保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日19日「おみやさん」最終回スペシャルに加藤寛治さんが出演されます。

2009-03-18 09:10:17 | 素晴らしき仲間たち~
明日19日(木)テレビ朝日系列で放映されるドラマ
「おみやさん」の『京番茶殺人事件~そして振り込め詐欺』
に友人で押忍!男組の加藤寛治さん会社社長役で出演されます。


京情緒あふれる風景のなか、人間ドラマが織り成すミステリードラマ
として人気シリーズとなっている渡瀬恒彦さん主演の「おみやさん」
今週はそのシリーズ6弾の最終回2時間スペシャルです。
番組は一部と二部構成となっていて、各一話・一時間枠で放送されます。

加藤さんが出演されるのは第二部の方。

G&Sコーポレーションという金融会社の社長・荒木充夫役で、
ストーリーが始まってすぐに殺されるという役どころ。(8時45分位?)
その後、回想シーンと時効まじかの犯人の幻影に出られます。

事件は15年前のバブル絶頂期の頃。
祇園で飲んだ帰りに事務所に戻ったところを、二人組の犯人と
出会い殺されるという不運な金融屋の社長さん。
その後足取りがつかめないまま、事件は時効の迎えようとしていた。

そんなある日、ひとりの男の死体が発見されます。
直接捜査に関われない資料課の窓際刑事・おみやさんが
この殺人事件から時効資料にあった15年前の事件を
思い出し再び、捜査が始まります。
そこに事件は思わぬ展開をみせていきます・・

おみやさんの鋭い推理と熱い捜査が見どころですね。

「お宮さん」最終回スペシャル
『京番茶殺人事件~そして振り込め詐欺」

放送:テレビ朝日系19日(木)20:00~21:54

出演 渡瀬恒彦、櫻井淳子、七瀬なつみ、谷啓、菅井きんほか
   ゲスト 竜雷太、江波杏子、金井勇太 正名僕蔵

ダム放水?河原から離れられない船守り。

2009-03-17 00:38:27 | 船頭
一睡もせず、船の守りを行なった日は川が
増水して運航できない状態になっていました。

対岸の河原から遊船の乗船場を見ると、船着場は
完全に川に沈み、堤防の階段にまで水が
上がってきていました。

朝に‘アカガイ’を終えた我々3支部でしたが、
ほっとしたのもつかの間、遊船事務所から
「ダム放水」の情報が伝えられました。

なんと、上流にある関西地域有数の規模を誇る
日吉ダムが、今の放水量から約20トン増やし
放水するという情報だったのです。

この状態から20トンも放水を増やされれば、
‘湾’決壊も起こりうる可能性があります。

再び支部長である私が河原に待機し、水位の
状態を監視しなくてなりません。

湾の傍に車を停め、一日、見張り番です。

昨夜一睡もしていないので、昼には睡魔と闘い
ながらの監視作業。

午後2時ごろ、当然「ウ~ウ~」というサイレンが
河原一帯に鳴り響きました。
このサイレンは「河川が増水します。注意して下さい!」
ということを伝えるものです。

サイレンの音に眠気も吹っ飛び、私にも緊張が走りました。

「今から増えるとなると、湾決壊もありうる・・・」

そうなれば、すぐに遊船事務所に伝えクレーン車
と移動の為のトラックの手配をお願いし、支部員全員を
召集の上、船を移動する段取りを迅速に始めなくてはなりません。

水位は徐々に上昇してきました。
湾の堤防決壊まであと20cm位か?
緊張しながら待つこと30分・・・

しかし、どうしたことか?それ以上上がる気配はありません。
結局、水位はそこで止まり、安定してきました。

しばらくすると、遊船事務所から電話が入り、
「どうやら放水の峠は越えたようや~」という
ダムからの情報が伝えられました。

ぎりぎりのところで、危機的状況は回避された様です。
気がつけば、今朝の2時から約15時ほど、河原に
待機していたことになります。

先輩たちから「支部長になった船守りが大変だ」
とよく聞かされていましたが、今回のことで
「本当だな」と実感しました。
まあ~「夜中の船上げ」に至らなかったことは
幸いでしたが、今年一年何があるかわかりません。
しっかり気を引き締めていきたいと思います。

