が先」と述べるにとどまり、再稼働の是非には踏み込まなかった。
 同県では、現在、原発の安全確保について県に助言する県技術委員会が福島第一原発事故を検証している。泉田氏は同委員会の結論を踏まえて再稼働を判断するとしているが、「検証結果に納得できない場合は再検証を求める」としており、再稼働が大幅にずれ込む可能性もある。

知事選・泉田氏が3選 投票率43・95%、最低更新 2012年10月22日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/41287.html
 任期満了に伴う知事選は21日、投開票され、無所属で現職の泉田裕彦氏(50)=民主、自民、生活、公明、社民推薦=が75万9718票を得て、共産党新人の樋渡士自夫氏(59)に約70万票の大差をつけて3選を果たした。投票率は43・95%で、2008年の前回知事選で記録した46・49%をさらに下回り、過去最低を更新した。
 戦後の本県知事で3期を務めるのは、君健男氏、平山征夫氏に続いて3人目。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題や県内経済の活性化策、人口減への対応など、直面する難題を解決する手腕が期待される。
★新潟県知事選挙結果
当 759718 泉田裕彦<3> 無現=[民][自][生][公][社]
   59876 樋渡士自夫 共新
   17884 マック赤坂 諸新



 21日に行われた新潟県知事選ですが、現職で3選を目指す民主・自民・国民の生活が第一・公明・社民が推薦する50歳の泉田裕彦氏に対して、共産党県委員長で59歳の樋渡士自夫氏。11年3月の東京都知事選に出馬するも4598票の獲得にとどまり惨敗したマック赤坂氏の3人による争いとなりましたが、
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題について「福島第1原発の検証なくして次の判断はできない」と述べ、慎重姿勢ながら含みを持たせた泉田裕彦氏が75万9718票を獲得して
 同問題について、「即時廃炉にすべきだ。自然エネルギーへの転換に本腰を入れる」と訴え59876票を獲得した樋渡士自夫氏
 17884票を獲得したマック赤坂氏を破り 事実上の信任投票を圧倒的大差で再選を決めました。
 マック赤坂氏に投票した方の多くは、現職の泉田氏も共産党が推薦する方も嫌だからという方が流れたと思われますが、北海道の泊原発の再稼働時期も見通しが立たず、また柏崎刈羽原発の再稼働時期も無理をすれば逆に福島原発の処理問題を蒸し返しかねず、早期の焦点にはなりにくかったのではないでしょうか…。

昭島市長、北川氏5選 投票率32・76%最低更新

2012-10-21 09:53:54 | Weblog
昭島市長、北川氏5選 投票率32・76%最低更新 2012年10月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20121015-OYT8T01390.htm
 昭島市長選の投開票が14日行われ、現職の北川穣一氏(69)(無所属、自民、公明推薦)が、新人で前市議の永川(えがわ)勝則氏(70)(無所属、共産推薦)を破り、5選を果たした。5選は市制施行以来、初めて。投票率は前回より6・91ポイント下回る32・76%で、2004年(35・07%)の過去最低記録を更新した。当日有権者数は9万789人。
 当選確実となった14日午後10時過ぎ、北川氏は事務所で「信任は得られたと思っている。安定を第一に『元気都市あきしま』を実現したい」と抱負を述べ、支持者と共に万歳をした。
 業界団体など約90団体から推薦を受け、選挙戦を優位に進めた北川氏。清掃業務の民間委託や、約1000人いた職員を681人(4月1日現在)にまで削減した行財政改革や、拝島駅周辺の整備事業などの実績を強調。5期目への挑戦だったが、多選批判をかわそうと票の上積みを狙い、前回の08年(1万9321票)、前々回の04年(2万1271票)を上回った。
 一方、16年ぶり2度目の挑戦となった永川氏は「市民の暮らしや命を守る市政への転換」を掲げ、高齢者福祉の充実や小中学生の医療費の完全無料化などを訴えた。だが、知名度不足で、出馬表明が告示日の約1か月前と出遅れたことも響き、北川氏には、大差をつけられた。

