石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

長野市で視察をしてきました!

2011-03-06 22:54:48 | 活動レポート
金曜日に、長野市へ行ってきました。

長野訪問のメインの目的は、夕方、終業後に開催されたコムウェア本部信越分会(長野)の政治学習会への参加でした。一日のお仕事で皆さんお疲れだったと思いますし、金曜日の終業後ということでいろいろ予定もおありだったのではないかと思いますが、その中で20名以上の組合員さんが集まって下さって、約1時間の講演をとっても熱心に聞いてくれました。



前半は、いつものように情報通信政策の動向を中心に、そして後半は、今まさに通常国会で議論している平成23年度予算案をベースに、民主党政権が何をめざしているのか、自民党政権と何が違うのか、ということを中心にお話ししました。そして質疑応答の時間にはいくつか面白い質問をいただいたのですが、中でも「石橋さんは民主党のどの派閥に属しているんですか?」という質問が良かった! 私も熱が入って、民主党には、よく知られている自民党の派閥のようなものがないこと、民主党にあるのは政策グループと称する比較的縛りの緩い集まりであること、私自身も、今のところ3つのグループに顔を出して勉強させてもらっていること、などをお話ししました。

最後に、皆さんと固い握手を交わしてお別れしたのですが、少しでも皆さんの今後の政治活動の参考になっていれば幸いです。

ところで、この日、せっかく長野まで行く機会をいただいたので、長野でもぜひ現場視察をしよう!ということで、現地のハローワーク、労働基準監督署、そして県の商工労働部にお願いをして、視察および意見交換を行ってきました。

まず長野のハローワーク。所長さんの案内で所内を視察してから、業務の状況について概要説明をいただき、続いて所員の皆さんとの意見交換会に臨みました。意見交換会には、5人の職員の方々が参加してくれたのですが、それぞれの担当分野の状況について話しを聞かせてくれました。結論から言えば、やはり現場では、業務量の増加に皆さん本当に苦労しながら一生懸命に対応いただいていますね。

よく勘違いをされるのですが、ハローワークの仕事というのは、単に求人票やコンピューターの検索結果を求職者に機械的に紹介する仕事ではありません。「誰でも簡単に出来る」仕事ではないのです。それこそ十人十色の求職者に対して、個々の特性や状況や希望に応じて「企業」や「職」を結びつけてあげる、つまり「人」を「社会(企業)」につなげてあげる大切な仕事なのです。職(ジョブ)やさまざまな雇用制度に関する知識だけでなく、コミュニケーション能力も要りますし、忍耐力や包容力も必要です。経験やスキルの要る仕事なのです。そのことをしっかり認識して対応を図らなければ、いくら雇用施策を充実させいってもただ現場の負担を増やすだけ、という結果になりかねません。そのことを改めて感じました。

あと、私もかねがね思っていたことですが、国の施策が複雑多岐に渡りすぎていることも考えないといけないですね。現場では、全ての施策を説明しないと「後で何を言われるかわからない」という状況になっていて、利用者も結局は「一番有利な施策を利用するだけ」という結果になるだけなのです。これも今後の参考に。

最後に、「ジョブサポーターの増員は本当に役立っている」という声をここでも聞かせていただけたのは嬉しかったですね。

続いて労働基準監督署。ここでも、署長さんから概要について説明をいただいたのち、監督官の方々から直接お話を伺う機会をいただきました。いろいろとお話しさせていただいたのですが、私が聞きたかったのはただ一点。現行の体制で、十分な監督が行えているのかどうか、ということです。もちろん、結論は「数は多いにこしたことはない」ということになるわけですし、現場では「今の体制でやれるべき最善の取り組みをしている」わけで、これまた監督官の皆さんのご苦労に敬意を表さずにはいられません。

現実は、職場からの相談が激増し、相談に基づく監督が増大している中で、定期的に行う監督を今まで通りに行うことが難しくなっているのです。労働基準法違反については、数が増えているだけでなく、案件も複雑なものが増えていて、手間暇かかる案件が非常に多くなっているのです。そのこともしっかり踏まえた上で、労働基準監督制度のあり方を考える必要がありますね。

そして最後は、長野県の商工労働部との意見交換会。現の雇用情勢や、さまざまな雇用関連施策について説明をいただきました。私が一番興味があったのが、国と県の連携がどうなっているのか、という点でしたが、この点については「非常に上手くいっている」という力強い言葉をいただきました。大切なのは、全ての求職者の皆さんがちゃんと職に就けること、そして企業の皆さんの求人が満たされること、そのために国と地方がしっかりと連携して最善の結果を出すこと。そのために今後もしっかりと対応していきたいと思っています。

ということで、長野への訪問は大変充実した活動となりました。今後も、地方訪問の機会を利用して現場の声をしっかり聞いて歩きたいと思っています。

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