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仏間 床の間 欄間

2010-08-03 22:56:50 | 「捨てる」より「生かす」ために
ごひいきいただいてるお客様のお宅で
今日はお盆準備のお手伝いにお邪魔いたしました。

お仏壇と仏具のお手入れは年に2度。

仏具は 金箔仕上げや純金のモノなど
デリケートで繊細なものが多いので
ホワイトグローブをはめた手で 丁寧に磨きます。

最近の日本家屋では
仏間を仏間として
床の間を床の間として 
本来の目的通りに使用しているお宅はずいぶん少なくなりました。

(物置化している・・・)


こちらの仏間は

畳の上に座卓
モダンな幾何学模様の伝統工芸品「組子の衝立」

床の間には 芍薬の掛け軸と壷


そして
仏間と隣り合う二間続きの和室の間に 
見事な透かし欄間があり 
「格式ある日本の和室とは、芸術鑑賞の場でもある」と気付かせてくれます。


そもそも欄間とは、電気のない時代に換気や採光の機能を果たし、
日本間の陰鬱礼賛な空間づくりにひと役買った存在だそうで、

欄間という建築工芸を購入するからには、住まい手もそれを活かす覚悟がいる。
家を建て直しても 欄間と大黒柱だけは持ち越した話はよく聞きます。


一方、マンションやプレハブ住宅全盛の現代では どんどん排除されて

暮らしの中から 本物のアートやデザインや伝統が失われた代わりに 
ホルムアルデヒドと溢れかえるモノに侵食されているのよ~

 ほっんとーにもったいない!

「欄間って何?」と言う若い人をかわいそうにさえ思う


「捨てろ捨てろ」と大合唱の昨今だけど
私は「捨てる前に考えろよ」 と いつもいつも思う。

「何のために」「何を残すか」「どう生かすか」 まずソコから整理収納は始まる。
現場主義から それを学び、伝え続ける整理収納アドバイザーでいたい。

欄間を見て再確認した暑い日でした













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