平成24年(2012年)が幕を開けました。新しい年の始まりにあたり、ひと言ご挨拶を申し上げます。
まずは、旧年中、引き続き多くの皆様方より大変温かいご支援をいただきましたこと、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。
2011年は、東日本大震災、東電福島原発事故、西日本での数度にわたる台風災害など、甚大な災害に日本列島が震撼させられ、年間を通して激動が続いた一年でした。国会も、年間の開会日数が289日間と最長を記録するなど、ほぼ通年国会の状態で懸命の対応を行ってきたわけですが、そのような中で元気に活動を続けることが出来ましたのも、ひとえに皆様方の温かいご声援があったからこそです。
本当にありがとうございました!
さて、あれから10ヶ月が経とうとしています。昨年3月11日に発生した東日本大震災、そして同時に発生した東京電力福島原発事故は、東北地方沿岸部や福島県を中心とする広範な地域に甚大な被害をもたらしただけでなく、現在の日本社会や政治、経済、地域や福祉のあり方に大きな疑問符を突きつけました。
私たちは、今年も引き続き、被災地の復旧・復興に全力を挙げなければなりませんが、それが単に物理的な損害を復旧させるだけに終わってはいけません。被害がかくも拡大した理由は何であったのかという観点から、地域社会の現実や災害対策の課題を見つめ直し、そこから得られた教訓をしっかりと未来に活かして行かなくてはならないのです。
それが、2012年の大きなテーマだと思っています。
私は、2010選挙でお約束した通り、皆さんと力を合わせ、人と人とのつながりや支え合いを基本にした日本社会の再生に力を注いでいきたいと思います。日本全国どこに住んでいても、安心して働き、安心して暮らし、安心して学び、安心して年を取り、安心して子どもを育てられる ----- そんな、誰もが希望を持って未来へ歩んでいくことの出来る社会をめざしていきます。
新しい年、平成24年(2012年)の最大のテーマは、東日本大震災被災地の、そして原発事故被災地の再建・復興を進めていくことであることは言うまでもありませんが、同時に、「つながってささえあう社会」づくりへの更なるステップの年にしなければなりません。年末に政府与党がまとめあげた「社会保障と税の一体改革素案」は、そのための第一歩になるべきものです。法案成立に向けて、まだまだ課題は山積ですが、今後、私も皆さんとの対話を積極的に進めながら、国会内外における議論に臨んでいきたいと思います。
そして、今年も引き続き、命をつなぎ、地域をつなぎ、国民生活を向上させる情報通信政策の展開と、誰もが安心して働き、生活することが出来る労働・雇用政策の確立に向けて、国民の代表として一生懸命頑張っていきますので、どうか温かいご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、本年が皆様方にとって幸多い年になりますことを祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
平成24年(2012年)元旦
石橋みちひろ