ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

中野市長に池田氏初当選 現職小田切氏に431票差

2012-11-19 11:56:04 | Weblog
中野市長に池田氏初当選 現職小田切氏に431票差 2012年11月19日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20121119/KT121117ATI090017000.php
 任期満了に伴う中野市長選は18日投開票し、無所属新人で会社役員の池田茂氏(59)=中央=が8848票を獲得、再選を目指した無所属現職の小田切治世氏(61)=中央=を431票差で破り、初当選した。小田切氏が告示日に引退表明を撤回、出馬した異例の選挙戦で、投票率は46・72%。合併前の旧市時代を含め過去最低だった2008年前回選の55・34%を8・62ポイント下回った。
 池田氏は、横浜銀行(横浜市)や同行シンクタンクの浜銀総合研究所勤務を経験。小田切氏が進める市役所庁舎の旧中野高校校舎への移転に反対する市民や市議に推され、10月16日に出馬表明した。人脈を生かし、都市との交流を進めることで農業や観光の振興を図るとし、「中野を全国に発信する」と訴えた。
 自ら設立したまちづくりのNPO法人などを通じて支援を広げたほか、中野商工会議所の政治団体の推薦も得て、選挙戦終盤にかけて知名度不足を挽回。引退表明を撤回した現職への批判票も集めた。
 小田切氏は、市議会9月定例会で1期での引退を表明したが、告示日になって「無投票阻止」を訴え、急きょ出馬した。市役所庁舎の移転実現を掲げ、県厚生連北信総合病院の現地再構築実現などの実績をアピール。前回選で推した市内の企業経営者らが支援態勢を再構築したが、出遅れが響き、引退撤回の批判もかわしきれなかった。
★長野県中野市 市長選挙結果
当 8848 池田茂(59) 無新
  8417 小田切治世(61) 無現



 長野県中野市は、県北部に位置する2005年4月に旧中野市と豊田村が新設合併して誕生した人口約4.5万人の市で、市長選は2008年11月から1期4年現職を務め再選を目指す61歳の小田切治世氏に対して、会社役員で59歳の池田茂氏が挑みましたが、
 14年度末(予定)の北陸新幹線延伸で、首都圏とは時間的にますます近くなる。「大都市圏と強い関係を作ることで、農産物や観光など産業面でもメリットがある」と訴え市に一番必要なのは「情報発信」といい、「自然など資源は豊富。発信法一つで人はもっと訪れる」と述べた池田茂氏が8848票を獲得して、
 懸案だった北信総合病院の再構築では、近隣市町村と財政支援を取りまとめ、改築の決定にこぎ着け「1期目は90点」と実績を強調。医師として地域医療に携わる経験から「市民の安全安心が一番市政で重要」と話し、2期目の公約に防災広場の整備や、老朽化する市庁舎の旧中野高校校舎への移転推進などを掲げ8417票を獲得した小田切治世氏 に431票差をつけて現職を破って初当選を決めました。
 この選挙区。9月市議会で現職が2期目への不出馬を表明していたものの、無投票の可能性が高まり「選択肢が無いのは具合が悪い」と告示日当日に一転、立候補を届け出たことでどうなるか全く読めなかったのですが、やはり一度不出馬を表明したのが響いたでしょうか。

青野氏が現職伊藤氏破り初当選 西条市長選 愛媛

2012-11-19 11:52:51 | Weblog
青野氏が現職伊藤氏破り初当選 西条市長選 2012年11月19日 愛媛
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20121118/news20121118653.html
 任期満了に伴う愛媛県西条市長選挙は18日投開票された。新人の前県議青野勝氏(55)=無所属、楠=が2万9272票を獲得し、3選を目指した現職伊藤宏太郎氏(69)=同、大町=に122票差をつけて初当選した。市長交代は2004年の旧西条市、東予市、周桑郡丹原町、小松町の合併による新西条市発足以来初めて。
 合併後3度目の市長選で、選挙戦は2度目。投票率は64.13%。旧西条市出身の4人が立候補し、旧4市町の首長選を含め過去最低だった08年の前回を14.89ポイントと大幅に上回り、市民の関心の高さを裏付けた。
 合併まで東予市長だった青野氏は8月上旬、出馬を表明。上水道整備などの地域間格差是正や市民参加の「開かれたまちづくり」を掲げ、東予市長・県議時代の支持者や元小松町長らが支援した。

