保津川下りの船頭さん

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衆議院予算委員会の国会中継を観ていると!

2010-09-30 09:40:33 | 船頭の目・・・雑感・雑記
これはひどい!あまりにもひどすぎる!

今朝、少し時間的な余裕があったので、普段はあまり見ない
国会中継をぼんやり観ていました。

中継は衆議院の予算委員会の模様・・・

尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件においての、一連の政府の対応について
与野党委員からの質問が行われていました。
まさに国家の将来を左右する極めて重大なあの事件。
日本固有の領土であった尖閣諸島に中国漁船が不法侵入した上、海上保安庁の
巡視船に無謀な体当たりを仕掛け逮捕拘留され、その後、処分保留のまま無条件釈放
した極めて不可解な現政府の対応。
議員先生だけではなく、多くの国民が疑問に感じ、詳細な説明が求められるところです。

なのに・・・菅総理は判断をした那覇地検に責任をなすりつけ、また詳細な事実関係に
ついても全く知らず、担当者任せの他人事・・・なんと、最高の切り札になるであろう
「証拠ビデオまで観ていない」と公言して憚らないなんて・・・情けなさで胸が痛くなった。

さらに中国人船長を釈放した経緯についての事実関係について、野党議員が証拠資料を
もとに質問をしたところ、仙谷という官房長官は内閣の保身だけを考えているとしか思えない
ピントのずれた答弁を、のらりくらり時間稼ぎ目的がありありの卑怯な答弁を繰り返すのみ!
私達国民が一番知りたい、あの重大な事件についての政府の詳しい説明を答えるつもりは
この人たちには全くないらしい!

本当にいいかげんにしてほしい!!与党も野党も関係ない、私達、そしてこれからの
子ども達にとって、今回の事件について政府のとった対応が、どのような危機を
招くのか?また、日本という国が主権ある国家として正しく生きていくことができるのか?
ということを国民は知りたいので、国民の多くはみんな真剣にこの問題をとらえ、
真剣に国を憂いているのだ。

それを、こんないいかげんで、自分達の責任逃れに終始し、言い訳と保身だけの答弁を
繰り返すなんて、聞けば聞くほど、本当に悲しくなるくらい情けなくなりました。

また、議長の松原議員の、質問者が指名した答弁者じゃない者の勝手な自主答弁を
許すという不可解なさばき方に、正当な議会運営がなされていない感を強くします。

政府は本当に国民を甘くみているのだな~痛感しました。

今回の事件処理は、政府が国民を騙し、中国の圧力に屈して、日本の主権の一部を譲り渡した
ことに等しい行為であり、国際常識として断じて許されることではないこと位、子供でも理解していますよ。

我々国民が心配しているのは、この不法不当な処置により、今後さらに尖閣諸島に傍若無人な
中国漁船が押し寄せるだけでなく、フジタの社員さんに突然起こったスパイ容疑による逮捕拘留や、
レアアースなどの資源外交を、中国にいる日本人や企業にも、無法な要求を突きつけるような
ことが益々横行しないだろうか?フジタの社員に至っては中国に招待された方なのですよ!
特にレアアースの禁輸という中国の恫喝のやり方に、本来、日本のモノであるはずの
東シナ海の油田・ガスを盗まれ、今度はその盗品を盾に脅されることはないのか?
ひとつひとつ挙げていくのも情けなく、なんともやり切れない話ですが・・・

一体、この政府はどこの国の政府でしょうか?!自国民を無責任に見捨て、
他国へ売り渡してしまうのでは?と疑われても仕方がない、答弁です。

そして、一つ確かなことは今回の政府対応が、菅首相や今の与党が政権から去った後も、
計り知れないほど大きな禍根を残すものだということ。

日本の主権死守の為、今回の菅政権の独断対応と議会での態度には激烈に抗議したいです!

今、この時も尖閣諸島では中国漁船が20隻以上もやってきて漁を繰り返しています。
自分たちの保身を語るだけで、なんの明確な声明も指示も出さない。
現政権のこの態度に、石垣島の漁民の恐怖や海上保安庁の隊員たちの苦悩は続くのです。

私は一介の船頭に過ぎない者ですが、国家、そして子ども達の将来に責任を持つ
ひとりの大人の国民として、今後、この問題に対しては独自のルートを
通じて、情報収集を続けていくつもりです。

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