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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

嵐山で藻の除去活動が実施されました。

2007-06-21 23:14:30 | 船頭
京都有数の観光地である嵐山の大堰川で、大量に繁植して
問題になっている藻を清掃する除去活動が今日、嵐山保勝会
を中心に地元住民の手によって行なわれました。

ここ4~5年の間に異常繁植した嵐山の藻は、景観の損傷は
もちろん嵐山通船さんの遊覧船運航や鵜飼いなどへにも
支障を来し、悪臭といった問題も顕在化したことから毎年、
地元住民や嵐山通船により積極的な除去作業が行なわれて
いましたが、今回、行政機関の協力も得られたことで、
環境啓発を兼ねた一大クリーン除去活動が実施されたものです。

藻の発生原因についても、学識者・関係行政機関を主体に
地元住民と協同で研究会を発足し、生態調査等の藻環境変化の
要因について推定が進められいるところでもあります。

今回の除去活動には、上流から私達保津川遊船企業組合の
メンバー10名も駆けつけ、用意した1隻の船に乗船し
除去作業に協力させていただきました。

また、この除去作業には地元の川の自然景観、水質への
意識を高めて貰う狙いから地元中学生も参加。
ライフジャケットを身にまとった中学生達は、胸まで
川に浸かりながら除去作業に精力的に取り組まれました。

川にかかわる者ばかりではなく、地元の人や上流・下流の
人たちが協力して川の環境を守っていく姿勢・活動が
積極的に盛り上がっていく事が、問題解決の大きな糸口
だと感じた次第です。

今日の除去活動に参加された皆様、本当にご苦労様でした。

保津川下り、今日から再開!今年の梅雨は・・・

2007-06-20 23:18:51 | 船頭
一昨日から河川の増水の為、運休していた保津川下りは
本日20日より水位が正常値にもどり運航を再開しました。

水路上の点検でも異常のない事が確認され運行を開始。
高水と呼ばれる水量多めの河川環境の中、訪れられた
お客さんは豪快な川下りを満喫されました。

ところで、今年の梅雨はどうでしょうか?

今日も降るとの話だったはずですが、すっかり天気に。
しかもムシムシして不快度もどんどんアップする一日でしたね。

あまり極端に降ってほしくはないですが、空梅雨だと
夏の水量減に影響するので、そこそこは雨も欲しい。

自然は私達の思い通りにはならないことは、毎年の
経験から十分知り尽くしているはずなのに、ついつい
無駄な願望を抱いてしまう・・・それがこの時期です。

今年は、是非、私達船頭に神の御加護がありますように・・・

保津川下りは只今、増水の為運航を中止しております。

2007-06-19 09:26:50 | 船頭
今日の保津川下りは昨夜からの雨により、河川が増水し
規定の水位を超えている為、運行を中止しております。

組合では、午後1時までに水位が下がれば、安全航路を点検の上
運行を開始することも検討していますが、今のところは
中止を決定しております。

本日、川下りを予約いただいた方並びに計画を
されていた方には誠に申し訳ございませんが、
御了承いただきますように宜しくお願い申し上げます。

   はっちん

今日、保津川は増水の為、運休しました。

2007-06-18 22:38:35 | 船頭
本日18日の保津川下りは、昨夜からの雨により
安全規定水量をオーバーした為、運航を中止しました。

朝9時の始発船から4艘は運航したものの、上流の
ダムの放水が行なわれ、一時間後には規定水量を
大きく上回り、川止めとなった次第です。

増水した川は、太陽の光に照らされ穏やかに流れていた
昨日まで風景とはうって変わり、黄土色したうねりの
激しい流れとなり、渓谷の狭い谷間に勢いよく
吸い込まれていきます。
きっと今美しく咲いているイワツツジの花も、この激流に
身をさらされていると思うと自然界の厳しさをヒシヒシと感じます。

一夜にしてその表情を一変させる、自然の真の姿を見る思いです。

そんな表情の川を見ていると、今年も梅雨が来たことを実感します。

あと何日?川止めが続くかはわかりませんが
‘自然とともに生きる難しさ’
を実感する季節に入ったことは確かな様です。

*保津川下りの運航情報はこのブログにてお伝え致します。


嵐山で船の結婚式

2007-06-17 21:39:51 | 船頭
保津川下りの船が流れる保津川は嵐山に近づくと
「大堰川(おおいがわ)」と呼び名を変え、平安の
昔から都人が舟遊びをされていたところ。

そんな嵐山・大堰川を船で渡る「入船」という
結婚式が今話題なのだそうです。

この「入船結婚式」は大堰川の左岸、保津川下りの着船場
横にある「ホテル嵐亭」さんがプロデュースする結婚式で、
最寄りの神社で式を挙げたカップルを人力車に乗せて
渡月橋を渡り、親族や招待者が待つ対岸まで船で渡り
披露宴へ入場するセレモニーなのです。

今日も一組の「入船結婚式」が執り行われていました。

四季折々の素晴らしい嵐山の風景を背景にしての結婚式。

どこか昔の情緒が漂うほのぼのした結婚式ですね。

今日は天候もよく、涼しい風が水面に滑る最高の日。
婚礼されたお二人もきっと幸せになられることでしょう。

このブログをご覧になれている方で、これから結婚の
予定のある方は、是非「嵐山で入船結婚式」を
一考されてはいかがでしょうか?