降り続く雨、‘船守り’の長い一夜。

2009-03-16 23:15:51 | 船頭
先週末、日本列島を襲った活発な低気圧の
影響で河川が増水した保津川。

このような天候の際、最も心配になるのが船の係留場です。

普段は川の左岸端を堰き止め、人工の‘湾’を造り
そこに船をつないで置くのが保津川の係留スタイル。

しかし、豪雨などにより河川が増水すれば当然、係留場の
水位も上昇し、湾が決壊する恐れが出てきます。
ひとたび決壊すると、穏やかだった湾は一気に急流と化し
すごい勢いの流れでワイヤーでつないである約50艘の
船が流されるという危険性が出てくるのです。

このような事態を未然に防ぐため、保津川遊船では‘船守り’
という見張りの当番を設けています。

この‘船守り’は遊船組合を構成する4つの支部が
各10日間の交代制で実施しています。

先週末の様な大荒れの天候の時は、その担当日に当たっている
支部が管理しなくてはならず、雨の降雨状況から推測される
川の状態と船内部の雨水のたまり具合などを逐一監視し、
危険状況を判断するのは担当支部の支部長に任せれています。

そして、先週末その仕事に運悪く当たってしまったのが・・・
3支部・支部長の私はっちんだったのです。

深夜2時ごろ、急に雨足が激しくなってきたことを感じた
私は急いで保津係留場の河原に向かいました。

行ってみると水位自体はまだ上昇してきてはいませんでしたが
船の内部には相当の雨水が溜まってきていました。

とりあえず、河原に停めた車の中から監視することにしました。

待つこと3時間・・・一向に止む気配を見せない雨。
それどころか、雨足はより激しくなる一方です。

午前5時、雨が降りつける中、もう一度船の状態を見回ります。

すると、船の内部は約3分の1が浸水し船に添えてある救命具箱
が浮かんでいるほどの状態になっていました。
すぐさま、用意してきたポンプ機の電源を
入れ、水をかき出すかき出す作業に掛かりました。

ここまでくると、自分ひとりでは対処できないので
支部役員5名に召集を掛け、最悪の事態も想定に入れた
、今後の対処方法を相談することにしました。

約15分後、召集した役員たちと協議し、これ以上
降る様なら、支部員を全員に召集を掛けることで
まとまり、様子をみることに。
時間が時間だけに、最悪、湾が決壊し、船をクレーンで
移動する様な事態になるまでは、なるべく全員召集は
避けるというのが遊船の鉄則なのです。

待機しながら様子を窺っている間、雨はおとなしくなり、
河川の水位上昇も落ち着き、船内部のたまり具合も
増えることがなかったのは幸いでした。

とはいえ、船内部に溜まった雨水はかき出す必要が
あるので午前8時に支部員全員に召集を掛け、係留して
いる約50艘の船全てを、手分けしてバケツでかき出す
‘アカガイ’と呼ばれる作業にかかりました。

とりあえず、湾が決壊し船を移動させる最悪の事態は
免れましたが、一睡も出来ない本当に長い‘夜’でした。

遊船の船の運命を支部長一人が背負う・・・という
プレッシャーは思っていたよりかなり重いものだと
正直、感じた一夜でした。

船の後ろにある堤防が決壊すると、船を移動させなくてなりません。
残り約30cmってところでしょうか?
もう一時間、雨が強く降っていたら決壊していたかもしれません。


今夜15日の「映像’09~16歳の瞳・ボクサー里樹の挑戦」をご覧下さい。

2009-03-15 10:12:36 | 素晴らしき仲間たち~
今夜15日(日曜日)の深夜24時30分からMBS毎日放送
で放送される「映像’09」で、友人の米田氏が制作した
『十六歳の瞳 ~ボクサー 里樹の挑戦~ 』が放映されます。

今回は致命的な怪我にも挫折せず親子で夢を追い続ける
高校生ボクサーが主人公。

大阪出身で千葉県の高校に通う松井里樹君は、3歳から
元アマチュアボクサーだった父親の手ほどきを受け、
世界チャンピオンを目指し練習に明け暮れた。

デフェンス能力の高さから小学校卒業時には「200年に1人の天才」
と言われるほど将来を嘱望されたが、中学1年の時の練習中に
ボクサーにとって致命傷ともいえる目のケガを負ってしまいます。

医師から「ボクシングを続けるのは難しい」と告げられる
試練の中、世界チャンピォンの夢をあきらめず、父と二人三脚
で乗り越えていこうとする親子の姿を追います。

私も同じ格闘技を実践する者として「闘い」をテーマとした
「親子の愛と絆」「競技者と指導者の信頼関係」「試練を克服する心」
など共感できることも多い作品だと思います。

