石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

問責決議の可決について

2012-08-29 23:53:13 | 活動レポート

今朝の民主党・参議院議員総会、会場では、いつもと違う風景が議員を待ち構えていました---

 
そう、両サイドの窓枠に掲げられたのは、「禁足」の二文字が大きく書かれた看板。昨夕、自公が内閣総理大臣に対する問責決議案を提出したために、今日の本会議が散会するまで(つまり全ての議事が片付くまで)、本会議場に15分以内に駆け付けられる範囲内にいることを義務づけられたわけです。 

当初10時からの開会が予定されていた本会議は、問責決議案の扱いを巡って野党間の調整がつかず、先送りに。結局、開会したのは午後5時。ホントにドタバタの一日でした。 

結局、本会議で緊急上程された野田総理に対する問責決議案は、自公以外の中小野党7会派が、8月7日に提出していたものを一部修正して再提出したもの。その問責理由には、「消費増税反対」が掲げられていて、消費増税法を含む一体改革関連法案を成立させた民主、自民、公明3党の合意を「議会制民主主義が守られていない」として批判する内容でした。

自公は、自分たちが提出した問責決議案への一本化を図ったわけですが、7会派が同意せず(そりゃそうですよね。7会派は3党合意を批判しているわけですから)、結局自民党は、自らの問責決議案を捨て、7会派案に乗っかることを決意して本会議に臨んだわけです。

良識ある公明党は、「筋を通す」という判断で、本会議場から退席し、採決を棄権しました。本来は反対すべきだと思いますが、それでも賛成するよりは筋の通った対応です。

結果、自民党が賛成に回ったことで、決議は賛成129票、反対91票で可決されてしまいました。本当に残念なことです。

今回の自民党の対応には、全くあきれて言葉もありません。今回の問責決議が批判したのはまさに社会保障と税の一体改革関連法と、それに関する三党合意だったわけです。自民党自身が批判されているわけです。にもかかわらず、自民党はそれに賛成してしまった・・・自らの失態を認め、三党合意を一方的に破棄したに等しい行為です。

これを党利党略と言わずして何をそう表現できるでしょうか!

大変残念ながら、これで通常国会は開店休業状態に入るでしょう。国民生活のため、被災地の復興のため、経済・社会の再生のために審議を尽くすべきなのに、放棄してしまうわけです。皆さん、どうかこの事実を忘れないで下さい。

国会はこれで止まってしまうかも知れませんが、私たちは引き続き、来年度予算の概算要求の取り的や、税制改正要望の取りまとめにむけて全力で活動を続けていきます。


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