そういえば随分前になりますが、保津川下りでも
船上結婚式が行なわれたことがありました。
新郎新婦が船を貸切、嵐山まで下って行かれました。

「保津川下りで婚礼」というプランも売り出せば
いいかもしれないですね。

‘あなたに贈る一言’湯呑み、絶賛発売中!

2007-06-16 23:09:22 | 船頭
初夏を迎え保津川下りの売店の商品もリニューアル。
遊び心いっぱいの‘おもしろグッズ’が目白押しです。

その中でも今回イチオシの商品がこれ!
「あなたに贈る一言!湯呑み」です。

湯呑みに周りに、ステキなメッセージが墨字で書かれた
‘一言’湯呑みは陶器の本場・岐阜で焼かれた美濃焼で、
一つ一つ陶芸作家が手作りで焼いた‘世界に一つだけ’
の湯呑みなのです。

「赤ちゃん、生まれてくれてありがとう!」
「人の悪口を言わない、そんなあなたが大好き!」
「お父さん、いつまでも元気でいてね!」
「お母さん、生んでくれてありがとう!」
など心温まる‘ほのぼの’系から、
「OOちゃん、愛しているよ~」
「僕の恋女房はOOちゃんです!」
などの熱い恋のメッセージ、
「阪神今年は優勝だ!」
「イチローの様になりたい!」
などスポーツネタまで、
いろんなメッセージが書き込まれています。

「『今年、赤ちゃんが生まれるので今の自分の気持ちと同じ~』
と言って買っていく妊婦さんや『この湯呑みを両親にプレゼントします』
と購入していった若い女性などお客さんの反応はいいですよ~」
と売店の販売員さん。

この湯呑みでお茶をいただきながら、家族団らんのひととき
保津川下りのことを思い出していただければ、嬉しいですね~

これからも保津川下りの売店は、いろんなオモシログッズを
開発して、観光客の旅の思い出の品をどんどん提供して
いきたと思います。

みなさんもこんなグッズがあればいいな~というアイデアが
あれば、是非、お知らせ下さい。世界からお越し下さる
観光客の心に残るおみやげ物を作ってみませんか?



「その男、副署長」が今日最終回!!

2007-06-14 18:03:31 | 映画・芸能界
京都ドラマの顔ともいえる船越英一郎さんが主演している
人気番組「その男、副署長」が今日最終回を迎えます。

今日の最終回には酒井敏也さんをはじめ「浜省の会」の
内藤和也さんやいわすとおるさん、林健太郎さんなど
の友人たちも多く出演され、シリーズ最終回を盛り上げます。

今回は、女子大生誘拐事件に絡み、有力な容疑者を取り調べるも
自白させる事ができず、逃げられ自殺されてしまうという
最悪の展開に、マスコミに激しく追及される副署長。
この署最大のピンチをいかに副署長は切り抜けるのでしょう?

行き着けの店のバーテンダー役で毎回いい味をだしている
酒井敏也さん、署内の警官役としてレギュラー出演して
いるいわすとおるさんと林健太郎さん。
そして、今回新聞記者役で出演する内藤和也さん。

シリーズ最終回をどのように盛り上げてくれるか!
今から楽しみに待つことにします。

「その男、副署長」は船越英一郎さん主演のドラマシリーズ。

テレビ朝日系列でPM8:00~8:55まで。

船頭、スッポンを捕獲!

2007-06-12 22:44:49 | 船頭
とりあえず、このスッポンを見て下さい!

濃い焦げ茶色の丸い甲羅、どう猛そうな面構え、
しっかりした肉付き、これこそ保津川の天然物のスッポンです。
このスッポンは今日、船の操船中に遭遇した船頭が捕獲したものです。

このスッポンを捕獲した船頭の話によると、朝日の瀬と呼ばれる
川岸すれすれを通る航路に差し掛かった時、岸の砂地でのんびりと
日向ぼっこをしている巨大なスッポンを発見!
すぐさま、船を減速させ手前の岸に静かに船を停止。
一気に二人の船頭が船の舳先からジャンプ!
スッポン目掛けて猛ダッシュです。

ぼっ~と日向ぼっこをしていたスッポンも異変に気づき
素早く逃げ出したものの、時すでに遅し!
二人の船頭に挟み撃ちされ、万事休す!

