総合型クラブマネージャー研修3日目に「クラブ経営と財務・会計」についての研修を受けました。
難しい話になるかと思っていたのですが、遠藤誠先生のおかげで、思った以上に頭を抱えることなく、分かったことが多かったように思いました。
始めに、蛇口の付いた水槽から水を出すのと、水槽に水を入れるのを同時にして、増えたか減ったかを調べるには、どんな方法が考えられますか。という質問で、楽しく的をついた説明をしていただき、少しずつ苦手意識が薄くなってきたように思います。
損益計算書の例題をしてみて、ポイントを教えていただきました。パソコンなどの備品は、損益計算書には挙げないで、費用の固まりと考え、資産と考えるということが分かりました。損益計算書と仕切り書を同じような感じで思っていたので、間違いに気づかされました。また、実際の現金の動きは、よく考えないと分からないということも気づかされました。
また、貸借対照表の資産・負債・資本の関係と+-の右左、損益計算書の収益・費用の関係と+-の左右などを教えていただき、なるほどと思いました。
事業計画立案の考え方ということで、イベントの金額設定の仕方について学びました。材料費や必要経費を足して、集客の人数で割ると差し引きが出てくると思ったのですが、そういう考え方だと、「たら」「れば」の話になるということで、価格から材料費を引いた一つでのもうけ金額を考え、どうしてもかかる費用を一つのもうけ金額で割ると、損益分岐点となる集客数が求まり、そこからいろいろな戦略を考えるといいということを学びました。休憩時間に早速、自分のクラブの一プロダクトを計算すると、保険料を考えなければ、いい感じですが、保険料を入れると、少し難しい価格設定になりました。こうして、一つずつ検証するのも大事なことだなあと思いました。
少し構えていた財務でしたが、少し前向きに考えたいと思える講義になりました。遠藤先生には、本当に感謝したいと思いました。有意義な時間をありがとうございました。