◇これまで以上の実績を
 選挙は、概して実績のある現職が有利である。不利な状況を覆すには、若くて知名度があり、有権者がこの人に託そうという「期待感」を抱かせる人物が必要だ。今回は、盤石な組織に支えられ、4期16年の実績を誇る北川氏と、北川氏より1歳年上の前市議で、1996年の市長選でも出馬し、落選している永川氏の一騎打ち。
 候補者が出そろった段階で、選挙戦は、「市長の信任投票」(北川陣営)の意味合いが強く、組織票固めの戦いに終わり、浮動票は行く先を失った。その結果が、過去最低の投票率だ。
 全国市長会によると、現職市長の平均年齢(5月1日現在)は61歳だが、最近では、若い市長の台頭も目立つ。1月の大津市長選で、弁護士の越直美氏が現職を破り、36歳で初当選。昨年4月の統一地方選では、都職員の鈴木直道氏が北海道夕張市長選に出馬し、新人4人の争いを制し、30歳の若さで当選、最年少市長として話題になった。
 翻って、今回の昭島市長選。北川市政に異を唱える人たちが結集し、本気で現職を倒そうとしたのだろうか。一方で、北川氏は過去2回の選挙戦を上回る票を得た。だが、7割近い有権者が棄権した現実を重く受け止め、慢心せず、5期目は、「これまで以上の実績を残す」のだという気概がほしい。




 いささか投稿タイミングを逸した感もなくもないのですが、14日に行われた自治体選挙の結果について報告したいと思います。
 東京都昭島市は、多摩地区に位置する人口約11.2万人の市で、市長選は4期16年現職を務めて5選を目指す自民・公明が推薦する69歳の北川穣一氏に対して、元昭島市議会議員で70歳の共産が推薦する永川(えがわ)勝則氏が挑戦しましたが、
 「16年間全力投球してきた」と4期を振り返り、「都市計画はようやく進んできたところで、東日本大震災の経験も今後に生かしたい。安全安心な昭島の実現に向け、最大の努力をしたい」と述べる一方で、後継者を検討したが見つからなかったとし、「市政の安定と継続を考え、放っておけないと意思を固めた」と再選を求めた北川穣一氏が21556票を獲得して
 「国のいいなりで市民に負担を押しつけている」と現市政を批判。市が計画するJR拝島駅南口地下駐輪場の建設計画を挙げ、「不要不急の事業は先送りする」と訴えると共に、特別養護老人ホームの増設や住宅耐震化への助成などを公約。一方、消費増税やオスプレイ飛行には反対の姿勢を示して7411票を獲得した永川勝則氏にトリプルスコア近い大差をつけてを危なげなく破り、5選を決めました。
 ん。永川氏は現職批判票のそれも一部を取り込んだに過ぎず全く勝負になりませんでしたねぇ。



春秋航空「片道1円」中止 中国で「売国奴」と批判殺到 

2012-10-21 09:47:10 | Weblog
春秋航空「片道1円」中止 中国で「売国奴」と批判殺到 2012年10月19日 朝日
 中国の格安航空会社・春秋航空(上海市)が始めた上海―佐賀、高松との「片道1円」キャンペーンが18日、販売直後に中止に追い込まれた。日中関係が悪化しても往来を絶やさないために始めたが、日本を応援する「売国奴」などと非難が中国で殺到したためだ。
 同社は、佐賀便が17日から、高松便が18日からそれぞれ12月20日前後までの便を対象に、各便50席を上限に「片道1円」(燃料サーチャージや空港施設使用料は別)で15日以降に販売を開始。上海発は「0元」に設定され、中国国内で「売り切れ御免」などと宣伝を始めた。
 しかし直後から、同社の公式ミニブログ・微博に、尖閣諸島問題が起きているときに「気骨のない会社は軽蔑する」と批判が続出。さらに同社が「キャンペーンは佐賀県と香川県から支持を受けている」と説明すると、中国メディアが日本から補助を受けていると報道。この結果、春秋航空便のボイコットも呼びかけられ、「日本便は墜落しろ」などと非難が過熱した。