戦い・・・という厳しい世界の中で「夢とは」「努力する意味」
「継続の力」など、はぐくまれていく人間の姿を
ディレクターがどのように表現していくのかとても楽しみです。

「映像’09」は毎回「地域に密着したドキュメンタリー」
という原点を踏まえ、様々な問題提起により放送後の影響力も
大きいといわれる番組で、視聴者並びに放送業界にも
高い評価を受けています。
深夜の放送ですが、観終わった者に様々な感情を抱かす番組です。

。☆「映像’09」
『十六歳の瞳 ~ボクサー 里樹の挑戦~』
放送日:3月15日(日)
時間: 24時30分~25時30分
*同番組(毎日放送)は関西ローカル放送です。

☆平成20年4月に放送された米田さん作の
 「家族の再生~ある児童養護施設の試み~」が
 平成20年度「民間放送連盟賞・教養番組部門」
 で『最優秀賞』を受賞されました


V.O.Pが2週連続、日曜日にスプリング・コンサートを開催!

2009-03-14 14:04:47 | ゴスペル&ミュージック
明日15日(日)に大阪の「難波OCAT」4Fの
難波市民学習センターで、ゴスペルグループ
「voice of peace」がスプリングコンサートを
開かれます。

voice of peace・OSAKAメンバーさんが
いつもレッスンされている会場だそうで、
今回のコンサートはセンターの「春のイベント」
で出演されるそうです。もちろん入場は無料。

時間は16:10~16:30。
曲はseasons of loveなど3曲を演奏されます。

難波まで行かれる方がおられましたら、
ふらっとお立ち寄りになりご鑑賞下さい。

そして、この時期、我が家では恒例となりました
京都駅横・メルパルク京都・7F音楽スタジオで開催される
「Voice of peace in KYOTO spring concert2009」も
来週22日(日)の18:45~20:15まで行なわれます。
曲はJOYやMY life is in your handsなどゴスペルソング
のほか森山直太郎さんの‘さくら’や‘ハナミズキ’など
春らしいJ-SONGも演奏されます。

入場無料ですので、ご自由にお越し下さっていいとのこと。

この機会に「VOP」のさわやかな歌声にひたり、
ひと足先に‘春’の訪れを感じてみてはいかがでしょう!

Voice of peace では、只今、新規メンバー募集中とのこと。

今年も‘夏’には京都駅ビル・大階段で「サマーコンサート」
を開催する予定で、大観衆の前でおもっきり歌いたい方は
是非、この機会に入会されてみてもいいのでは?


今日から『京都・東山花灯路2009』が開催されます。

2009-03-13 14:02:58 | 京都情報
京都に早春を告げる「京都・東山花灯路2009」
が今日13日から22日(日)までの10日間、
東山の山麓に連らなる街道で行なわれます。

花灯路は、東山山麓の北は青蓮院から知恩院~円山公園
八坂神社を通って、南は清水寺までの散策路約4・6キロ間
で行なわれるもので、北山杉磨丸太や京焼・清水焼、京銘竹
、京石工芸、金属工芸という六種類の路地行灯を
約2400基設置し‘光の街道’を演出します。

各華道流派のいけばな作品と一輪挿しの花をライトアップ
し展示する「いけばなプロムナード」も健在。
‘灯り’と‘花’のコラボで優雅な古都情緒溢れる
路地街道が姿をあらわします。

また「東山花灯路」はその他のイベント空間がいっぱい。
円山公園内を流れる「吉水」の水面に約1000本の
青竹の灯篭を設置し‘灯りの川’を出現させる
「竹灯り・幽玄の川』は幻想的な情緒を一面に
かもし出し、人気の空間です。

京都にある6つの芸術系大学・短期大学の学生による
「伝統の灯り展」も設置され、学生独特の感性で創作
されたユニークな作品の展示されます。

期間中は地元小学生による「火の用心・お囃子組」
というユニットが結成され、わらべ歌を歌いながら拍子木や
鉦、太鼓を交えたお囃子を奏で、火の用心を促し
「花灯路」を練り歩きます。

また、恒例の「周辺寺院・神社の特別拝観&ライトアップ」
や謎の行列「きつねの嫁入り」も行なわれ
おもてなし心いっぱいの演出が目白押しです。

今年で6年目という京都の春を演出する恒例行事となった
「東山花灯路」ですが、毎年100万人以上の人出で
賑わう人気イベントとしてすっかり定着してきた感がありますね。