西条市長に青野さん,122票差現職破る 2012年11月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20121118-OYT8T01063.htm
 西条市長選は18日投開票され、新人で前県議の青野勝さん(55)(無所属)が、現職の伊藤宏太郎さん(69)(無所属=民主、公明、自民党西条支部推薦)と新人の飲食業稲井大祐さん(74)(無所属)を破り、初当選を果たした。2004年に旧西条、東予など2市2町が合併した現市政の運営などが大きな争点となり、市政批判を展開した青野さんが122票差で激戦を制した。投票率は64・13%(前回49・24%)。当日有権者数は9万2591人。
 旧東予市長を務めた青野さんは「現市政は市民との対話が不足している」と指摘。一方、伊藤さんは財政健全化へ取り組んできたとアピールし、市をほぼ二分する戦いとなった。
 「当選」の一報を受けた青野さんが西条市三津屋南の事務所に姿を見せると、支持者らから拍手が湧いた。万歳を繰り返した青野さんは「現職相手の厳しい戦いだった。情報公開を積極的に行い、市民とともに西条を変えていきたい」と抱負を述べた。
 青野さんは西条市出身で慶応大経済学部卒。JA周桑職員を経て、1995年に旧東予市長に初当選。合併までの3期9年余りを務めた後、2007年に県議に初当選し、2期目だった。
★愛媛県西条市長選挙
当 29272 青野勝(55) 無新
  29150 伊藤宏太郎(69) 無現=民主、公明推薦
  620 稲井大祐(74)



 愛媛県西条市は、2004年11月に旧西条市と東予市・小松町・丹原町が対等合併して誕生した県東部の人口約11.1万人程の市で、市長選は1995年11月の旧西条市時代から現職を務めている69歳の伊藤宏太郎氏に対して、前県議で55歳の青野勝氏、飲食店社長で74歳の稲井大祐氏の2新人が挑みましたが、
 現市政を「合併時の理念が守られていない。特に新庁舎が現庁舎の隣に建設される点について「現庁舎より西側に建設するとしていたのに、約束事が市民に相談なしに変更されようとしている」と現政権を批判。地域間格差解消を訴えた旧東予市長の青野勝氏が29272票を獲得して、
 「今まで培ってきた地方自治行政をつなぎたい」市政をかじ取りしてきた経験から「良質な水を生かす生産拠点として、企業誘致を進めた街づくりを目指したい」と訴え29150票を獲得した伊藤宏太郎氏 に122票の僅差で勝利。西条市長としては初当選を決めました。
 「無駄遣いをなくして財政赤字を改善し、職員にも一定のノルマを課して市民の目線で働けるよう教育したい」現市政を「行き当たりばったりの道路行政や中国派遣事業などは無駄」と批判する。「正しい政治ができる街にしたい」と理想を語り、「市民生活の安定と格差の是正も目指したい」と訴えた稲井大祐氏は620票と完全に蚊帳の外状態。

 人口規模としては、旧西条市が約6万人。旧東予市が約3.2万人で、合併も旧西条市主導で進み他の地域の不満も強かったようですが、ここにきて(建前は対等合併なものの)自治体名が消滅してしまった旧東予市の市長が新西条市の新しい市長に…。青野勝氏が旧4市町のバランスをどう取りながら市制の舵取りを行うか注目されることになりそうです。

南魚沼市長選、井口氏が3選 新潟

2012-11-19 11:51:49 | Weblog
南魚沼市長選、井口氏が3選 2012年11月19日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20121118012672.html
 任期満了に伴う南魚沼市長選が18日投票、即日開票された。三つどもえとなった市長選は現職の井口一郎氏(64)=無所属=が、新人で前市議の笠原喜一郎氏(58)=同=、同じく新人でテレビ新潟前編成局長の駒形正明氏(58)=同=を制し、3選を果たした。
 初代市長・井口氏による2期8年の市政運営への評価や3氏が描く将来像が問われた。
 井口氏は「市民の命と健康を守る地域医療体制を整備する」などと訴え、半数を超える市議と後援会による組織戦を展開。豊富な運動量で手堅く票をまとめた。
 井口氏は午後9時すぎ、同市六日町の事務所で、大勢の支持者らとともに万歳を三唱。「厳しい戦いだった。自信を持って次の4年間をまっとうし、次世代にバトンタッチしたい」と目を赤くして喜びを語った。
 笠原氏は、建設中の大原運動公園野球場見直しを軸に現職批判を展開したが届かなかった。駒形氏は市政刷新を掲げたが及ばなかった。投票率は前回より5・39ポイント上昇した。
★新潟県南魚沼市長選挙結果
当 13993 井口一郎(64) 無現
  11805 笠原喜一郎(58) 無新
  7288 駒形正明(58) 無新


