保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

嵐山花灯路の‘ほっと’ステーション、トロッコ嵐山駅。

2009-12-15 15:16:48 | 京都情報
連日、大勢の人で賑わいをみせる「京都・嵐山花灯路2009」。

渡月橋が架かる嵐山あたりから、竹林の路がある奥嵯峨まで、やわらかい灯りに
導かれ、そぞろ歩くのはなんとも風情があり、京情緒に浸れる空間です。

この情緒ある幻想空間に浸っているとついつい忘れてがちになるのが、
歩いてきた距離とお腹の空き具合です。

そんな、あなたにとっておきの情報をひとつ。。。

緩やかな坂道の竹林の路を登りきり、奥嵯峨へと向かう中間地点に「トロッコ列車嵐山駅」があります。
暗闇に包まれる竹林の中に青色ライトに照らされ出現するこの駅は、
歩きつかれた足と冷えて体を癒してくれる、まさに竹林の「ほっとステーション」。

この‘ほっと’ステーションは、嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車さんが営業時間終了後、花灯路で訪れた人たちの休憩所として開放されているのです。

このトロッコ休憩所の目玉は他の休憩所にはない、美味しくて温かい「売店」です。



その売店の中でも一番人気は京懐石の有名料理人監修で創作された「嵐山豚汁」。

煮干など魚介系から挽いたおだしに豚肉をコクをミックスしたお汁に、京野菜の大根やにんじんなどがふんだんに入った贅沢な一杯。
一口食べれば、寒い夜風に打たれて冷えた体に染み渡る暖かさが美味しさを際立たせます。
これがなんと一杯300円、しかもお隣の神戸南京町・皇蘭の「豚まん」と一緒に食べる
「とんとんセット」なら500円で食べられるというからトロッコ列車恐るべしです!
店の前にはいつも行列のできており、鍋の煮込みが間に合わないほどの盛況ぶりでした。

また、駅門入って左にはみたらし団子やあべかわ餅などを販売する京和菓子の「ひみこ」が、
向かい側には「ホタテの串焼き」などの海鮮串のお店も出店されていました。

駅構内は「木陰の休憩所」や「木製ベンチ」が多数設置させているので、ちょっと
ベンチに腰掛けながら、暖かい食べものに舌鼓をうちいっぷくするのも風情があります。

駅構内からはライトアップされた竹林の路はもちろん、JR山陰線が走る姿も見下ろせます。

嵐山・花灯路にお越しの際は、是非、‘ほっとする’癒しの空間、トロッコ嵐山駅に立ち寄ってみて下さい。