保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川を美しく!GW直前、船頭が「川のお掃除」

2009-04-30 18:54:00 | 保津川エコ・グリーン委員会
明日から5月。GWの本番を前に保津川では今日、船頭衆による
「川のお掃除作戦」が実施されました。

今日の午後2時から行なわれた「川のお掃除」は保津川遊船企業組合のエコ・グリーン委員会が企画したもので、
GW中にお越し下さる観光客に「美しい保津川」をご覧頂きたいと約30名の船頭が参加してくれました。

今回重点的に清掃を実施したのは「保津小橋周辺」と「蛍ヶ淵~宮の下」まで。
いずれも渓谷に入る前の上流部で、流れの緩やかな平川部です。

保津川では先週の土曜日にまとまった雨が降り、河川が増水したことで
いつもの様に上流部や支流からたくさんのゴミが漂流し景観を損ねていました。

特に堤防防御の為に川岸に設置されている「テトラポット」にはペットボトルや
スーパのトレイ、発泡スチロールの破片などのゴミが各所に漂着しています。
ゴミはテトラに吸い込まれる様に集まりゴミの‘たまり’をつくったり、
回収されるのを拒む様にテトラの隙間にもぐり込み、作業を手こずらせます。


足場が悪く、回収し難い箇所には「ラフティング」で接近し拾って回ります。
これならテトラの隙間や影に隠れているゴミも一網打尽!我々遊船の頼もしい「ゴミバスター兵器」です。

約1時間半の作業で回収されたゴミは軽トラ一台分、土嚢袋で「53袋」

その殆どがペットボトルやコンビニ弁当のガラ、スーパーのトレイといった
水に浮かぶゴミでした。前回のゴミ清掃からそれほど日が経ってないことを
考えると先週の増水時に漂着したものが殆どだったと思われます。
それにしても一回の増水(50cm程度)でこれほどたくさん流れてくるとは!

今回の「トンデモごみ」はコレ↓

白色のラッカー用の「シンナー16ℓ缶」です。ほぼ満タン入ったまま捨ててありました。
缶のふたを開けて川に流されていなかったっことだけは救いでした。

そして某パン屋さんの容器。どこかのお店が捨てたのか?はたまた容器を盗まれ
何か物を運ぶのに使われた後に捨てられたものか?
わかりませんが、メーカー名が書いてあるものは十分気をつけてください。

参加して下さった船頭の皆さん、お疲れ様でした。

さあ、これでGWの準備も整いましたね。

新緑が美しい今の保津川を大勢の観光客にご覧頂き、
楽しく気持ちのいい‘川下り’を提供できる様に頑張りましょう!