 新潟県南魚沼市は、2004年11月に六日町と大和町が合併して誕生、05年10月には塩沢町を編入合併した人口約6万人の中越地方に位置する市で、市長選は市が発足した04年11月から2期8年現職を務め3選を目指す64歳の井口一郎氏に対して、テレビ新潟前編成局長で58歳の駒形正明氏、前市議で58歳の笠原喜一郎氏の2新人が挑みましたが、
 「04年の合併直前の中越地震、豪雪、昨年の大水害と災害続きだったが、困難な時こそチャンスがあるという思いで市政に当たってきた」と2期8年の実績を強調すると共に「基幹病院を中心にした街づくり、図書館を中心にした商店街活性化を推進し、子どもたちに夢を与えるため大原運動公園を中心にした新たな観光と雇用を担いたい」と訴えた井口一郎氏が13993票を獲得して、
 野球場建設問題について「今後、人口減少、少子化時代を迎えるのに、あれだけの規模の野球場が本当に必要なのか」「野球場建設に反対した約2万人の市民は『声を無視された』と市政に不信感を抱いている。私は『市民100人委員会』を設置し、6万人の市民の知恵とアイデアを生かした市政を実現する」と訴え11805票を獲得した笠原喜一郎氏、
 「今回の選挙は南魚沼市の将来を決める大事な選挙。今、若者たちに将来への不安があふれている。市民の生活を守るため市役所内に『活性化推進室』を設置して雇用を増やし、観光を推進して活力を取り戻したい」「未来を担う子どもたちの子育て支援などにきちんと対応し、民間感覚を生かすために市職員の意識改革を行う」と訴え7288票を獲得した駒形正明氏、
 の2新人を何とか振り切って再選を3選を決めました。

 う~ん。挑戦者2人としては票が分散して、結果的に現職が漁夫の利を得ることになってしまいましたね。現職は再選を決めたとはいえ、過半数の方が市制の舵取りにNO! をつきつけた意味を真摯に受け止め、次の4年間の舵取りを行って欲しいと思います。

柏崎市長選&刈羽村長選は現職再選 新潟

2012-11-19 11:43:32 | Weblog
柏崎市長選、現職が3選 原発再稼働に慎重姿勢 2012年11月19日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/1118/TKY201211180403.html
 全7基の合計出力が世界最大の東京電力柏崎刈羽原発がある新潟県の柏崎市と刈羽村の首長選が18日、投開票された。柏崎では、全基停止中の同原発の再稼働に慎重な会田洋市長(65)が、原発推進派に推された新顔の西川(さいかわ)孝純・元共同通信社論説委員長(64)を破って3選を決めた。福島第一原発事故を身近に感じつつ、原発頼みの地域経済も気がかり。原発城下町の有権者はジレンマを抱えて一票を投じた。
 会田市長は、再稼働に慎重な姿勢をとってきた。選挙戦では原発反対派からも容認派からも支持を受けた。兄が前市長の西川氏は、原発に頼る地域経済の落ち込みに危機感を持つ推進派から立候補を促され、自民党の推薦も受けた。
 朝日新聞社が市内の21投票所で出口調査(有効回答1211人)をしたところ、同原発再稼働について「いかなる場合も容認しない」と考える人の73%が会田氏に投票したと答えた一方、「条件次第で容認する」とした人の投票先は、ほぼ半々に割れた。
 「僕らはずっと柏崎で生活していくんです」。男性介護士(21)は会田氏に「脱原発」の思いを託した。原発で生計を立てる人のことも気になるが、福島の事故を見て「将来の安心が一番大事。原発から撤退してほしい」と言う。
 西川氏に投票した男性会社員(29)は、原発下請け企業で働く友人からよく「全基停止で仕事がなくなった」と聞かされる。「やはり仕事がないのは困る。福島から避難した人の前では言えないけれど、安全なら、早く動かして」
 安全も、経済も。揺れる有権者の思いを見越して、会田、西川両氏とも選挙戦では、再稼働問題は「原子力規制委員会が出す安全基準を見守る」とし、原発とのつきあい方は「当面は共存、将来は脱・依存」と、同じような主張をした。
 「2人の言うことは似たり寄ったり」。原発5キロ圏内に住む無職男性(69)は迷った。「やはり怖い。今すぐは難しくても徐々に減らして」。西川氏が強調した「中央政界とのパイプ」に期待し、投票した。
 原発でバルブの保守点検をする会社の男性社長(62)は西川氏に入れたが、「推進でも反対でも、どちらでもいい。大事なのは原発とどうつきあうかの方針をはっきり決めること」。全基停止で売り上げは10%以上減った。原発が止まる度に影響される現状を変えてほしいと願う。
 家の窓から原発が見えるパートの女性(64)は、事故への不安から「できるなら(原発は)廃止してほしい」。原発に対する両候補の違いがはっきり見えなかったので揺れたが、市の財政再建に努めたからと会田氏に投票した。
 女性介護士(45)も揺れた。「もし事故があったら」と思う半面、「原発がないと、柏崎が柏崎でなくなってしまう」。結局、西川氏に入れた。
 一方、刈羽村では、現職で「原発との共生」を掲げる品田宏夫氏(55)が4選。反原発運動を40年以上続けてきた元村議の武本和幸氏(62)を大差で破った。
 品田氏は「エネルギー源として原子力は必須。それに背を向け、『怖いから嫌だ』と物事を決する社会は幼稚だ」と反対派を批判。再稼働について「安全が確保されたら役割を果たすべきだ」と主張した。武本陣営の幹部は「福島第一原発事故の怖さが、徐々に風化している」と語った。
★新潟県柏崎市長選挙結果
当 26734 会田洋(65) 無現
  20968 西川孝純(64) 無新=自民推薦
★新潟県刈羽村長選挙結果
当 品田 宏夫  2042 党派 無所属
  たけもと和幸 1011 党派 無所属


