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処分から7カ月後にまた体罰 福岡の中学教諭

2006-12-31 08:50:18 | Weblog
処分から7カ月後にまた体罰 福岡の中学教諭 2006年12月27日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1227/SEB200612270009.html
 福岡市教委は27日、5月に中学1年の男子生徒2人に顔面を殴るなどの体罰を加え、うち1人の鼓膜を破って全治1カ月のけがを負わせたとして、同市西区の中学の男性教諭2人をそれぞれ、減給1カ月(10分の1)、文書訓告の処分にした。同校の校長(57)も文書訓告処分とした。
 市教委によると、教諭らは2人の生徒の担任。減給処分の教諭は5月12日の放課後、生徒らが自転車を2人乗りしていたのを注意し、顔を2回ずつ殴り、頭を平手で数回たたいた。その後もう1人の教諭も加わり、1回ずつ顔を平手打ちした。
 翌日、生徒の1人が保護者に「耳が痛い」と訴え、病院で診察を受けたところ、左耳の鼓膜が破れていた。もう1人にけがはなかった。
 減給処分の教諭は05年1月、同じ中学で喫煙した男子生徒の顔をげんこつでたたき、手術と18日間の入院が必要なけがを負わせ、同10月に減給3カ月(10分の1)の処分を受けたばかりだった。教諭は「強い指導をしなくてはいけないと思った。非常に反省している」と話しているという。
 市教委の説明では、鼓膜が破れた生徒の保護者が8月、市教委に「子どもにも悪い面があった。熱心に指導してもらっている」として、教諭を処分しないよう求めたという。市教委の担当者は、前回より処分が軽くなった理由について「生徒と教諭の信頼関係は崩れておらず、保護者からの申し入れも考慮し、適当と判断した」と話している。


 前回は喫煙だったので、つい げんこつで殴ったら力が入り過ぎてしまった…というあたりが真相なのではないかと思いますが、今回は自転車の二人乗り。
 少なくとも大人が2人がかりで体罰を行うに値する程の罪深い行為とは思えません(其の場で叱責あたりが妥当では…)し、一歩間違えば生徒の心にも傷を残しかねないだけに、この教師はもう少し冷静に指導して欲しかったですね。

 どこの世界にも熱血教師はいると思いますが、生徒の鼓膜を破るほど強く殴るのはいくらなんでも行き過ぎですし、7ヶ月前にも行き過ぎた体罰で生徒に18日の入院が必要なケガを負わせていたのに、同様の傷害行為を行う時点で、(通常の民間企業なら当たり前かと思いますが)むしろ懲戒処分は重くすべきであったように思います。

 まあ、当の子供の親から教諭を処分しないように求められたこともあり、今回は逆に処分が軽くなってしまったようですが、この教師には今度同じことをやったらもう後はないくらいの謙虚な気持ちで猛反省して今後の生徒指導に取り組んで欲しいと思います。


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