もちろん私たち保津川遊船も協賛企業として協力し盛り上げてます。

古都ならではのはんなりした癒しとロマンチックな
‘京都の夜’を是非、体験してみて下さいね。

☆「京都・東山花灯路2009」
 平成21年3月13日(金)~22日(日)
 点火時間 午後6時~午後9時30分
 問い合わせ 高台寺公園総合案内所 ℡075(525)3300

*花灯路で使用する電気は全て京都市民参加型太陽光発電施設
 「おひさま発電所」で発電されたものでまかなってます。

「保津川・木造船」の写真ができあがりました。

2009-03-12 18:39:02 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
10日に行なわれた「保津川下り・春の開幕」で
初めて一般公開された保津川の「木造船」
その勇姿を収めた「写真」が出来上がりました。

蓑と竹笹をかぶり昔の船頭に扮しているのは
前から‘さいたに屋’こと豊田覚司、石田亮太、山内博の3名。

豊田覚司は私はっちんの弟で、mixiでは‘さいたに屋’という
ペンネームで人気の船頭です。

このメンバーで、招待客や開幕半額船12隻の前で、
約60年前まで保津川で行なわれていた「曳き船」の
実演を行い、嵐山まで下って行きました。

当日は終日、マスコミの取材がひっきりなしに
遊船事務所に掛かってくるなど、木造船の注目度
の高さに驚かされました。
数社の新聞紙面には「木造船」の写真が載ってようです。

さて、この木造船、保津川を真剣に世界遺産にしようと
頑張る「保津川の世界遺産登録をめざす会」が資金を出して
復元したもので、今後、保津川川船の歴史と伝統をアピール
する象徴的な船として活躍が期待されるところです。

木造船の操船および関係者の皆様、ご苦労さまでした。

はっちん、あわや冤罪に!!!

2009-03-11 23:01:10 | 船頭
今日の2時頃です。

家の近所を走る幹線道路でのこと。

私の運転する車の約50mほど前を走るバイクが
突然、転倒したのです!

右にすべるように転倒したバイクは、激しい音を上げ
歩道側面のコンクリート激突して大破、操縦していた
ライダーはアスファルトに叩き付けられました。

私は急ブレーキを踏み、車を端に止めると、起き上がる
ことができず、頭部だけを起こし苦しそうにうめく
ライダーに駆け寄りました。

『大丈夫ですか?」と言う私の問いに、かすかに
首を縦に振り答えるライダー。かなり若い男性でした。
どうやら意識はあるようです。

しかし、右足がかなり痛むようで起き上がることができません。
とりあえず、頭部を保護しながら、車道の真ん中から歩道側へ
ゆっくり移動させ、携帯電話で救急車を呼びました。

「もう少ししたら、救急車が来るから頑張りや」と
倒れ込むライダーを必死で励ましながら、倒れた
400ccのバイクを起こしました。
なんと、横になったタンクの蓋からガソリンが
勢いよく漏れています。
「このままでは、点火して爆発し西部警察になる!」(かなり古い…)
と必死で重たいバイクを起こします。

そんなことをなどするうちに5分もすると、救急車と
警察官2名がやって来ました。

「救急車が来たのでもう安心や」と話しかけると、
ライダーの顔も安堵の表情に変わった様です。

命には別状はない様なので私も一安心です。
と、ここまではよかったのですが・・・
ひとりの警察官が私の傍に歩み寄ってきて
「あなた、免許証を見せて!」と強い口調で話しかけてきました。

「えっ、私の免許証ですか?」
「そう、携帯してますよね」と警官。

「ありますが・・・必要ですか?」と困惑しながら
免許証を提出すると
「はい、見せて下さい」と取り上げられました。

どうやら、手持ちの書類に私の免許証のデーターを
書き写しています。

「目撃者として通報した者も一応記録するのかな・・・」
と想像しながら、警官の書き込む手を眺めていると、
「で、どのような状態で当たられましたか?」と警官が聞いてきたのです。

「えっ!私は当たってませんよ!」と反論する私に、
「あなた、あの車に乗られていたのでしょう!」と側道に寄せて
停めてある私の車を指差されたのです。

「あの、彼は自分で操縦ミスをして転倒されたのです!
私は後方で車を運転していて、転倒されたのを目撃したので
救助し、通報しただけですよ!」と丁寧に説明させてもらいました。

