保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

温暖化防止へ、バイクに乗ろう!

2007-01-27 01:28:35 | 船頭の目・・・雑感・雑記
元副大統領アル・ゴア氏制作の映画
「不都合な真実」(英題An Inconvenient Truth)」
が話題になる中、地球の温暖化対策はまさに待ったなし!

ゴア氏は「車はハイブリッドへ」と提案しているが
高価なバイブリッドカーはまだまだ庶民には高嶺の花。

典型的な庶民の私は今のところ「バイク」が一番
適した乗り物だと考え使用している。

温暖化の原因となる二酸化炭素発生の2大要因は
自動車の排ガスと石炭燃料による発電といわれる。
その要因の一つ「自動車の排ガス」問題は車社会の恩恵に
どっぷり浸かっている日本にとって重要課題だ。

私自身、社会人になって以来、ずっと自動車通勤をしていたくちだ。
たとえ渋滞に巻き込まれても「夏はクーラー、冬はヒーター」
を独り占めできる快適さは他の交通手段の比ではない。
まして自分好みの音楽まで聞けるという空間は
「マイルーム」がそのまま移動している様なものだ。

しかし、地球環境問題を勉強するにつれ、この様な私の振る舞いが
地球環境を最大の危機に向かわせる要因になっていることを知った。

高まる危機意識の中、自分自身の行いの不一致は大きな
ジレンマとなって自らを責める。だからといって悩んでいても
地球環境が改善されるはずない。一歩、踏み出さねば。
「身近なところから、出来ることから行動」を起こすことが
先ずは必要と考えた私は7年前から「バイク」に乗り始めた。

それが写真のわが愛車「SUZUKI セピア」だ。

車の代替え手段として、テレビCMなどでよく聞く
バスや電車などの公共交通機関は、快適さや利便さにあまりのも
落差がありすぎるし、自転車や徒歩ではその用途が違いすぎて、
代替え手段としては無理がある。

それらに比べると「バイク」はスピード、走行能力ともに
車に最も近く、車にはない利便性と低燃費、しかも渋滞知らずという
車の代替え手段としては最適の乗り物だと気が付いた。

なんと言っても軽量なので燃料消費の削減になり、渋滞の影響を
受けないのでアイドリング時間も短く、排ガスも小量。
駐車場の心配もないので、目的地の近くに駐車できて時間的な
無駄も省くことが出来る環境にと精神衛生において申し分ない
優れモノだと思う。


確かに雨の日や冬の寒さなどに使用するのは不向きで、快適さ
という点では車には遠く及ばないものの、フルヘイスのヘルメットと
ベンチコート、手袋などで防寒対策をバッチリすればカバーできるし
なにより深刻な地球環境問題に比べたらさして耐えられない事ではない。

私のバイクは見てのとおり50ccの原付バイクだが、今は250cc
でもスクーター型のバイクも販売されており、クラッチ型が
苦手といういう方でも簡単に操縦することが出来るだろう。
ちなみに私のバイクは製造15年以上という年季の入った代物だが、
以前は原付バイクレースでサーキットを走っていたスペシャルバイク。
その時のスポンサー「「LUCKY STRIKE」のシールも
そのまま貼ってある。

エンジンはWRCで活躍するスバルSTIのメカニック
がチューンアップしてくれているので、走る手応えも
直に感じることが出来、バイクならではの楽しさを味わってもいる。

もちろん制限速度は守りながら・・・

昨年の国際協定「京都議定書」により日本は温暖化防止の目標として
「CO2、6%削減」が義務され、今年から本格的な政策を打ち出す
ことになる。

今の車社会の中にあって、機能的に車に最も近いバイクは
温暖化防止に一役かえる乗り物だと確信する。


しかし、このままでは50年以内に必ずやって来るクライシスを
前にして、意識に行動が追いついていかない私自身のジレンマに
悩む日々はまだまだ続いているのだが・・・



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かっこいいですね (おったか)
2007-01-27 02:19:26
バイクかっこいいですね。
私も数年前までは50ccバイク(原チャリスクーター)によく乗ってました。今はバイクが壊れてしまい自動車中心です。

自動車に比べるとバイクは、狭い道にも入っていけるし、押して歩けるので便利ですね。
現在発売されている50ccバイクは、アイドリングストップや、2ストの排気ガスも白い煙や臭いがなく環境にも配慮されてます。

自転車だと体力的にも疲れるし、自動車だと取り回しが不便。
それに比べると50ccバイクは税金も安いし丁度いい乗り物です。

ただ、30kの速度制限は痛いですね。大型トラックにはあおられるし 車に追い越される時は怖いです。

私は、地元岩手の峠道を50ccバイクでよくかっ飛ばしました。もちろん安全運転で(笑)。
車では味わえない爽快感でした。

はっちんさん、運転には気をつけてくださいね。。
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気持ちいいですね~ (はっちん)
2007-01-27 07:08:17
おったかさんへ。

