保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

落語家・林家竹丸さんの寄席

2005-07-04 17:37:25 | 映画・芸能界
7月9日(土)18時30分から、大阪・難波にある
ワッハ上方7Fで落語家・林家竹丸さんの寄席・
「竹丸サタデーナイト・フィーバー」が催されます。

林家竹丸さんは、私はっちんもメンバーに名を連ねる
異業種交流の場「転天会」の仲間で、
先月の交流会の時に竹丸さんから
この寄席の案内を頂きました。

この転天会については6月17日付
ブログに詳しく書きました通り、転職して新たな夢に向かって
活躍している人を紹介する新聞連載の登場者でつくられた
とっても珍しい会です。

竹丸さんもとてもユニークな転職を果たされた一人です。

彼の前職はなんと!私はっちんと同じジャーナリスト。
お互い共通の話題や共感できる思いが多いので、
仲良くさせていただいてます。

竹丸さんは神戸大学経済学部に在籍の頃から
「上方落語」に興味があり、部活ももちろん
「落語研究会」に在籍、将来は「落語家に!」
との夢も描きはしたものの、
お父上もジャーナリストであられたこともあり
「夢は夢」としてNHKの報道記者になられた
そうです。

何か戸惑いを感じながらの続けられていたジャーナリスト生活。

そんな生活に終止符を打つ、決定的な出来事が起こったのです。
その出来事とはあの「阪神淡路大震災」です。

あの悲劇の真っ只中、彼は現場の記者として懸命の取材を
続けたそうです。それは心が切り裂けそうな取材だったでしょう。

そんな時、彼の後輩にあたる神大生が志半ばで、震災の
被害に合い命を落したことを聞きました。

「夢を叶えず命を落した人が大勢いるのに、
生きている自分は本当の夢を追いかけてない!」と
生きるという意味を真剣に考えたそうです。

震災の取材も一段落した頃、NHKを退職。
以前から面識があり、尊敬する落語家であった林家染丸さん
の門を叩き、弟子入り、夢にみた
上方落語の世界に入られたのです。

弟子入り2年後には年季が開け、今では関西一円の
落語会のほか、講演や司会などの幅広い活躍もされ、
月に10回は高座に上がられています。

9日に開かれる「サタデーナイトフィーバー」は
落語中心ですが、「竹丸10分劇場」という
寸劇もあり、楽しくユニークな寄席を企画されています。

クドカンこと宮藤官九郎さんの脚本と長瀬智也、岡田准一の
ジャニーズコンビが主演して話題となったドラマ
「タイガー&ドラゴン」で一気に注目される上方落語。

本物の寄席を観てうっとしい梅雨空を「笑い」で吹っ飛ばそう!

林家竹丸さんプロフィール


ワッハ上方情報

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵な笑顔(!?) (ミイー)
2005-07-04 18:49:07
林家竹丸さんの素敵な笑顔!

目も鼻も口もすべてOPENですね。

きっとハートもOPENな方なんでしょうね~



さすが表現する人です。

素人は突然カメラを向けられたら

こんなにもいい顔できませんもの。

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チェック!! (ココア)
2005-07-04 22:49:29
タイガー&ドラゴン観てました。(クドカンの脚本が好きなので)

このTVのおかげで若い人が、随分落語に足を運ぶ人が多くなったとか…

私も古典落語とか聴いてみたくなりましたよ。

林家竹丸さんチェックしときます。
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素敵な人です (はっちん)
2005-07-05 08:58:33
ミィーさん、おはようございます。



竹丸さんは、特ダネを取る記者より、人が喜んでいる笑顔が見たくて「噺(はなし)家」になられた

本当にやさしい心の方です。



そんな人だからこそ、観る人、聞く人を

心から和ませ、楽しまれるネタがつくれるの

でしょうね。



落語の事を話されている時、ホントに

いい顔されておられますよ。
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お笑い (はっちん)
2005-07-05 09:06:31
ココアさん、おはようございます。



最近のTVでは若いお笑いの方たちが、元気ですね。勢いがあってかなり面白いと思いますが、

中には、少し品の無い笑いを取るTV番組もあり

あれは頂けないですね。



基礎の出来たしっかりした噺(はなし)家を

育てて行かないと上方の伝統はダメになりますね。

ドラマで古典落語に追い風が吹いたことは

ありがたいですね。



東京でも「竹丸」さん、応援してあげてくださいね。

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私も (ハナミズキ)
2005-07-05 17:36:17
ドラマに影響され一度落語を見に行きたいと思ってました。ここ最近ネットで検索はしてみるもののどうやったら見に行けるのか正しい見方などさっぱりで困ってます。東京なのですが初心者に教えていただけないでしょうか?古き良きものは大切にしたいですね。日本の笑いの素ですし(^-^)
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落語の楽しみ (はっちん)
2005-07-05 22:43:11
ハナミズキさん、度々のご登場ありがとうございます。私もよく知っている訳ではないですが、落語の正しい見方というような、堅苦しいものはないと思いますよ。面白い話を目一杯笑えばそれが楽しい見方だと思います。大阪では毎日の様に

吉本や松竹の寄席がやっていて、開催時間内なら

いつからでも入れますよ。中でお弁当を食べながら聞いていてもOKだったような~記憶があります。綾小路きみまろさんなんかも、古典落語の話しの間やテンポを勉強して今のスタイルを築かれたと聞いております。笑いを提供する方たちは、

日々、努力と研究を重ねておられるのですね。

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