いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

1945年 8月23日 皇居前広場で明朗会会員が集団で切腹事件の真相

2010-03-19 01:38:48 | 余談
 皇居前広場で行われた集団自決事件の真相を知りました

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでく
ださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○皇居前広場で行われた集団自決事件の真相を知りました
 昭和20年8月23日、日本が戦争に負けて国際連合軍の支配下に置かれた中で、皇居前広場で集団自決事件がありました。
 こういう事件があったことだけは、ずっと前から知っていました。
 しかし、この事件は、誰が、何のために、なぜ集団自決したのかについては何も知らないでいました。
 この真相を、昨日参加した小さな集会で知りました。

○皇居前広場での集団自決事件の真相
 集団自決したのは、名古屋出身の鬼頭さんという28歳の女性一人を含む、「明朗会」という団体の会長の日比和一氏以下、明朗会関係者の二十代と三十代の人たち十二名です。
 何のために、集団自決することになったのか?
 この人たちは、そのときに、昭和天皇を暗殺するという計画がある、と知って、とても驚いて、これを阻止する! 行動に出たのですが、自分達の力ではどうしようも無い、と知ることになりました。
 そこで、思い余って、自分たちが命を捨てて、人柱になって、昭和天皇を暗殺する計画を阻止する! とこの方々は決意したのです。
 この結果の皇居前広場での集団自決事件だったのです。
 なお、歴史的な事実では、昭和天皇はこの時に暗殺はされなかったわけです。
 また、そのときに、昭和天皇を暗殺する計画が実際にあったのかどうか、誰がこの計画を立てたのかは、話を聞いた範囲内では不明です。
 私が聞いたこの話自体の信憑性についても不明です。
 しかし、集団自決をした方々は、これが真実だと信じたわけです。
 そして、「ヒトの生き方の原理」に則って、信じたとおりに行動することになったわけです。

○後日談 集団自決事件
 皇居前広場で行われた集団自決事件。
 これには後日談があります。
 集団自決した中の一人の日比和一青年をよく知っていた、また日比和一青年を含む人たちが集団自決した経緯もよく知っていたヒトが居られたのです。
 この方は、先年九十歳を過ぎて亡くなられるまで、毎年欠かさず集団自決した方々の慰霊の供養をしておられたそうです。
 そして、この方を法華経信仰の師と仰いで来た方が、昨日は、詳しく話せば話に切りが無いけれども五分ほどお時間を拝借と言う形で、皇居前広場で行われた集団自決事件のことを簡単に話しをされたのです。

○なぜ昭和天皇の暗殺を自分達の生命に換えてでも阻止しなければならないと考えたのか?
 集団自決した方々は、なぜ、昭和天皇の暗殺計画を自分たちの命と引き換えにしてでも阻止しなければならないと思い詰めたのか?
 この方々は、日本国民と日本国の存立と存続は、天皇を中心とする皇室と法華経精神という二本の柱でしっかりと支えられていて初めて可能になる、という考えを信念にしていたのです。
 そこで、二本の柱の一つの天皇がもし暗殺されることになれば、日本国民と日本国の存続基盤が失われてしまう、と考えたわけです。

○集団自決した彼らの信念の源 日蓮を介して学んだ法華経信仰者
 日本国民と日本国の存立と存続は天皇を中心とする皇室と法華経精神という二本の柱で支えられて成り立っている、という集団自決した彼らの信念は何処から来たのでしょうか?
 この答えは、その源を辿ると、日蓮宗の開祖、日蓮の法華経信仰にあるようです。
 日蓮は、法華経こそ仏典の中で釈迦の教えを余すことなく伝える最高の存在と理解し、これを、皇室と並んで日本国民と日本国の精神的な支柱にすべきもの、と主張します。
 そして、法華経に示されているヒトの精神のあり方から外れれると、ヒトの心が乱れ、国民の心が乱れることになり、これは国の秩序の乱れになって現れることになる、と日蓮は説きました。
 国の秩序が乱れるときには、国外からの侵略を招く国難に陥る、と日蓮は説き、その当時の政治と国のあり方の乱れが蒙古軍の襲来を招いた、と日蓮は断定して、当時の鎌倉幕府から目の敵にされることになります。
 後に、この日蓮の教えを介して法華経信仰者になった人たちの中で、明治維新から大正そして昭和に掛けての日本の近代化の過程の中で唯物論に基礎を置く社会主義/共産党主義思想などがもたらした国民の精神的な乱れがまたも蒙古襲来のような国難を招くのではないのか!!! という強い危機感を持つ人たちを生み出したようです。
 この結果は、明治から大正と昭和に掛けて、法華経に関する講演会や街頭演説会等が流行ることになりました。
 この頃の熱気を私は母から聞いています。
 母も法華経に関する講演会を聴いて、生涯の法華経信仰者になりました。
 集団自決した十二名の中の一人の日比和一氏も二十代のときに、そのような法華経に関する講演会を通して、日蓮の教えの信仰者になられたようです。
 そして、日比和一氏は、昭和十二年、自分が勤める商船会社で、新人の研修のための航海のおりに賭博が常習的に行われていることを知ります。
 賭博を阻止するために、賭けの胴元を、彼は船上から海に放り込むことまでしたそうです。
 これは、日蓮が言う、社員皆の精神の乱れの現れであり、これを放置すれば会社の存続が、更には日本国の存続が危うくなる、と彼は考えたからです。なお、目的は手段・方法を正当化し神聖化するか? という問題がここにはあります。これは別文で考えます。
 強い危機感を持った彼は、直接の上司に賭博の中止を何度も訴えたけれども相手にされないことに業を煮やして、重役会議が行われている所に拳銃を持って押し入り、社長以外の重役が逃げてしまった後、席に残った社長に非礼を詫びた後、事の経緯を話して、自分が作ってきた改革案を提示し、それを読んだ社長が一週間の間検討させてくれということになります。
 この結果は、日比和一氏が提案した、労働争議のためのものではない、社内の乱れた規律を立て直すための労働組合を作ることが認められることになったのだそうです。この事件に関しては、その当時の新聞記事になっていると聞きました。

 日比和一氏と彼の仲間の十二名は、昭和天皇暗殺計画があると知って、これを阻止できないと分かったときに、この危機を乗り越えるために自ら選んだのが、自らを人柱にし、自らの命に換えて、その暗殺計画を阻止することだったわけです。
 彼以外の自決者も、きっと彼と同じく、日蓮の教えに忠実な法華経の信仰者であったに違いない、と推測します。

○まとめ
 昭和四十五年に、皇居前広場で行われた集団自決事件。
 この時に自決された方々の慰霊の意味も含めて、日本国民の歴史の一部になったこの事件について、簡単に紹介しました。
 
  
 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

1 コメント

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明朗會を知らずして終戦は、語れない。 (伊豆守無宿)
2013-10-03 23:36:28
明朗會・大東塾・尊攘義軍を學ぶ事は、基本中の基本。
此の義挙を知れば、民主主義が如何に反国家思想か理解出来る。
個人主義・民主主義の破壊こそ日本再生への最短距離。
言い替へれば、国民主権を標榜する者達に国政を委ねては為らない。
憲法破棄宝位奉還!
実践教育勅語!
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