保津川下りの船頭さん

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戦国時代の観光業。大事なことを思案する。

2013-01-12 21:20:22 | 京都大学
リーマンショック以来、深刻化した世界不況。
日本も同じく、不景気の中で消費は冷え込み、回復の兆しはなかなか見えてこない。

特に我々観光業の分野でも厳しい競争が始まっている。
日本各地で地方経済の衰退を受け「まちおこし」という名の
地域資源を利用した観光スタイルを創出して、
新たな生き残り策を模索している。
まさに日本観光業は激戦、戦国時代を真っ只中にあるといっていい。
しかしながら、日本の訪日海外旅行者の数はまだまだ、世界規模では多いととはいえず、
日本人の旅行にかける消費のパイも減少することすらあれ、増えてはこない。
つまり、縮小もしくは横バイ状態のパイを、大型娯楽施設や地域間で奪い合う時代に入っているのだ。

こんな時代に、どうすれば観光企業は生き抜くことができるのか?
巷には東京ディズニーランドなど大型のテーマパークから自然・風土・伝統を活かした地域着地型など
様々なスタイルの観光・旅行が溢れている。

一般論でいうと「需要に比べて商品の供給が上回っている。」
商品の価格やサービスの向上など図ったところで簡単に売れる時代ではない。
「最先端」「厳選素材」「伝統の製法」などと宣伝文句を並べたところで、
目の肥えた今の消費者の心はなかなか動かせないのだ。
そんな中で低価格路線も得策とは思えない。
現代のデフレ経済下で、価格競争に参加することは結局、自らの首を絞めることになる。
では、広告宣伝に経費をかければいいのか?これも違う。
今の高度情報化社会の目覚しい進展の中で、世の中にはいたるところに広告が溢れている。
二番煎じや、ありきたりのものでは誰にも見向きもされない。
まして、宣伝広報は結局、大手企業が有利であり、広告経費競争にも自ずと限界がある。

こんな時代にどうすれば、自社の商品が売れるのか?自社は生き残れる策はあるのか?
私には今、明確な答えを持っている。
ここでは明らかにすることはできないが、どんな会社にも視点を変えることで、
必ずその答えにたどり着くことができる。

あとはやるか、やらないか、リーダーの選択と決断はもちろん、
従業員の意識の改革と行動にかかっているというえよう。


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