柏崎市長選、会田氏が3選果たす 2012年11月19日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20121118012676.html
 任期満了に伴う柏崎市長選は18日投票が行われ、即日開票の結果、現職の会田洋氏(65)=無所属=が、元共同通信社論説委員長で新人の西川孝純氏(64)=同=との一騎打ちを5766票差で制し、3選を果たした。
 東京電力柏崎刈羽原発が立地する同市では、昨年3月の東電福島第1原発事故後、初の市長選。福島事故の影響で柏崎刈羽原発の全7基が停止する中、再稼働問題や経済対策、将来的な脱原発を見据えたまちづくりなどが問われた。
 会田氏は、福島事故の検証や国の安全基準見直しにより、原発の安全性を高めることを最優先に掲げた。中越沖地震からの復旧復興など2期8年の実績もアピール。後援会組織と市議団の支援を受け、手堅く票をまとめた。
 会田氏は同市栄町の事務所で、原発再稼働について「国の責任において判断し、市民に説明すべきだ」と強調。「市民力と地域力を合わせて今後のまちづくりを進める。中長期的には原発に依存しない産業にシフトさせていく」と決意を述べた。
 西川氏は自民党県連の推薦を受け、保守系市議や同級生らと市政の刷新を訴えた。しかし出馬表明が告示2カ月前と出遅れた上、原発問題などで会田氏との違いを明確にできなかったことが最後まで響いた。

刈羽村長選は品田氏4選 2012年11月19日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20121118012675.html
 任期満了に伴う刈羽村長選は18日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の品田宏夫氏(55)が、東京電力柏崎刈羽原発に反対する地元3団体のメンバーで無所属の新人、
武本和幸氏(62)を破り、4選を果たした。
 昨年3月の東電福島第1原発事故後、柏崎刈羽原発が立地する同村で初の村長選。全7基が停止中の柏崎刈羽原発の再稼働問題が争点になった。
 品田氏は「短期的には、国のエネルギー政策に原子力は必要」と主張。集落の区長や企業などから幅広い支持を集めた。
 4選を決め品田氏は「勝利の喜びよりも、先頭に立つ重責を感じている」と支持者にあいさつ。柏崎刈羽原発については「共存共栄していきたい」と述べた。
 武本氏は脱原発の立場から、告示4日前に急きょ出馬を表明。反対派の村議らの支援を受けたが、及ばなかった。



 新潟県柏崎市は、県中部に位置する2005年5月に西山町・高柳町を編入した人口約9万人の市で、市長選は現職で65歳の会田洋氏に対して、自民が推薦、泉田知事も応援に回った元共同通信社論説委員長の西川(さいかわ)孝純氏が挑みましたが、
 柏崎刈羽原発について「安全性の問題、全基停止での雇用の問題がある。安全で安心して暮らせ、活力もある街にしていく」と主張した会田洋氏が26734票を獲得して、
 会田市政に関して、8年で市民の暮らしが好転していないと指摘。ビジョンの明示や指導力、発信能力が問われると指摘。原発の再稼働問題について、原子力規制委員会が示す安全基準を見守る考えを強調。新エネルギー産業などを集積させ「エネルギーの街」であり続ける努力をするとも訴え 20968票を獲得した西川孝純氏 を振り切って3選を決めました。
 福島の原発が物理的にも心情的にも動かせない以上東京電力としては何としても柏崎刈羽原発7基を早期稼働させたいところでしょうし、地元でも雇用の問題もあり安全性さえ確保できるならば容認という空気も強いのかな…とも思うのですが、柏崎市長選では一番の争点となるはずの原発再稼働問題について目立った争点が見られなかったことで、現職が逃げ切り。

