先週、8月23日の根室での結団式から始まった今回の北方領土ビザなし交流、8月24日に「えとぴりか号」で根室港を出港。8月25~26日の2日間、択捉島に上陸して交流活動を実施。そして今日、全日程を終了して、無事に帰着しました!
今回の交流の様子を、まずは写真でご紹介。
北方領土ビザなし交流・択捉島訪問 2012年8月24~27日
今回の訪問、大変貴重な機会でした。現場を踏むということが本当に大切なことだと改めて実感しました。
何と言っても、択捉島を実際に見て、そして今、島に住んでいるロシア人の皆さんたちと直接対話をして、戦後67年という時間の長さをしみじみと感じさせられました。現実として、今、そこには、日本の町ではなく、ロシア人の町があり、ロシア人の生活があるわけです。そして、新しい開発計画の下で、徐々に発展しつつある町があって、その中で、島の将来に希望を抱く住民たちがいたわけです。
つまり、住民の生活、住民の将来への安心を考えることなしに、北方領土問題は考えられないという現実です。言い換えれば、今、北方領土問題を考えるということは、そこで生活を営んでいる住民たちの生活をどうするかを真摯に考えることではないか ---- 強くそう感じました。
まだまだいろいろなことを考えなければなりませんが、とりあえず今日はこの辺で。またあらためて、私の考えを述べる機会を持ちたいと思います。