3年ぶりの開催となる部落解放若桜町研究集会が開催されました。
コロナ禍での開催で、時間短縮など感染対策をしての開催でした。まず、若桜学園の取り組みを発表されました。地域との連携で、様々な授業を展開されていて、ある程度知っていると思っていましたが、まだ知らない取り組みがたくさんあることが分かりました。子どもたちは、保護者の知らないところでもしっかりと学んでいることが分かります。
また、講演では、「人権の法制度の確立と部落差別解消推進法の強化・改正に向けて」という演題で、部落解放同盟大阪府連合会の赤井隆志執行委員長の講演を聞きました。参加型の講演で、隣の人と相談しながら、人権侵害かどうかを事象を提示され、協議する機会を設けられました。3事例中2問は正解でした。その中で、人権については、日々生きていて変化している。基準が世相が変わるにつれて変わってくるという話をされ、納得しました。
「人権デューデリジェンス」という国際的人権基準があり、これまでは、事象があって人権侵害だといっていたけど、ここに至るまでの過程も踏まえて考えることが大事だと言われました。確かに、そこまでに様々な侵害があって人権侵害へとつながっていることを紹介されました。
こうして人権の学習も日々変わっていて毎回、自分の人権感覚を振り返る機会となっています。こういう機会を進んで参加していきたいと思います。