ゆめ未来     

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今週の読書! ヴァイオリン職人と....秘密/帰り来ぬ青春

2015年02月28日 | もう一冊読んでみた
 今週は、この2冊。

ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密/ポール・アダム  2015.2.28

 『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続いて、ポール・アダムの2冊目、『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』を読みました。
前作同様、教養歴史小説の一種とも思えるミステリーでした。
また、少年、エフゲニー・イヴァノフの成長物語とも言えそうです。
いろいろの要素が詰め込まれている物語です。

逝ってしまった人たちに、こんな気持ちを持ち続けることができたら、お互いに幸せなのにと思います。

 「つらいわよね?思い出は痛みをともなうわ、でも同時に心を上向けてくれる。彼はいまでもあなたと一緒にいるのよ、ジャンニ。そういうふうに考えなければだめ。トマソは逝ってしまったけど、彼の一部はまだあなたとここに残っているし、これからもずっとそうなの」

年とともに、こんな気持ちなりますね。
あきらめでしょうか。

 わたしたちはみんな二流の存在なのだ。平凡であることは人間という存在において普通のことだ、......

  『 ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密/ポール・アダム/青木悦子訳/創元推理文庫 』



帰り来ぬ青春/藤田宜永   2015.2.28

 藤田宜永さんの『帰り来ぬ青春』を読みました。
「帰り来ぬ青春」の歌に、こだわりすぎた気がしました。
作者には、強い思い入れがあるのかも知れません。
少々長がすぎる緊張感に欠ける作品になってしまった、とぼくには思われます。

YouTube で『尾崎紀世彦 帰り来ぬ青春』をみつけた。
この歌には、ウィスキーがにあう。
今宵は、酒を抱き、青春の日々の思い出を夢みた。

            過ぎたむかしを
            空は、青く
            風はひかり
            鳥のように空を飛んだ
            ちかいあった愛のように
            過ぎたむかしを
            くちびるには歌があふれ
            あまい涙、ほほをぬらし
            こころ酔わす若さの酒
            もっとはやくとしははしる
            足跡さえ残さないで
........
            すぎた日々の思い出よ


   『 帰り来ぬ青春/藤田宜永/双葉社 』


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