 まあ中国人の抗議がなくとも中国間の搭乗率はJALやANA同様冷え込んでいたでしょうし、そんな状況で1円キャンペーンをやっても見込み客の獲得には繋がらず無駄と判断しただけのことでしょうね。
 航空会社はお客様の熱烈な支持があってこそ存在意義がありますし、今回の顛末も致し方ないことだと思います。


出所後もネット上に犯罪歴…「終身刑のよう」 

2012-10-21 09:43:25 | Weblog
出所後もネット上に犯罪歴…「終身刑のよう」 2012年10月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121019-OYT1T00969.htm
 「ネット社会でいったんレッテルを貼られたら社会復帰はできない。終身刑を言い渡されたようなもの」
 2003年に詐欺などの容疑で逮捕され、懲役2年4月の判決を受けた東京都内の男性(40)はネット上に漂う犯罪歴に今も苦しめられている。
 自分の名前をネットで検索すると犯歴を暴露するブログや掲示板が表示されることは、出所後すぐ気付いた。就職しようと十数社に履歴書を送ったが、全て断られた。「初めて人に会う時、どう見られているのか怖くて仕方ない」と話す。
 削除を請け負う弁護士がいると知り、依頼したのは昨年7月。これまでに6件の掲示板やブログを削除してもらったが、「モグラたたき状態」という。
 特に困るのがグーグルのサジェスト検索。名前だけならすぐにはたどり着かない暴露サイトが、「詐欺」という言葉がセットで検索されると、すぐ表示されてしまうからだ。
 「犯した罪は重い。でも服役後もこんなに長い間、制裁を受け続けなければいけないのか」と嘆く男性は、「就職もできず再び犯罪に手を染めてしまう人もいるのではないか」と話す。



 私もお金をだまし取るような卑劣な事件や道徳的に許せないような事件は容赦なく晒す方針ですし、最近ブログ運営者のGOO様から、こういった事件の加害者弁護士経由での削除要請が来ている旨のメールが時々届いて『そんな古い記事 探し出すだけでも大変。法的に争うつもりはないから、削除要請には一応は応じるけど面倒臭いな』などとついつい思ってしまうのですが、最近は削除作業の手間暇をなくす意味で、容疑者名の欄に『***』と置き換え、『容疑者名は***とし、元記事には本名が入ります』と一言書く癖がついてしまいました…。

 まあブログのような記事なら削除要請も相手個人に発信すればいいとして、問題は巨大掲示板に貼られた記事。まとめサイトに転載されればたちまちあちこちに広がってしまい、もし目立たないサイトに加害者の個人情報が暴露されていれば見過ごしてしまうようなケースもあるでしょうし、犯罪を犯した以上自業自得とはいえ、このグーグルのサジェスト検索は運営方針としてどうなんかな…とは思いますね。

小学校教諭、保護者を「モンスター」 和歌山でFB投稿

2012-10-17 05:13:38 | Weblog
小学校教諭、保護者を「モンスター」 和歌山でFB投稿 2012年10月16日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1015/OSK201210150144.html
 和歌山県印南町立印南小学校(同町印南)の40代の女性教諭が、学校で面談した保護者について、インターネット上の交流サイト「フェイスブック」(FB)で、「モンスターやっつけた~」などと書き込んでいたことが分かった。学校は15日付で女性教諭をクラス担任から外し、町教委は「保護者の信頼を失墜した」として処分を検討している。
 町教委によると、この女性教諭は7月23~25日にあった保護者面談の後、フェイスブックに「はぁーモンスター、態度悪い上に遅刻かよ! ちゃんと来い!!」などと書き込んでいた。
 投稿はいずれも公開範囲を限定せず、誰でも見られる状態だった。町教委は12日に事実を確認。女性教諭は「無事に面談を終えたという気持ちを遊び半分で表現してしまった。保護者から理不尽な要望はなく、特定の人を指してはいない。軽率な行為だった」と反省しているという。