どうやら、このおまわりさん、私が加害者だと勘違いしていたようです。

「そうだったのですか!すいません!」と謝罪しながら
私の免許書を返すおまわりさん。

やはり、通報者に免許証に提示義務があるなんて聞いたことがないので。
あわや、私は加害者として公文書に記入されるところだったのです。
それにしても本当にちょっとした勘違いやタイミングで人は
冤罪になるのですね~
救急車到着するまでの間、また救急士や警官と現場で話をしている間
対向車線などを通り過ぎる車のドライバーの視線が私に注がれて
いるのを強く感じましたから。
この風景はどう見ても事故した者が現場検証に立ち会っている
様に見えますからね。
「知り合いなどに、こんなところを目撃されたら噂になるな~」
などと考えながら、救急車に搬入されるライダーを見送りました。

まあ、現場で目撃した者として当然のことをしたまでですが、
警察の人も「人を見たら犯人と思え」ばりに、すぐ人を疑わず、
もうすこし冷静に対応してほしいですね。
ちょっと後味の悪さも感じました。

でも、もしこんな時に免許証を忘れていたらシャレになりませんね。
免許不携帯のキップって切られるのでしょうか・・・?

とりあえず、ライダーさんが無事でなによりでした。

本日、保津川下りの「春の開幕」が行なわれました。

2009-03-10 23:15:22 | 船頭
京都・保津峡に春の訪れを告げる恒例行事
‘保津川下り’春の開幕が本日10日に開催されました。

朝から晴天に恵まれた京都・亀岡市にある保津川下り乗船所には、
9時から始まる開幕セレモニーに乗船客や各関係者約280名が
がお越しになり、今年のシーズン開幕を盛大に祝いました。

今年のイベントスタッフに当たっている私は朝の7時過ぎには
乗船場入りし開幕セレモニーのセッティング等の準備に追われる
忙しい日となりました。、

今年の開幕イベントは朝9時に乗船所下・船着き場
で行なわれる神主さんの御祓いの儀式で幕が上がります。
船頭全員で「川の神様」に今シーズンの安全運航と商売繁盛
を祈願しました。

儀式のあとは、堤防横に設置された特設ステージに
場所を移し、開幕を盛り上げるイベントが披露されました。

今年は地元・保津保育園の園児達による和太鼓の演奏の
後、人気の「浪花の猿回し」が登場すると、愛くるしい
猿の花子のアクロバット演技と師匠のユーモアあふれるトーク
の掛け合いに会場は驚嘆と笑いの渦に!

その後、よさこい踊りと南京玉すだれの華やかな演技が
続き、「春の開幕」に訪れた観光客の目を楽しませ
イベントに花を添えて下さいました。


また、今年は目玉イベントとして46年ぶりに復元された
「保津川木造船」が一般の人に初公開され、嵐山まで下る、
途中「曳き舟」の再現も行なわれました。

この船を操る船頭は昔の船頭衣装に扮し、伝統的な雰囲気を
演出し、訪れた人に「保津川下りの歴史」をビジュアル的に
アピールしたのでした。

竹笠に蓑掛けを首に巻いた江戸時代の船頭さんが登場で、
観光客も大喜び、一緒に記念写真を撮られる方も見受けられました。

木造船は「本邦初公開」となる「曳き舟」の準備の為、
春の一番船・出航を前に一足先に乗船場を出航です。

朝日を燦然と受け、きらきらとまぶしい水面の上を
すべるように下って行きました。



開幕の一番船は毎年「旭和太鼓船」で決まりです。
威勢のよい太鼓の音を川一杯に響かせながら今年の一番船
が出航。その後ろから招待船と一般の乗船客を乗せた「
花飾り祝い船」が12艘も連なり、春を感じさせるさわやかな風が吹く、
保津川渓谷を嵐山目指して下って行きました。

途中、一時的な通り雨が降ったものの、比較的天気に恵まれた
「春の開幕」になったと思います。

、保津川下りの春の開幕が終われば、いよいよ保津川の
観光のシーズンの始まりです。

1日に再開した「嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車」とも
連携を蜜にし、ますます保津峡を盛り上げていきたいです。

今年も‘保津川下り’を何卒、よろしくお願い申し上げます。

そうそう、言い忘れそうでしたが亀岡のキャラクター「すいとちゃん」
も乗船場入り口で訪れる観光客をお出迎えしてくれて、小さなお子さん
はもちろんのこと年配の方にまで大人気となり、記念写真を希望される
人が列を成していましたよ。
来年は一緒に船に乗って行けば面白ろそうですね。