おったかさんも「バイク派」だったのですね。

京都は道が狭く、駐車スペースも限られているので
バイクが最も適した地域だと思います。

「環境のよいところで・・・」と都会を離れ、田舎暮らしをはじめる人も、今の文明社会をキープするため
車の走行距離が都会にいる時より増し、環境の
悪化に繋がるという皮肉な逆説になることが多いようです。

交通の良好な走行を確保する為にも原付の
制限速度はもう少し上げてもらってもいい
と私も思います。
逆にその方が安全面だと思うのですが。

フットワークの軽さや風との一体感は
車では味わえない爽快感ですね。

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その日は、意外と近い・・・ (ジャック・スパロー)
2007-01-28 10:41:35
「温暖化」の驚異は、刻一刻と地球をむしばんでいるのは間違いないですよね。

京都議定書によって、企業から排出される温室効果ガスは確実に減っているようです。

企業努力とその技術は凄いですね?

しかし、私達個人が利用している家庭の電気や自家用車の使用により排出される温室効果ガスは、確実に増えているという悲しい結果が出ているようです。

世界中で、一斉に温室効果ガスの排出を今日からゼロにしたとしても、地球の温暖化が止まるのは、少なくとも10年後だと聞いたことがあります。

今のスピードで温暖化が進めば、10年後には、相当な種類の動物たちが絶滅するだろうとも言われています。

「地球温暖化」と聞くと「気温が暖かくなって過ごしやすくなるかも」などと安易な考えに陥りやすいのですが、過ごしやすくなるどころか、温暖化による影響と思われる世界中の大雨や水不足、更には海面上昇などの「異常気象による被害」にもっと危機感を持つべきですよね。

その中で、私達が出来る小さな一歩一歩が、意外と大きな効果をもたらすかも知れない事実を自覚して、一人一人がその一歩を踏み出さなければならないと思います。

バイク通勤も良いですよね?
「辛い温暖化防止」ではなく、「楽しみながら」出来ないと長続きすることは出来ないです。

私は、3年前から自宅の暖房を化石燃料を使用しない「薪ストーブ」にしました。

スイッチを押せば温風が吹き出すエアコンや温風ヒーターに比べれば、手間や労力もかかります。

しかし、薪割りなどは運動不足解消にもなりますし、意外と昔の生活にもどったような、ゆっくりとした時間を過ごせて癒されます。

それでも、まだまだ努力が足りないのでしょうが、一人一人が一歩踏み出すことが大切なんですよね。
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身近な所から (ミイー)
2007-01-28 23:02:17
はっちんさんのお勧め映画「不都合な真実」を今日500円で観てきました!エコサンデーキャンペーン情報ありがとうございました。私に出来ることはなんだろう…と真剣に考えました。はっちんさんのブログの新しいテンプレートいいですね。
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バイクといえば・・・ (nasubi)
2007-02-01 17:43:07
バイクといえば『ロードバイク』のこととちゃいますかぁ?!
環境(音も含めて)を考えれば、やはり自転車にぜひ乗ってくださいヨォ。
絶対ロードバイク!原付バイクと同じくらいの値段のなら楽に遠くまで楽しく乗れますよ。お奨めです。
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楽しみながら (はっちん)
2007-02-02 09:50:04
ジャック・スパローさんへ。

「薪ストーブ」とは凄いですね。
暖炉があるのもなつかしくて、風流です。
仰るとおり、環境の問題を考える時「辛い温暖化防止」活動は長続きせず、今の人達に訴える力がないと思います。
まず「楽しみながら」少しづつ環境を意識する様に
もっていくことが大切かもしれないですね。

私も少しづつ、自分の生活様式を改善していこうと思います。
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ゴアさん。 (はっちん)
2007-02-02 09:57:40
ミイーさんへ。

早速、ご覧いただいた様でありがとうございます。
緻密で豊富なデーターを時にはユーモアを交え
解説するゴア氏のプレゼン能力は凄いです。

噂では彼がまた、大統領選に出るのでは?との
情報も流れていますが、地球環境のことを考えると
必要なのかもしれないですね。日本にとっては厳しく
‘不都合’かもしれないですが・・・
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自転車 (はっちん)
2007-02-02 10:06:22
nasubiさんへ。

ロードバイクは視野に入ってなかったですね。
でも自転車は好きです。私はママチャリ派かな。
車、バイク、自転車を上手に使い分けるテクが
必要かもしれないです。

ロードバイクも考えてみますね。
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