印南の小学校教諭 フェイスブックで保護者を中傷  2012年10月14日 日高新報
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2012/10/post-4653.html
 印南町印南小学校の40代の女性教諭が不特定多数が閲覧できるインターネットの会員制交流サイト 「フェイスブック」 で、 面談に来る保護者を 「モンスター」 と呼び 「やっつけた~」 などと書き込んでいたことが分かった。 教諭は自身が書き込んだことを認め、 町教委・学校では 「あってはならないこと。 児童、 保護者に申し訳ない」 とし、 全保護者に説明するとともに処分を検討している。
 女性教諭のフェイスブックはことしの6月から始まっており、趣味などプライベートな内容が中心だが、7月22日に「明日から面談始まる。あー怖っ地獄の3日間」と書き込み。24日には「今日一人 明日一人 モンスターがやって来る」「今日のモンスター、いっぱいほめて、機嫌よくお引き取りいただきました。明日のモンスターは一番態度悪い」、25日には「面談三日目午前の部終わったー。午後からはモンスター一匹やっつける」「モンスター、態度悪い上に遅刻かよ」「いっそ来るな」「おーわったおーわった。モンスターやっつけた~っと」と、名前は出していないが保護者を「モンスター」に例えている。また今月11日の社会見学では「わんぱく公園なう。」と写真とともに掲載しており、執務時間内に投稿したと見られている。
 投稿は「友人限定」など指定されておらず誰でも見られる状態。「印南小学校」などの言葉はなかったが、自身の顔写真のほかハンドルネームに本名の一部を使っていたことや学校行事の内容を掲載していたため、特定。一部の保護者の間でこのことが広まり、「モラルに反している」「非常識だ」などの声が出ている。
 教委が確認したところ女性教諭は自身が書き込んだことを認め「(モンスターは)一部の保護者を指しているのでなく、また保護者の中にも『モンスターペアレント』と呼ばれるような行動をとる人はいない。ごく親しい仲間内だけに見せているつもりだったので、面白がってわざと大げさに書いた。申し訳ないことをした」と話し、執務時間中に投稿したことも認めた。教委では女性教諭にフェイスブックのアカウントを削除するように指示するとともに厳重注意し、正式な処分は今後検討する。また町内4小、4中の校長・教頭を緊急に招集し、同様のことがないか調査するように指導し、各校では教諭の聞き取りを実施した。岡本徹士教育長は「残念でならない。二度とこういうことが起こらないよう対策を講じたい」と話し、同校の平尾潔司校長は「機会があるたびにネットで不用意な発言をしないよう指導していたが、私の監督不行き届きで子どもや保護者の皆さまの信用を失墜(しっつい)することになり、誠に申し訳ありません。今後、対応を考えるとともに、保護者への説明責任を果たしたい」と話している。  女性教諭は教師歴約20年。勤務態度は問題なく、保護者からの苦情などもなかったという。フェイスブックのほかツイッターもしていたが、今回のような発言はしていないという。



 ありゃりゃ。ツイッタ―やSNSなどの交流サイトで爆弾発言をすればたちまち炎上すること位わかっているでしょうし、まして自身の顔写真+ハンドルネームに本名の一部まで使っているようでは、特定以前にもろバレ状態だったと思いますが、町内に4つしか小学校がない自治体規模なら実名報道されていないというだけで、実質印南町内では「あ~あの人か」とバレているでしょうし、この方の教師生命も(教師としての身分そのものはともかく)少なくとも今後の出世という意味ではかなり厳しい状況に追い込まれてしまったでしょうね。
 親の中には 自分の子供を優先しろ と要求するモンスターペアレントも実在するようですし、教師もいろいろとストレスのたまる仕事だとは思いますが、問題発言も度重なることがあれば、無用な反感を買ってしまい、たとえ実名原則のFB以外の交流サイトであっても、複数の方が連携して過去の発言などを追いかけて本人特定(中国では人肉検索というそうです)されてしまうもの。
 某匿名掲示板や、教師だけが交流できる掲示板じゃないんだから、発言はもっと慎重に…としか言いようがありませんね。

