石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

追悼:芦田さんと宇佐見さん

2011-11-11 23:55:47 | 活動レポート

今日、UIゼンセン同盟さんから二通の訃報連絡が届き、驚き、そして悲しみに暮れました。

かつて、ゼンセン同盟の会長を務められた宇佐見忠信さんと芦田甚之助さん。労働組合運動に大きな足跡を残された二人の指導者が、なんと同じ11月10日に亡くなられたという知らせでした。若手の皆さんはご存じないかも知れませんが、宇佐見さんは同盟の会長として、そして芦田さんは第二代連合会長として、ともにナショナルセンターのトップに立たれた方です。

私は、連合経由でシンガポールの「国際自由労連アジア太平洋地域事務所(ICFTU-APRO、現ITUC-APRO)」に出向していた94年から96年の間、お二人と一緒に仕事をさせていただく機会に恵まれました。その時のICFTU-APROの書記長が、お二人と同じゼンセン同盟出身の和泉孝さんだったこともあって、ことのほか気さくに接していただいたのだと思います。

当時、芦田さんは山岸さんの後を継いで連合の第二代会長に就任された頃。ICFTU-APROの諸会議でご一緒する際に、色々とお話させていただいたのをよく覚えています。宇佐見さんは、95年に富士社会教育センターの理事長に就任された頃にシンガポールにお出でになって、シンガポールの労組指導者との会合や懇親にご一緒させていただいたのが一番の想い出です。

その時に一つエピソードがあって、香港の中国返還によって民主的な労働運動にどのような影響が出るかという話題になった時に、私が(若気の至りで?)シンガポールの労組指導者に食ってかかったことがあったのですね。宇佐見さんはその後「あれだけの労組幹部に物怖じせずに自分の意見をしっかりと言える(しかも英語で)頼もしい若者」と私のことを評していただいたそうです。

その後も、お二人にはお会いする度に声をかけていただきました。ここしばらくお会いする機会がなくて、でもお元気にお過ごしのことと思っていただけに、訃報に接して本当に残念な思いです。

ここに慎んで、お二人のご冥福をお祈り申し上げます。


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