保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

相棒~劇場版~観てきました!

2008-05-09 10:31:11 | 映画・芸能界
忙しかったGWも終り、保津川には
いつもの静かな日常が戻ってきました。

久しぶりの休みとなった昨日、今話題の
映画「相棒ー劇場版』ー絶対絶命!42、195km
東京ビックシティーマラソン」を観てきました。

東大卒の頭脳明晰な右京(水谷豊)と熱血漢・薫(寺脇康文)
の対照的な二人の刑事が活躍することで人気のテレビシリーズ
「相棒」ですが、今回の映画化はよくありがちな、
テレビシリーズをスケールアップしただけのそれとは
全く異なり、いい意味で大きく期待を裏切るつくりでした。

もちろん右京、薫の掛け合いや、薫のアクションシーン
の迫力には見るものがありましたが、それ以上に
この映画の主となる題材が見事でした。

まだ、これからご覧になられる方も多いと思いますので
あまり詳しくはお教えできませんが、これは娯楽映画と
いうより、今の日本社会の姿を浮き彫りにした社会派映画
だったと感じました。

テレビに出演する有名人の連続殺人事件は、以前
日本の国が犯した罪の記憶へと繋がっていく。

政府とマスコミ、日本国民の罪を導き出そうと、チェスの暗号で
誘導していく謎の犯人。その謎解きに挑む右京と薫。
その緊迫した事件の中で、明らかにされるある家族の苦悩と
心の葛藤など内面を描き、訴えかけるヒューマン・ストーリです。

また、西田敏行さんや津川雅彦さん、平幹二朗さん
など大物俳優の演技がこのストーリにリアリティーを
吹き込むのに十分でした。
このような個性の強い大物役者さんの中にあって、
我らが陣川公平警部補役・原田龍二さんも重要な
役回りとして登場してます。
ストーリ的に今までのキャラは封印し、24時間
インターネットのSNSを監視し事件のヒントを
探ろうとする情熱ある警官役でした。

映画館には朝一番の上映に行ったのですが、
GW明けにもかかわらず、席はほぼ詰っています。
そしてなんと!期待したパンフレット
も売り切れて販売していませんでした!

恐るべき人気にです。

上映の最後に‘この映画はフィクションです’
というテロップが流れた時はさすがに考えさせられ
しばらく席を立つことが出来ませんでした。

まだ、ご覧になられていない方は是非、劇場へ
足を運んでみてください。
きっと満足していただける‘作品’だと思います。