捕獲されたスッポンは、お客さんと一緒に船で
嵐山まで下っていったそうです。

思わぬ大捕り物を目撃できたお客さんはお喜び~
「実物を初めて見た~こんなに近くで見たのは初めて~」
などと思い思いの感想を語りながら保津川下りをされたそうです。

噛みつけば指を折るほどのアゴを持ち「雷が鳴るまで離さない!」と
いわれるどう猛で俊敏な川の王者・スッポンを船から飛び降り瞬時で
捕獲してしまう保津川の船頭の野性味も凄いでしょう~皆さん!

嵐山からJRとタクシーで運ばれ、保津の乗船場に持ち帰られた
スッポンは、船を待つお客さんにも披露されされ、一躍スターに。

ところでこのスッポン、これからどうなるのですって?

鍋にして食べる??
いやいや、展示用として大事に飼われるに違いない・・・

スッポンは二億年もの間、その姿形を変えずに厳しい環境の
変化にも耐え生息してきた生き物で、寿命は100年とも
いわれ、ズバ抜けた生命力を持っていることから、美と健康に
非常に優れた食材と重宝されてきました。
食用としての歴史も3~4000年という長い歴史があります。
スッポンは、同じ仲間の亀と異なり水中はもとより陸上においても、
その活動は敏捷で闘争心も旺盛で、自らに近づく者にはすぐに
噛み付く習性があるので、捕獲には最善の注意が必要です。

低温期には半年以上も水中で機能を停止して生存し続ける
まさに川生きる驚異の生命体といえるでしょう。

保津川(上り)?船が上流へ~

2007-06-11 22:19:03 | 船頭
これは一体、どうしたことでしょう?

保津川下りの船が2艘、いつもとは逆に舳先を
上流の方に向け、上っているではありませんか?

これはまさか!‘保津川上り’!!

いやいや~そうではありません。

この写真は先週の土曜日、急に降りだした豪雨の為、
川が一気に増水して、午後から船止めになった時に写真です。

船を準備した時点では、まだ運航できる水量だったのですが、
雷を伴う豪雨が約1時間ほど続いた結果、見る見る運航中止水量まで
増水し、この2艘は結局、運航を取りやめたのです。

乗り場にはお客さんも来れてはいたのですが、あの激しい雨と
濁流と化した保津川の姿を見て、納得して帰られたようです。

準備した船は、上流部対岸にある係留地に戻すことは出来ないので
写真の様に、進行方向である下流に船尻を向けるいつもとは逆の
姿にして、長いロープにより川岸の高い木や手すりなどに
強く繋いでおくのです。
この様な形にしておくと、その後どれだけ川が増水しても
船本体に当る水の抵抗が少なく、また水量の高さに応じて
船が水面に浮ぶ仕組みになり、洪水時でも安心なのです。

写真を見てもらうと、乗り場の地面すれすれまで川の水位が
上昇してきているのがわかると思います。

この日は午後から天気は回復し、結局乗り場を越えるような
増水にはならなかったので、翌日からは運航も再開できました。

今、保津川の水量は多いです。緑深い渓谷の香りを吸い
豪快な川下りを楽しみたいなら、今週がオススメですよ。


地元・南丹高校生のみなさん、ご乗船!

2007-06-08 22:46:45 | 船頭
今週の水曜日(6日)、地元亀岡市の南丹高校生19名が
校外学習の授業として保津川下りを体験されました。

同校では授業の一環として、地元の文化・歴史・産業を
現場まで出向きフィールドワークする校外学習を推進して
おり、今回は地元観光産業の保津川下りが対象となったもの。

授業ということで、遊船乗船場の400年記念パネルの前で
私はっちんが講師となり「保津川下りの歴史と魅力」について
30分ほど講義したあと、船に乗り込み保津川下りを体験されました。

講師に抜擢された私は、一般向けのトークサロンや大学での
研究報告会などでの講演経験はあるもの、高校生は初めて。
今までの様なカタイ話し方は今時の高校生には退屈なだけか~
と思い、ざっくばらんな会話形式で講義をし、あとは質疑の
時間を多く取り、フリートーク形式で話せる環境を作る工夫をしました。

この形式が功を奏したのか、しばらくするとみんなも緊張が
抜け、気軽に質問をしてくれたので、結果的に保津川の歴史や
船頭の艘船技術、自然の魅力から河川環境などの現状に至るまで
深く掘り下げることができ、満足できる講義になった感じています。

今回の講義には、日頃から空手道場の指導で同世代の子たちに
接している経験が大きく生かされていたと思っています。

船の中でも、保津川の雄大な自然と急流の爽快感に触れ
ながら、代わる代わる元気に櫂引きなども体験するなど
保津川下りの醍醐味と魅力をたっぷり堪能していた模様。

今回の校外学習でまた一つ、故郷・亀岡の魅力を
再認識できたことと思います。

少しでもそのお役に立てたことを嬉しく感じる次第です。