保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川沿いに咲く「菜の花」

2009-04-17 13:19:48 | 亀岡・保津川を歩く
保津川沿いを春色いっぱいに染めた桜が散り、なんとなく
虚脱感に包まれていた乗船場に、菜の花が咲き、次の
春を運んできまいした。

自然が演出する季節の移ろいは素晴らしいですね。

桜のような絢爛豪華に咲き誇るわけでもなく、何気ない
道端や堤防の斜面に背筋を伸ばすようにしゃきっと立ち
黄色の花を茎いっぱいに咲かせます。

ほのぼのとした春を象徴するような身近さが魅力の花です。


また菜の花は「野菜の花」ということからその名がついたと
いわれる様にビタミンCやミネラルが豊富な緑黄色野菜で、
「おしたし」や「和えもの」して戴く食用としても重宝される
花でもあります。

最近では、いろんな地域で「葉の花プロジェクト」という事業が
推進され、葉の花を転作田に植え、花から採取できる植物油・ナタネ油
を調理油とし、廃油は石鹸や軽油代替燃料(BDF)などに使用する
リサイクル運動も活発に行なわれいるようです。

葉の花畑は養蜂業者さんも蜜(みつ)を作る原料として欠かすことの
できない花畑の一つだといわれています。

葉の花は、時には人の目を楽しませてくれる鑑賞に、また食や生活と
密着した用品として、本当に人の身近にある花なのですね。

保津川沿いではこれから菜の花が色を深め、美しくなる季節。

ぽかぽかした春の陽気に誘われて、保津川沿いの菜の花を観賞
して歩いてみてはいかがでしょうか。


保津川下りの乗船場とJR亀岡駅をつなぐ街道横の田んぼには
「葉の花畑」が整備され明るい黄色の花が畑を一面を覆い、薄紫色の
芝桜と鮮やかな春の競演を演出しています。この壮観な風景は
保津地区の「春の風物詩」として、市民や観光客の目を楽しませています。