衆院秋田3区、三井マリ子氏擁立へ…民主県連

2012-10-15 08:48:41 | Weblog
衆院秋田3区、三井マリ子氏擁立へ…民主県連 2012年10月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121014-OYT1T00063.htm
 民主党秋田県連が次期衆院選の秋田3区で、横手市出身の北欧社会研究家三井マリ子氏(64)を、党公認候補として擁立する方針を固めたことが13日、わかった。
 県連は12日に党本部へ公認申請をしており、16日の党本部常任幹事会で正式に決定される。
 3区では、社会保障・税一体改革関連法案に反対票を投じた京野公子衆院議員が民主党を離党し、小沢一郎氏らが結成した新党「国民の生活が第一」に参加。
県連は7月の常任幹事会で、京野氏の後任候補擁立を目指すとしていた。
 県連などによると、三井氏は長野県在住。米コロンビア大大学院修士課程修了後、高校教員を経て、1987年5月から都議を2期務めた。
 13日に秋田市内で取材に応えた三井氏は、2年前に亡くなった母の介護を通して高齢者問題などへの関心が強くなったといい、「古里に良くなってほしい、自分のやってきたことが役に立てばと思っていた。自民党の政権復帰を阻みたいという思いもある」と出馬を決意した背景を説明。「北欧の良さを採り入れ、子育てしながら働き続けられる社会を実現したい」と抱負を述べた。
 今夏以降、三井氏に出馬要請を続けてきた県連代表の松浦大悟参院議員(秋田選挙区)は「(三井氏の)女性の視点から社会保障を見つめ直したいという思いに共感した」とし、「3区の支持者には(京野氏との)政策の違いを丁寧に説明していく」と強調した。



 三井マリ子氏と言えば、ジェンダーフリー教育に熱心で、大阪府豊中市男女共同参画推進センター「すてっぷ」館長を雇い止めされ裁判を提起する「館長雇い止め・バックラッシュ裁判」で一躍有名になった(一審では敗訴したものの二審で逆転勝訴)方ですが、主な活動領域は関東・中京・関西といった太平洋ベルト地帯がメインのはず。
 なんで秋田3区(要は秋田市を除いた県南部)で出馬???(東京都議会議員を2期、旧東京4区で出馬した実績はあるので東京の出馬ならまだわからなくもないのですが…)と思ったら、某電子辞書の経歴にも書いてなかったので知らなかったのですが、実はこの方横手市出身の方だったんですね…。

 まあ、女性票それも男女共同参画に熱心な方の票は取れるかもしれませんが、元々保守色の強い地盤。
 秋田3区と言えば4人が出馬して当時民主・現国民の生活が第一の京野公子氏が37.4%に相当する101777票を獲得して、自民御法川信英氏(33.3% 90575票、比例復活当選)、平沼グループ所属の村岡敏英氏(28.2% 76787票)その他1名を制した激戦区。
 前々回に御法川信英氏に敗れて村岡兼造氏から代変わりした村岡敏英氏(村岡敏英氏は兼造氏の次男)は前回と直近に出馬して今回も出馬してくると思いますが、前回は民主党に風が吹いていたことを割り引いて考えれば、最悪刺客を立てたつもりが共倒れになって両方とも比例復活当選もできないという最悪のシナリオにもなりかねないと思うのですが、そこまでして対立候補を無理やり擁立する必要はあるんでしょうかねぇ…(呆れ
 一個人の感想としては、「国民の生活が第一」の京野公子氏が議席を守れるか、御法川信英氏が小選挙区の議席を奪還するかよりも、三井氏の経歴に傷がつくだけの結果になりかねないかの方が心配です。