保津川下りの船頭さん

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消防署の救命救助講習を受講。

2007-09-28 19:15:06 | 船頭
27日の午後6時から亀岡市消防署3Fで消防署主催
の救急救命講習を受講し、応急手当と救命処置の
講習を受けてきました。

船運航中の不測の事態や川での人命救助に必要な専門的知識
と技術の習得を目指し、遊船組合では毎年受講しています。

講習ではまず、DVDにより何故、応急手当と救命処置を
知っておく必要があるのか?事例をドラマ仕立てで再現し、
医療専門家が解説をされます。

その後、実際に救急訓練用の人形を相手に実技を学びます。
私自身、3回目の受講になので、人工呼吸や
胸骨圧迫(心臓マッサージー)などの基本技法はマスター
していますが、今回はAEDという電気ショックを与え
心肺蘇生を行なう機械の操作手順と方法を新たに学びました。

以前は人工呼吸と心肺マッサージだけでも救命処置と
して十分とされていたそうですが、最近の事例では
AED使用を一般化することで救命率が飛躍的に伸びた
例が実証され、救命講習でも指導されることになった様です。

人が触れたら感電し危険といわれるAED。
訓練とはいえ、緊張感があります。

医学用語では、just four minute'という言葉があり
人が心肺が停止して4分が経過すると死亡率が一気にあがる
といわれます。
しかし、救急車が現場に到着する時間の全国平均が約6分
ということで、益々、発見者や周囲の人たちの救命手当ての
役割の重要性や期待度は人命を救う観点からも高いといえます。

アクシデント時の救命行動には4つの行動が必要となります。
119番への早い通報→救急車が来るまでに素早い応急手当→
救急救命士等による高度な応急処置→早い医療機関での処置。

これを‘救命のリレー’と呼び、このスムーズな連鎖により、
救命率は一気に上がり多くの尊い命が救えるという訳です。

保津川の様な渓谷地や川の上では、救急車の到着の遅れや
病院への搬送の困難さが容易に予想できます。
不測の事態などはあってはならない事ではありますが、
何事も‘備えあれば憂いなし’です。
学んだことを忘れず正確にマスターしておきたいと
思う次第です。

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