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ワクチンを常連客に無断接種、准看護師のスナックママ逮捕 

2008-05-30 12:59:19 | Weblog
ワクチンを常連客に無断接種、准看護師のスナックママ逮捕 2008年5月29日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080529-OYT1T00490.htm
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080529/crm0805291942034-n1.htm
 千葉県警環境犯罪課などは29日、准看護師でスナック経営の千葉市中央区、国吉みち子容疑者(56)を保健師助産師看護師法違反の疑いで逮捕した。
 捜査関係者によると、国吉容疑者は昨年11~12月、勤務する千葉県佐倉市の病院から注射器とインフルエンザのワクチンを持ち出し、自身が経営する千葉市中央区のスナック店内で、医師の管理下にないまま常連の男性客3人に接種した疑い。
 県警によると、国吉容疑者は「サービスのつもりで自分から持ちかけた」と供述しており、一般より安くインフルエンザの予防接種をしていた。客に健康被害は出ていないという。



 ヤミでインフルエンザワクチンを打つ行為そのものも相当恐ろしいことですが、いくら準看護師とはいえ、勤務先の個人病院から、簡単にインフルエンザワクチンを持ち出すことができる病院側のワクチンの管理体制ってどうなっているんでしょうね…(呆れ
 ワクチンの中では副作用が比較的少ないと考えられているインフルエンザワクチンでも、非常に稀とはいえ急性散在性脳脊髄炎(過去9例の報告)やギランバレー症候群が発症する可能性だってありますし、容疑者は『サービスのつもりで自分から持ちかけた』と供述しているようですが、万が一にも重度の健康被害が生じた時に、どう責任を取るつもりだったのでしょうか…。
 ヤミでワクチンを打った場合は、医薬品副作用被害救済制度(http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai/help.html)の対象にもならないでしょうし、ここまで自分の職業の重要性に自覚をもてない医療従事者がいること自体、非常に恐ろしいことだと思います。


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