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保育園の置き去り姉妹、虫歯や足の関節変形も放置 

2007-09-30 12:33:08 | Weblog
保育園の置き去り姉妹、虫歯や足の関節変形も放置 2007年9月29日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070929i307.htm?from=main3
 北九州市小倉北区の無認可保育所「砂津保育園」(佐藤良子園長)で、5歳と4歳の姉妹が2005年春から約2年間預けられたまま園内で生活していた問題で、姉は歯の一部が溶けるまで虫歯が進行し、妹には足の複数の関節が変形した歩行障害があることが、市子ども総合センター(児童相談所)の委託を受けた病院の検査でわかった。
 センターは、園が2人を一度も病院に連れて行かず放置し、症状が悪化したと判断。児童虐待防止法違反も視野に入れ、来週にも児童福祉法に基づき園を立ち入り調査する。
 センターによると、姉には12本の虫歯があり、全く治療を受けていないため、一部の歯が溶けたり変色したりしていた。妹は、両足の股(こ)関節やひざ関節が変形し、足が大きく湾曲していた。病院側からは「早期に治療していれば、これほどひどくはならなかった可能性が高い」と説明があり、センターでは、園が適切な対応を怠り放置した疑いが強いとの判断に至ったという。
 佐藤園長は市が今回の問題を発表した21日、「2人を病院に連れて行ったことはない。妹の足は、成長すれば形が良くなると思っていた」と説明していた。


 スクープ当初は、2年近く顔を出さない両親に代わって、2児を自腹を切って世話していたという美談じみていたこの保育園の置き去り姉妹事件ですが、事件の全容が判明してくるにつれ、どんどん雲行きが怪しくなってきましたね。
 園長からすれば、自腹を切って?面倒を見ているのだから、少しくらい虫歯があったり、歩き方が不自然でも『そこまで面倒見切れない』という思いがあったのかもしれませんが、虫歯もC1程度の軽い段階ならまだしも、歯が溶ける状態まで悪化していれば、当の幼児だって痛がったでしょうし、歩き方の不自然さも気がつかないはずがないように思います。
 子供は大人のおもちゃではありませんし、子供にとって何が一番幸せなのかを、保育に従事する専門家?が理解していなかったことが非常に残念でなりません。


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