 一方の、人口4800人弱の刈羽村の村長選は、2000年12月から3期12年現職を務めて4選を目指す55歳の品田宏夫氏に原発反対派で62歳の武本和幸氏が挑んだものの、品田宏夫氏が2042票を獲得して、1011票を獲得した武本和幸氏をダブルスコアで破り危なげなく再選。こちらは原発ストップによる雇用の問題がより深刻で、早期の再稼働希望の方が多いということでしょうか…。

栃木県知事選:福田氏が3選 宇都宮市長選は佐藤氏

2012-11-19 11:40:47 | Weblog
栃木県知事選:福田氏が3選 宇都宮市長選は佐藤氏 2012年11月19日 毎日
http://mainichi.jp/select/news/20121119k0000m010119000c.html
 任期満了に伴う栃木県知事選と宇都宮市長選が18日投開票された。知事選は無所属現職の福田富一氏(59)が共産党新人の野村節子氏(59)を破り3選を果たした。投票率は33.64%(前回32.28%)。宇都宮市長選は無所属現職の佐藤栄一氏(51)が、無所属新人の河内宏之氏(62)を破り3選された。投票率は36.03%(前回40.28%)で過去最低。

□知事選
 福田氏は東日本大震災、東京電力福島第1原発事故、竜巻災害などの有事対応を2期目の実績としてアピール。3期目の公約として防災関連条例の制定や、県独自の被災者生活再建支援制度の創設を掲げ、マニフェストでは「災害に強い“とちぎ”」を強調した。
 告示日の第一声は、東日本大震災で大きな被害が出た県北部から始めた。後援会組織は合併前の旧市町も含む県内全域に置き、「地域重視」の姿勢で選挙戦に臨んだ。
 当選を決めた福田氏は事務所で万歳を繰り返し「今後も『チームとちぎ』のリーダーとして震災と原子力災害を乗り越え、新たな防災の仕組みを構築していきたい」と語った。

□宇都宮市長選
 佐藤氏は小学校6年生までの医療費無料化や小中一貫教育の推進など、子育てと教育施策を中心に2期8年の実績を強調し、福祉行政の継続を訴えた。次世代型路面電車(LRT)の導入については積極的な推進を主張した。
 当選確実の一報が事務所に入ると、佐藤氏は支持者から花束を渡され「宇都宮が100年先まで繁栄できる礎をつくりたい」と抱負を述べた。

★栃木県知事選投票結果
当 462299 福田富一<3>無現=[自][公]
  71700 野村節子 共新
★栃木県宇都宮市長選挙結果
当 100858 佐藤栄一 無現=自民、公明推薦
  41678 河内宏之 無新


 栃木県知事選挙は、現職で3選を目指す自民と公明が推薦する59歳の福田富一氏に対して、共産が推薦する前県議で59歳の野村節子氏が挑戦しましたが、
 2期8年の実績を前面に、東日本大震災と福島第1原発事故による風評被害の払拭と防災、地域経済振興などを訴えた福田富一氏が46万2299票を獲得して、
「県民が主人公の温かい県政を」と福田県政を批判。原発ゼロや消費税増税反対などを訴え71700票を獲得した野村節子氏 を一蹴しました。

 また、栃木県宇都宮市は、県の中央に位置する人口約51.5万人の県都で、市長選は2004年11月から2期8年現職を務めて3選を目指す自民と公明が推薦する51歳の佐藤栄一氏に対して、学習塾経営で62歳の河内宏之氏が挑みましたが、
 LRT(次世代型路面電車)をはじめとする公共交通網の整備などを主張した佐藤栄一氏が10万0858票を獲得して、
 「多額の借金がある中で整備に383億円かかり、赤字が予想される」と現政権を批判して41678票を獲得した河内宏之氏 に2倍半近い大差をつけて危なげなく3選を決めました。

 う~ん。それにしても、民主党は政権与党だというのに、県知事選も県都首長選も独自候補の擁立見送りですか…(汗
 5万人程度の小規模自治体なら相乗りも致し方ないとしても、50万人規模の都市で政権与党ともあろう党が独自の候補を擁立できない。しかも宇都宮市長選は県都なのに主要な争点がLRT問題のみで、県都として本来もっと議論されてもおかしくない地域経済の活性化や雇用問題などで大きな争点にならないというのも何だかな…と感じます。