今日は、珍しいモノの修理です。
こちらです。
昔懐かしい、電熱器です。
300Wのニクロム線が2本ありますので、合計600Wですね。
しかし、単なる電熱器にしては風情があります。
本体をひっくり返してみると、
『炉置炉用炭型電熱器』との表示があります。
いずれにしても、かなり古いものです。
ニクロム線と袋内コードの組み合わせからして、
年代を感じますね。
さて、これはどんなシーンで使われるんでしょうか?
これを一発で当てられる人は、スルドイですよ!!
実はこれ、茶道の先生の持ち物でこの上に鉄製の釜を載せて、
お湯を沸かされます。
使用中に、コードから火花が出たそうです。
ここですね。
ということで、しっかり補修させていただきました。
お聞きすると、もう50年使い続けておられるそうです。
本来、あまり古いもののご使用はお勧めできませんけど、
色んな思いが詰まっている電熱器です。
今後も、充分気を付けてご使用されるように、お願いしました。
M様、いつも有難うございます!!