青少年育成若桜町民会議教育講演会で、「子育てと子育ち~大人の役割~」という演題で鳥取子ども学園希望館副館長山下学氏の講演を聞きました。
心のイメージを薄皮の丸い大福に例えられ、図を使って分かりやすく話してくださいました。心の大福をきれいな箱で、緩衝剤を入れて大切に成長させていかなくてはならないということでした。でも、そこで、過保護になり、箱の大きさを変えず、そのままでいくと、丸い大福でなく、四角くなってしまうそうです。また、逆に、ネグレクト(放任)だと、箱が大きくなりすぎてしまい、あちこちぶつかって大福の形が変わったり、割れたり、さらには、箱をはみ出してしまうことにもなりかねないということでした。最後に、虐待は、傷つき続けてしまうと、風船のように、大きく成長できないことが多いということでした。
自分の教育観で、適度なストレスやプレッシャーは与えて、乗り越えていくことで、強い人間になっていくと思っていたら、「上手に傷つけることも必要」という言葉で言われ、自分の思っていることはあっていたなあと安心させられました。「上手に」ということが難しいところですが、自分の思いを実践していきたいなあと思います。
山下先生、関係者のみなさん、ありがとうございました。