保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

火・水・風・・・この絶妙なるはたらき。

2010-04-27 23:27:41 | 船頭の目・・・雑感・雑記
東の高気圧が、西から進んでくる低気圧の行く手を阻んで、
今日の京都保津川には朝から強風が吹き荒れました。

おかげで舟は運行停止へ。

この天候不順・・・今年の春は、一体どうなってしまったか?

仕事ができる日が例年に比べ、妙に少なく感じるは気のせいではないでしょう・・・

「雨」による増水、「風」がうねる「強風」などなど・・・本当によく舟が運行中止になる。

「自然の中でいきる」ということは、こういうことです。

「火」と「水」と「風」

誠にこの世は絶妙なバランス、理詰めで出来ています。

太陽から降り注ぐ熱(火)を受け、海や川(水)が吸収して、水蒸気となり
大気(風)によって対流し運ばれるのです。

このはたらきによって、人をはじめ、この地球上のあらゆる‘いのち’が育まれていま。

大いなる何者かの「意志」により、創造されたとしか考えられないほど
見事な循環サイクルが行き渡っているのですね。

今年はこのバランスに少し狂いが生じたのか?
はたまた、狂いを微調整するために生じている事態か?

自然のみぞ、知るという感じでしょうか。

とにかく「自然とともに生きる」ということは、人間側から
自然に合わせて暮らすことだというのは確かなようです。

人って、日頃は大いそうなこと言っているけど、自然の前ではあまりにも無力ですね。

傲慢さを離れ、謙虚に生きることが大切なんだ、痛感している次第なのです。

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